ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

豊富な業界経験を武器に独立しても、それが生きるのはたった3年なのだ

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

「豊富な業界経験をした後に独立したコンサルタント」と聞く、と皆さんはどんな印象を持たれますか?

 

「すごい経験や知識がある人だ」

「頼りになる」

「会社の方針にとらわれないから、最適な提案をしてくれる」

・・・そんなポジティブな印象があるかもしれません。

 

人材業界は、営業経験を数年または数十年したのちに独立して、採用コンサルタントになるというような人が多い所ですから、私もそういうコンサルタントの方と一緒にお仕事をすることも多々あります。

でも、先ほど言ったような 良い印象を持つコンサルタントさんというのは、正直あまりいないなというのが私の印象です。

 

 

情報の鮮度が落ちる問題

採用手法の世界というのは、日々変化しています。

手法もそうですし、それに伴うツール・テクノロジーなどなども日々変わっていきます。

 

私は会社員として、勉強会やセミナーなどに行き、色々な企業や取引先から情報を聞き・・・という形で情報収集をし、それをお客様に伝えるというようなことを繰り返すことで、新しい 情報を得たり、それをもとに提案したりしています。

仕事をしながら情報が入ってくる・・・これは会社員であることの最大のメリットですね。

 

コンサルタントの方は独立してしまうと、なかなかそういった「非公開の情報」というのが入って来づらくなります。

色んなルートを使えばもちろん情報を得ることは出来るのですが、それでも私が知っているような方は、少し情報が遅れていたり、むしろ入ってきていないことが多いなというような印象です。

 

 

自分のやり方にとらわれている説

なぜ新しい情報を得るのが遅れてしまうのか?

情報を確保する手段がないからということもあります。

でも、私が大きいと思うのは、コンサルタントとしての自分の手法・やり方に自信を持ちすぎていて、その理論のもとにコンサルティングを行っているから、新しいものを取り入れることに少し抵抗があるのではないか?と思うのです。

「自分のやり方が正しい」、そう思って独立して、自分のやり方を貫くからこそ、そしてそのやり方でクライアントが付いてきているからこそ、新しい手法には懐疑的になってしまう・・・そんな人が多い気がするのです。

 

確かにその手法だと、3年前は上手くいったかもしれません。

でも、今はその手法は古いし下火になっている・・・そんなことも、コンサルタントの方は、自信を持ってお客様に提案しているし、最新の情報を言うと、「そんなのはすぐ廃れる」と一蹴される。

そんな風景を見ると、独立して一人でやっていくというのは、結構大変だなと思うのです。

 

 

常に勉強し続けられる人じゃないと、3年で古い人になる

会社員でいると、仕事上で最新の情報は自然と入ってきます。

でも、その環境が当たり前だと思っていると、独立するとその情報網はパタッと絶え、「コンサルタントなら、こういうのは知っていて当たり前」と周りに思われて、情報提供もされなくなってきます。

 

そうすると、3年くらいで、古い情報しか持っていない人になってしまうのです。

 

そのまま勉強をせずに、昔の方法に固執しながらコンサルをしていると、どうなるか?

成果が出なくなると、付いてくる顧客が少しずつ減ってきます。

 

今年の端的な例で言うと、Webでの選考を断固拒否しているコンサルタントとかですね。

「この私が、直接対面で学生と接するからこそ、上手く行くのだ」と言い張っている彼ですが、学生からすれば威圧的で古臭いことしか言わないおじさんなんだけどな・・・と思ってしまう。

 

コンサルタントとして自分の「軸」を持ちながら、常に新しい情報については得る努力をし続け、自分の方法についても磨きをかけていく・・・これができるコンサルタントは長いスパンで活躍できると思います。

 

私が見ている限り、そんな人見当たらないのが、独立の難しいところなんですよね・・・

 

 

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