こんにちは、ドクダミ淑子です。
最近、少しだけ時間の使い方が上手くなってきたのか(スプラの時間が少なくなってきたのか)、少し前よりも読書する時間が増えてきました。
なんだけど・・・なんか読めないなぁと思うことも出てきた。
文章が頭に入ってこない
たとえばこちら。
銀色夏生さんの、旅行エッセイ。
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旅行エッセイ、いいなぁ・・・と思って買ってみて、そして一応読み終わったんだけれども、なんか文章が全然頭に入ってこなかった。
同じ旅行モノでも、こちらは楽しく読めたのになぁ・・・
日本語として、平仮名と漢字の組み合わせとしての文章は、読めている。
でも、その文章が読んだ先から右の耳から入って左の耳から抜けていくように・・・何も記憶に残っていない。
なぜなのだろう?と考えてしまった。
このエッセイは、銀色さんが海外旅行のツアーに参加する内容なんだけど、別にツアー旅行が好きというわけではなく、むしろ色々「窮屈」を感じてばかりいる。
面倒臭そうな性格の同行者や、妙な人に妙な言葉をかけられたり、あまり気乗りしないアクティビティに参加しながら、やっぱり違うな・・・と思ったり。
んで大体「こういう旅はもう二度としないだろう」みたいな内容で終わる。
銀色さんご自身が、「旅(特にツアー旅行)」というものに距離を置いているからか、没入出来なかったのかもしれない。
固有名詞が苦手かもしれない説
まぁそんな感じで、「大丈夫か!?私よ!」と思っていたんだけれども、そんな時に「日本史」の教科書を読んだんですね。
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きっかけは週刊少年ジャンプで連載中の『逃げ上手の若君』なんだけど。
それで読み直してみたら・・・まぁこれも頭に入らないんですわ。
全然わからん!何度読んでも冒頭で紹介したエッセイみたいに、脳の中で言葉だけがツルツルと滑って何もしみ込んでいかない感覚。
・・・これはいよいよ、私の脳みそがヤバいんじゃないか?
そう思ったんだけど、次に読んだこちらは、スルっと頭に入ってきた。
その次にこちらも読んだんだけど、それもスルっと頭に入ってきた。
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これは感想ブログは書かないと思うけれども、登場人物全員が怪しくて、全員がどこかしら歪んでいて、最後まで真相がわからない正統派ミステリーって感じで面白かった。
もしかしたら、私は「たくさんの固有名詞」とか「登場人物が一度に大量に出てくる物語」とかが苦手なのかもしれない。
銀色さんのエッセイも、他のお客さんと共にツアーで色々な場所を巡るみたいな内容だったから、私の頭が混乱して、その結果シャットダウンというか理解とか記憶とかの一切を拒絶していたのかもしれないな・・・
本が読めない問題とどう向き合うか
このことは別に今始まったことではなく、昔からそうだったかもしれないな・・・と思う。
登場人物が多すぎる小説なんかは、冒頭の人物紹介みたいなのを頻繁に見直していたし、高校での日本史世界史もそんなに得意ではなかった。
源氏物語も登場人物が多すぎてよくわからん!だったけれども、マンガ『あさきゆめみし』でどうにか理解できた。
なんというか、ストーリーがきちんとあれば理解できるけれども、教科書みたいな文章でちょろっと書かれているものを自分の脳みその中で繋げるのが苦手なのかもしれない。
今回ちょっとショックだったこの問題。
ただ疲れているだけなのか、元々そういう性質なのか、何か今問題を抱えているのか、
加齢に伴うアレコレの一環なのか・・・
まぁ、また色々読みながら考えていくとしましょう。
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