こんにちは、ドクダミ淑子です。
最近、なんだかんだで子どもを叱る、というか私がキレることが増えてきました。
特に、夜寝ない問題ね。
夜寝ない=健康に関わると思うから、ついつい強く「寝なさい!」と言ってしまい、そのままケンカになったりしていた。
この状況は良くないんだろうな・・・と思いつつも、じゃあどうすればいいか?の答えが自分の中になかったので、書店でこちらを買ってみました。
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どんな内容なの?
公式サイトによると、こんな内容です。
アドラー心理学に学ぶ対等な親子関係とは
今ここでどうするか、どんな言葉をかけるのか
「ありがとう」「助かったよ」の
勇気づけの声かけと対等な親子関係で子育ては楽しくなるミリオンセラー『嫌われる勇気』著者・岸見一郎氏による
親子で一緒に成長する知恵をまとめた一冊。
各章は、こちら。
第1章 ≪アドラーの子育て論≫ 子どもの行動を理解しよう
第2章 ≪アドラーの子育て論≫ 子どもを叱らない
第3章 ≪アドラーの子育て論≫ 子どもをほめない
第4章 ≪アドラーの子育て論≫ 子どもを勇気づけよう
第5章 ≪アドラーの子育て論≫ 子どもの自立を助けよう
子どもはなぜ叱られるようなことをするのか?
まず、第1章の「なぜ、子どもは問題行動を起こすのか?」みたいなところから、頭をガツンとやられました。
子どもが問題行動を起こすのは「どんな形でも自分に注目をしてもらいたいから」。
自分に注目してもらえない→問題行動を起こす→叱られる→「叱る」という形ではあるが、親の注目をゲットできたという成功体験を得る→注目されたい(叱られたい)からさらに問題行動を起こす・・・のループになっている、という話だった。
たしかに、私のここ最近の子どもを叱る流れが、そんな感じになっているような気もする。
そして全然ふざけるのを止めないので、ついつい大きな声で叱って(怒鳴って)しまう。
私がマジ切れモードになると子どもは静かになるんだけれども、それを改めて子どもの目線で考えると、「街中で突然大声で叫び出す人」みたいな感じになっているんだろうなと気づいた。
私は私で「大声でキレたそぶりをすれば、子どもが静かになる」というアカン成功体験を積んでしまっていたのだ。
そういう、突然キレる相手に対して信頼ができるかというと、できないよなぁ・・・
でも、逆に「ほめる」というのが良いかというとそうではなく、子どもの行動原理が「ほめられたいから」になってしまい、他人からの評価のために動くような人間になってしまう、と。
これもわかる。
子どもを対等なパートナーと見て、叱らずほめず、お互いの「信頼感」をベースに、大人は子どもを「勇気づけ」しながら寄り添っていく・・・ということを、丁寧でわかりやすい言葉で書かれていました。
大きな声を出すから嫌だ
ちょうど、これを読む前くらいが私のイライラガミガミのピークで、慣らし保育期間のお昼寝(寝ないくせいに起きない)、夜の寝かしつけ(寝ないくせに起きない)と精神的に「キて」いました。
そして「寝なさい!」「なんで寝ないの!」「夜になったら寝るの!」「もう23時だよ!」と大きな声で言っていました。
怒鳴ることで子どもが静かになっていたものの、なんか違うな・・・とは思っていましたが、じゃあ他にどうすればいいんだろう?の答えがなかった。
んで、もう無理!と夜に友達と遊びに行ったタイミングで、パパに「ママが大きな声を出すから、この部屋で寝たくない」と言ってきたそうです。
私は正直なところ、「私はもうイライラして仕方ないから、毎日の寝かしつけをパパに代わって欲しい」とずっと言っていたので、「そうなる前に貴様が代わってくれればよかったものを!」とさらにイライラしたのですが、一晩考えて、またこの本を読んで、自分の行いが間違っていたことを反省し、叱らないぞと決めました。
「叱らない」を実践してみる
以前大爆発したものの、子どものおもちゃ持ち込みは終わらなくて、この後も「ママの寝かしつけの時には」おもちゃを何個も持ち込んでいました。
寝室とリビングを行ったり来たりして、あれを忘れただの、これが要るだのとうろうろ・・・少し前までの私だったら、「いい加減にしなさい!」と怒るところでしたが、気持ちを改めたので、本人と話をしてみました。
「○○を持ってこなくちゃ」「わかった、じゃあ持ってきてね。それでおしまい、ねんね。ママは信じて待っているからね」
結果・・・リビングで遊び始めました(ズコー!)。
でも、「ママと約束したでしょ?」「ママに怒られるよ?」とパパが言うと、はたと思いだして「そうだった!」と寝室に戻ってきて、そのまま寝ました。
本当のところ、「怒られるからちゃんとしなさい」って言うパパはよろしくないな・・・と思うけれども、その辺は目をつぶることにしました。
彼が「他の人に怒られるからやめなさい」というのはもう彼自身が気づかないと直らない癖なのだと思う。
なるべく叱らずに頑張ります
ちょうど生理前だったということもあったのだろうか?
本当にイライラする時期だった。
そういう時に「淑子が子どもと接することができなくてどうするんだ?」「寝かしつけとお風呂は淑子の仕事」と、なぜか逃げ道ではなく試練を与える夫でさらに私は追い詰められていたんだけれども、生理が始まりこの本を読んで・・・とやって、色々なことが少し自分の中で腑に落ちて、子どもとのやりとりでの落ち着きを取り戻してきた気がする。
これは、ついつい叱ってしまうなと思うことがあったら、定期的に読み返していきたいなと思う1冊でした。
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