こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、午前と午後で、不動産会社さんに訪問をしました。
1人が社長で、もう1人が副社長。
両方ともが、採用選考の場において「絶対に対面で」といていたのがとても印象的でした。
まぁ、気持ちはわかります。
「ウチの会社に入りたいのに、来社を面倒くさがっていてはどうする?」とか、「表情や雰囲気を直接見ることでその人が信用できる人間かどうかが判断できる」とか。
特に不動産業みたいな大きな買い物の際には、「その人が信頼できる人間か」というのをFace to Faceで確認することはとても大事なんだろうな・・・とも思う。
WEBミーティングが便利すぎて
ただその一方で、WEBミーティングに慣れすぎていて、もはやその便利さから離れられないなぁと思う私もいる。
だって、こちらからすれば「移動時間がなく」「いつでもどこでも参加できる」んですもの。
それはオフィスの場所にも関係がなくなってくる。
昨日も東京・大阪・名古屋と3拠点の人と会議をしたけれども、「来社が当然」の社会だったら、3人のうち2人が新幹線で移動しなければいけなかったのだ。
それが、移動の時間もなく会議ができる。
やっぱりこれはとても大きい。
場合によっては自宅からも参加できるのだ。
今の時代は、(業種にもよるが)本当にどこに住んでもネット環境さえあれば仕事ができる時代になってきている。
そんな環境に向けて、色々な障壁は取るに越したことはない(が、なかなか移行できない企業も多いことは事実である)。
採用する側とされる側の不公平さ
「来社してもらう」側からすれば、特に移動も必要なくただ来るのを待っているだけだと思うけれども、そういう「負担がある人とない人の上下関係というかアンフェアさがあるというのは、「下」の立場からすると、「なんだかなぁ」と思う。
お願いごとがあればこちらに来い、来て当然というのはわからなくもないんだけれども、こと採用活動においては今の時代もう「雇ってあげる」「雇ってもらう」ではなくなっている。
「入社してもらう」「入社してあげる」という場合もある。
特に、優秀な人の場合。
そういうことで、貴重な機会を逃しているんじゃないかな・・・なんて思うこともなくはない。
だって、「来社必須」って言った途端に「古い体質の会社なのかな?」って思うわけで。
「やめておこう」ってなる可能性だってゼロではない。
っていうか、そういう可能性も大いにあると思うのだ。
対面の重み
とはいえ、2人の経営トップが言っているということは、やはり対面でないと見抜けないことや、対面にすることで得られるものはあるのだろうなと思う。*1
となると、「来社での面接」というのは、企業側が「対面ではないとわからないことを見せていただく場」となり、「見せてもらうためにわざわざ時間と交通費をかけて来てもらう」となる。
だから、面接に交通費以上の謝礼を払っているところもある。
Webでの打ち合わせや面接が当たり前になる中で、相対的に対面での打ち合わせの重さが増してくる・・・まぁ、不動産の社長達はそんな気持ちもなく、バンバン呼び出してくるんだけどね。*2
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