ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

ぞわぞわする言葉たち

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

「〇〇を卒業」って言葉。

 

AKBを卒業、<社名>を卒業・・・と、大した違和感もなく受け入れられつつある今日この頃ですが、ある日ふと思ったのです。

 

キモくない?

 

 

夫婦を卒業?離婚って言えや!

きっかけは、こちらのニュース。

 

「夫婦を卒業しました」三浦瑠麗氏Xで離婚を発表 今後も三浦姓を選択 21年にベストマザー賞 - スポーツ報知

 

「卒業じゃなくて中退だろ?」といツッコミがあって、まさにその通り!と思った。

 

なんなんでしょうね?

こういう「私はあえて離婚とは言いません!ポジティブなお別れなんです!」みたいな人が逆に離婚の悪いイメージを植え付けていたり、離婚という言葉の持つネガティブ要素に引きずられている気がするんですけど。

 

「夫婦から子育てパートナーへ移行」とかね。

つまり「夫婦としては破綻」なんだけど、それをポジティブな表現に無理矢理置き換えている感。

 

あと、「満期退学」とかね。

大学生の場合「留年しまくって大学に8年いたけれども(つまり4留)、単位取りきれなかったので除籍になる」って言う、卒業できなかなったパターンなのに、なんとなく良い感じに聞こえるやつ。

 

・・・とか書いていたら、こんな記事も見つけました。

「東京大学満期退学」アピールに見る、世間をまだ知らない若者を転がさない社会の重要性|山本一郎(やまもといちろう)

 

とにかく、「なんとなく耳障りの良い言葉に変換しちゃう」っていうのに、ゾワゾワするんですわ。

 

・・・っていうのと、「私は世間一般がイメージするような〇〇とは違う〇〇をしているんですよ?」みたいな感じ?

わざわざ結婚を「結婚はスタバのコーヒー、事実婚はドリンクバー」とか言って、「カスタマイズ出来ても中身はコーヒーで同じ」って言う人もいたしな(フラペチーノは?)。

 

何かと「多くの人は〇〇を好むと思いますが、そうじゃない私!素敵ィ!」を感じてしまう。

 

・・・それは私の物の見方が歪んでいるからかもしれないけど。

 

 

「傘がお守り」って、ゾワゾワしてこない?

そんなことをモヤモヤ考えていたら、「あ、これもキモいわ」って思った言葉がある。

 

「傘がお守り」ってやつ。

 

つまりは「たぶん大丈夫だと思うけど雨が降るかもしれないから、念のため折り畳み傘を持っていくと安心だぞ!」ってことなんだけれども、それを「おまもり」っていうワードに変換することがぶりっ子っぽくて気持ち悪いな・・・なんて思ってしまった。

「お守り」ってどのくらい効果があるんだろうか?

本人の安心感が増すけれども、効果があるかどうかはわからない・・・ってところも「お守り」という言葉に含まれているのだろうか?

 

だとしたら・・・深いな、「傘がお守り」。

 

時々ひっくり返る、お守り。

 

でも、「傘がお守りです」よりも、「念のため折り畳み傘をお持ちください」の方がストレートでわかりやすいので、そっちを使ってほしい。

 

 

「良いこと言った感じにしてぼかす」が嫌なのよね

こういう、「ちょっと良いこと言った感じにして、都合の悪いことをごまかす」って感じのが嫌なんですわ。

 

「自分は離婚じゃない!離婚って言ったら結婚失敗したみたいになるから・・・夫婦を卒業!」とか、「雨が降らなかったら文句言われそうだから、お守りよお守り!当たらなくても悪くない」みたいな。

 

そういうのを「良いコピーライティングだ」って思うこともあるだろうし、思う人もいるだろうけど、ひねくれた私はだいたい「ケッ」「キモい」と思ってしまうのです。

 

 

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