こんにちは、ドクダミ淑子です。
今回は、タイトルの話なんですけれども。
数年同じマンションに住んでいると、思わぬところに個人情報を把握している人が出てくるなぁって話です。
「朝早くからすみません」と言われましても
その配達員さんに違和感を覚えたのは、朝の配送をする時。
必ず「朝早くから申し訳ございません」「朝にすみません」って言いながら配送してくるんですね。
しかもそれが産休育休中だと9時台くらいとかで・・・さすがに起きてるって!全然早くないって!って時間に「申し訳ございません」と言ってくる。
自分自身で午前指定している場合だってあるんだし、送り主との連絡の結果午前指定になっている場合もあるのに・・・と不思議に思っていました。
そして、夕飯時(むしろそっちの方が忙しい)には何も言わずに渡されたりして、それもあってモヤモヤしていました。
「夕方の忙しい時にすみません」と言って欲しいわけではなくて、だったら「朝早くからすみません」だけ連呼しなくても・・・と思ってしまった。
そこから、そのおじさんがちょっと気になってきたのです。
品目をしっかり伝えてくれるのです
あとは、他の配達員さんだとあまり「ん?」って思ったことがなかったけれども、どこからの何か、というのをしっかり伝えてくれるんですよね。
「タカラトミー様からの株主優待品です」とか、「○○様からの焼き菓子です」とか。
ん?まぁ書いてあることを読み上げているだけなんだけれども、他の人にそんな風に言われたことがあるかな?
「冷蔵品でーす」くらいは言われたことはあるけれども、ああいう風に送り主の名前はあまり言われたことなかった。
送り主と品目を読み上げられると、配達員さんって色々な住民の情報を把握しているんだなぁ・・・と改めて思ってしまった。
「休みの日に家族でお出かけ、いいですね」
うちはマンションだから、毎日数回、なんだかんだで宅配業者さんは来ていると思うのですが、土曜日の朝に家族3人で出かけようとエレベーターに乗ったら、ちょうどその人とエレベーターが一緒になりました。
軽く挨拶をすると、「おはようございます、家族でお出かけいいですね。いってらっしゃい」と言われたので、曖昧な笑顔で返しておきました。
なんか、この人だけ近所のおじちゃん感がすごいするんだよな・・・
赤帽の人なんだけれども、ヤマトさんとも佐川さんとも違う、なんていうか「宅配業者の人」というよりも、「あのおじさん」って感じの個性が出ている。
そして私は、そういう人にはなんとなく警戒してしまう。
なんか、ただの善いおじさんならいいのかもしれないけれども、この人が悪さをしようとしたら、うちの事情って結構把握されているよなと思う。
住所・氏名・電話番号・義母(何かにつけて物を送ってくる)の名前や夫の実家の住所・どこの株を買っているかとか、楽天で何を頼んでいるかとか、私と子どもが出かける時間とか・・・利用しようと思ったら色々な情報がある。
他の宅配業者さんもそうなんだと思うけれども、他の人以上になんか人間っぽさを出してくるので、なんとなくだけれども怖さを感じてしまうのだ。
田舎を感じる
私は、片田舎の出身なので、この手の「周辺住民の個人情報を把握する人」が割とたくさんいた環境で育ってきたので、なんかちょっとアレルギーというか、ビビッと来てしまったのかもしれない。
近所の人のことをあまり気にしない都会ってめちゃくちゃ楽だなぁと思っていたけれども、こうやって長く(といってもまだ数年)、同じ場所に住み続けていると、色々な「顔見知り」も増えてくるし、ママ友までも行かなくてもよく見る人って増えてくるし、人間関係も出来てくるよな。
当たり前だけれども。
スーパーはほぼ毎日行っているので、店員さんも「またあの親子か」と思っているに違いない。
「田舎」というか、今まで仕事や生活の一点だけで接しているからその人の性格や人生を慮る必要がなかった、こちらからするとNPCプレイヤーみたいな存在だった人が、そうじゃなくなった瞬間に思うことがあるのかもしれない。
彼には、家族はいるのだろうか?
「いいですねぇ」という言葉をどんな背景で発しているのか?
できれば、宅配業者さんはそういうことを考えさせる余地を見せないで欲しい、と心が狭い私は思ってしまうのだ。
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