ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「自分は間違っていない」って厄介だな


こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

ある採用コンサルタントの人と、一緒に仕事をしました。

クライアントとの打ち合わせに一緒に参加して、今年度の新卒採用の活動の振り返りと次年度の方針決定についてを話し合う場だったのですが・・・まぁこれが、イライラしました。

 

ここに書いた人なんだけど、思い込みが激しいというか、自分に都合のよい論を組み立てがちというか、他人から否定されないようにすっごく予防線を張りがちというか、という感じの人。

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Webでの説明会参加は、意欲がない?

その人含めて打ち合わせをしていたのですが、とにかく噛み合わない。

クライアントはわりと郊外というか遠方というか、アクセスがなかなか悪いところにあるので、地方都市の貸し会議室で会社説明会をしています。

私とクライアントが、「来年はWebで、Zoomとかで説明会しましょうかね?」と盛り上がっている中、断固反対。

 

「来場するというところで、学生の意欲がはかれる」と、来場型の説明会をゴリ押し。

 

そのクライアントの場合、メインで説明するのはそのコンサルタントの方なんだけど、「その場で話すことで学生の反応がわかる」「Webだとやる気がない人も来てしまう」とか言っている。

でも、学生の反応がわからないと不安になるのは話者であるその方自身であり、学生が来る時点でやる気がある/なしではなく、あなたの仕事は「やる気にさせることができる説明ができるかどうか」なんだけどな・・・と思う。

なんか、そういうところからも、とにかく「自分が悪いわけではない!」を感じてしまうのは、私の心が狭いからなのだろうか。

 

・・・っていうか、その説明会に行っても、会社の社屋が見れるわけじゃないからね。

最寄りの地方都市に行くことに、正直何の意味もないんですよね、その採用コンサルタントのオッサンに会いに行くくらいで。

 

そりゃ、面接で「現地に来てくれ」で断られるなら「学生の意欲が足らん!」ってなるかもしれないけど(その時点で「足を運ぶ対象として選ばれなかった」っていうのはある)、選考でも何でもない説明会で、当社に対する意欲!とか言われても困りますよな・・・と思ってしまう。

 

それは、私が売り手市場に対応しすぎているのかもしれないけど。

 

でも、今時「Webで説明会に参加する奴はやる気がない!」って言うなんて、「Web商談なんぞありえん!提案するなら遠くてもウチへ来い!契約するかどうかはわからん!」とか言うコロナ前の人間かよ・・・と思ってしまう。

 

こういう時に、「やっぱり時代に応じたアップデートが出来ないと、どんどん的はずれな発言するようになるのかしら?」なんて思ってしまう。

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結局「自分は間違ってない!」なのね

ああだこうだ言いつつも、「来年はWebも何回かやってみて、反応見てみてもいいかもしれませんね~」みたいな話の流れになってきたところ、採用コンサルタントの方が言いました。

 

「今年の採用活動が失敗だったというわけではない!」

 

・・・やっぱりそうですか。

 

彼は、「Webでの説明会をやってみようか」を「今年のやり方はダメだったから、来年は違うやり方をやってみよう」と受け止めていたんだな、と思った。

違うんだよ、より良いやり方があればとか、他のルートからも選考に参加してもらえたらとかを考えているんだよ。

 

・・・と思ったしそう言ったんだけど、「より良いものを探す=悪かったってことじゃないか?悪くはない!」とか言われそうだから、「もうそれでもいいっす」となってしまった。

 

この人はそうやって「自分のやり方が否定されている!」と思いがちなのだ。

というか、「自分の考えが常に正しい!」なのかもしれない。

 

・・・厄介だな。

 

 

自信と固執と、柔軟性と優柔不断と

今回のあれこれで、自分の仕事に自信を持って取り組むのは結構なんだけど、その仕事の結果をきちんと冷静に受け止めるとか、間違っていることや時代の変化があった時にそれを受け入れていかに自分のやり方を早く修正するかって、同じ仕事を10年以上続けていると、そして40代くらいになってある程度偉くなると、結構重要になってくるんだろうな・・・なんてことを思った。

 

かく言う私も、もう15年目ですからね。

 

なんだかんだで、自分の仕事のスタイルが確立されて、それが良いと言ってくれるお客様がついて・・・ってなっていると、それに固執してしまって、失敗することもありうる。

 

というか、最近もあったし。

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年を取れば取るほど、「いや、それは間違っていると思います」と意見してくれる人も減り、自分のやり方に固執するようになり・・・というリスクがあるんだなぁということを、ひしひしと感じた。

 

だから、ベテランという立場になったら、常に「自分は正しい」と自信満々でいながら、その中でこっそり「もしかしたら自分の考えが間違っているかもしれない」と疑って自省する、っていうのを続けていかなければいけないんだろうな、とイライラの原因をあれこれ考えていて思ったのでした。

 

 

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