こんにちは、ドクダミ淑子です。
はあちゅうさんが、息子さんと一緒に青パパイヤ農園を見に行ったというブログを読みました。
画像は右記より引用:
https://www.nichireifoods.co.jp/media/16878/
これで、学びだとか特別な体験だとか言っているんすか・・・と、公園めぐりで忙しい私は思ってしまったな。
学びにはプロセスがあると思う
かくいう私も、たぶん「教育熱心な親」の部類なんですけどね。
知育ワークで数字や平仮名の勉強をしてみたり、音楽教室に通わせてみたり。
ただ、学びっていうのはプロセスがあるものだと思っていて。
そのプロセスを踏んでいくからこそ、学びが実となるのではないか?と思っている。
たとえば、「数字」を教えるにしても、いきなり「数字っていうものがあります。これが1です。さあ書いてみましょう」みたいなワークよりも、「1つのお皿にりんごを置きましょう」「2人のお皿それぞれにりんごを1個おきましょう」「2個ずつ置きましょう」をある程度やって、「どうやらものの多い少ないを見る尺度ってものがありそうだぞ」と気づかせてからの「1」、になるようなワークの方が納得感もあるし面白いと思うんですよね。
文字や数を知らない間に、いかに「発見」させるか・・・なんて考えて色々と買っているんだけど、意外とそういうコンセプトのワークはなかったりする。
だから、ワークじゃなくて普段の生活の中でそういう会話を多めにしたり、ミニトマトを配らせたりしている。
余談だけど、そういう意味で私とヤマハ音楽教室のカリキュラムは、わりと考えがあっていると思う。
突然田植えさせるのと一緒だよね
さて、そんな中のはあちゅう先生の青パパイヤ農園。
ある日突然、見知らぬ暑い場所に連れていかれて、見たことない緑色の実を渡されて、それにナイフを入れたら汁が出てきた・・・って、「はて?」としかならないと思いました。
「とりあえず田植え」と発想が同じよね。
東京から2時間かけて、田舎の田んぼへ行き、その場で説明を受けて田植えをして、半年後に刈り取って脱穀して精米して・・・ってやったら、ご飯がどういうプロセスで出来るかわかるかもしれないけど、それをやる前に写真でも図鑑でも説明は出来るだろうし、田植えして収穫の時だけ行くのもあんまり意味がないと思う。
遠いし泥だらけになるから物珍しさで「やった気になるアクティビティ」だけど、前後に何もなければただの泥遊びで終わってしまう。
そういう、家庭での気付きとかをすっ飛ばして、「とりあえず田植えに行けばわかるっしょ!」みたいなものを、はあちゅうさんの青パパイヤ農園で思った。
・・・って青パパイヤ、米より馴染みないよね!?
せめてバナナ農園に連れていってやれよ。
特別な場所に行き、特別な体験を?
映えスポットを巡って様々な場所を紹介するインフルエンサーと子育ての相性ってあまりよくない。
・・・というのも、特別な場所に行くことが必ずしも子どもにとって良いことではない場合もあるからだ。
子どものタイプにもよるけれども、いつも違う場所に連れていかれるよりも、いつもと同じ場所の方が安心できる子も多い気がする。
というか、人間の多くにはルーティンを好む性質があって、逆にいつも違うことをしたい人は少ないのではないかと思う。
はあちゅうさんの息子さんも、(私の見た感じだと)新しい場所よりもいつもの場所、みたいなタイプで、それなのに母親が「同じ公園は私が飽きるから」「近所の公園は公開できないから」って理由で色々と連れ回しているように見える。
そして、「新しい場所に連れていけば学びになる」と思っているような気もする。
幼児期に突然博物館へ連れていったり・・・さかなクンの伝記でも読んだ?
それよりも、いつも1人で遊んでいるトミカやいつも1人で見せているYouTubeなどを、時々は一緒に遊んであげたり見てあげたりした方が、学びが広がると思うわよ。
「うちの子、絵本を読みたがらないんです~」と2歳半の時点で買って渡せば読むと思ってるはあちゅうさん。
絵本たくさん買ったのに、
車の本しか手に取ってくれないんですよね~
長所伸ばす方式でいきたいので、
車が好きなら、どんどん車に
詳しくなったらいいさーと思って、
買い与えてますが。
ストーリーがあるものには
まだ興味を示してくれなくて
(これから興味持ってくれるんだろうか…!)
息子は図鑑好きです。
絵本を全然読まない息子 | はあちゅうオフィシャルブログ「お買い物日記」Powered by Ameba
これからも、青パパイヤ農園やオリーブ農園、酒蔵やビール工場など、様々な場所へ子どもを連れていって、「勉強させてあげた」「新しい世界を見せてあげた」「買い与えた」と子育てしている気になるんだろうな・・・と思いました。
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