こんにちは、ドクダミ淑子です。
はあちゅうさんが、土曜日のnoteでこんなことを書いていました。
ワーママという言葉に私が持つイメージは「仕事が終わるやいなや、同僚に謝りながら職場を飛び出し、保育園までダッシュ、その後スーパーに寄って、ご飯作り、お風呂、寝かしつけが終わるまで怒涛、全てが終わった後は余力ゼロでヘトヘト」だったんだけど、なんたる違いだろう…。
まぁ、私も最近余力ゼロでヘトヘトなんですけどね。
でも、なんかこういう「ステレオタイプ」みたいなイメージで「ワーママ(ワーキングマザーの略)」を語られると、「んんんん~っ?」ってなってしまう。
少なくとも私は、「同僚に謝りながら職場を飛び出す」ではなくて、クソデカボイスで「お先に失礼しま~す」と明るく元気に宣言をして、定時に帰っていく生活をしている。
その後は怒濤だけど・・・怒濤だけど・・・
私が堂々と退勤していける理由は、仕事の種類と会社の体質にあるのかもしれない
子どもの体力モリモリ問題は、もう完全に我が家の問題なので仕方がないと思っている。
その分、寝る時はわりとコテンと寝る。
自分で「ねんね~」と言ってぬいぐるみを持って寝室に行き、スリーパーを着て電気を消すからと抱っこしろと要求し、「鍵は閉めなくていいのかね?」と指を差して聞いてくれる。
うん、以前は寝室から脱走していたから鍵を閉めていたんだけどね、君が脱走しなくなったら鍵は必要ないんだよ?
寝落ちしちゃうこともあるけれども、深夜に起きてなんだかんだで自由時間も作っているので、それにも特に不満はない。
まぁ、そこよりも「同僚に謝りながら職場を飛び出し」のところが違和感モリモリだったんですよね。
私は一切、それがない。
なぜだろう?と考えた時、仕事のジャンルと会社の体質というか方針というか、が関係しているんじゃないか?と思ったのです。
以下、色々と挙げてみましょう。
これは転職先選びの際にもわりと役に立つかもしれないな。
個人単位での営業職
これが1番大きいと思う。
もちろん、チームとかグループとか支社とか全社とか、色々な「全体」の目標もあるんだけど、基本的に売上は全て「営業担当1人のもの」ってスタイルなので、自分の仕事の範囲がわりとはっきりしている。
自分の仕事の範囲がしっかりしているから、とりあえず自分の仕事だけ出来ていれば、会社から咎められることはない。
これが「全てチーム単位での仕事」とか「支社の目標が達成できていなければ、自分の目標達成していても連帯責任」とかだと、ちょっと話は変わってくると思う。
連帯責任ではない=自己責任、なのだが、それはベテランになると当たり前だし、色々なしがらみがない分、やりやすい。
1プロジェクトの期間が比較的短い
私がやっているのは主に中途の社員採用、時々新卒の社員採用、ごく稀にパートやアルバイトの採用。
これは1プロジェクトの期間が比較的短い。
だいたい3ヶ月、短いと1ヶ月くらいなので、それもちょうどいいのかもしれない。
長すぎても最後まで付き合えるかどうか不安になるし、短すぎても「子どもの感染症で1週間お休み」とかで穴を開けたときのダメージが大きくなる。
なんだかんだで長い付き合いのクライアントが多い
私の勤務先の場合、何か問題があったり異動があったり本人のミッションが変わらない限りは、基本的に同じクライアントを担当し続ける。
なので、10年くらい付き合っているクライアントや、産休前に他の営業に引き継いで育休明けに戻ってきたクライアントもいる。
なので、お客様の理解がある。
「無理してない?大丈夫?」「そんなに急ぎじゃないから!」とか言ってもらえる。
めちゃくちゃありがたい!
後輩の面倒を見るのもプロジェクト単位
後輩のサポートをすることもあるんだけど、それもプロジェクト単位で見てあげる感じなので、「じゃあ1案件だけサポートするよ」みたいなのがしやすくなる。
なので、時短でも後輩に恩を売りやすい(笑)
売れている人は自由にさせてくれる
基本的には「売れているなら細かいことに口を出さない」な社風なので、これも楽な理由の1つかもしれない。
ただし、時短勤務になると時間がマジでなくなるので、フルタイム勤務だった時みたいな「アポ前30分前に現地付近に到着し、コーヒータイムをしながら資料を再確認」みたいなのがあまり出来なくなった。
コロナ禍で外出の機会が減ったというのもあるかもしれない。
特殊部隊みたいなくくりの人達がいる
売れているなら自由にさせるに関連して、会社は基本的には軍隊で「さあ、電話をかけろ!」「さあ、○○を営業するのだ!」みたいな指令が下るんだけど、そういう対象から外れた特殊部隊みたいな人達がいる。
まぁ、それの中に私も入っているんですけどね。
色々な人がいるから、営業スタイルやワークスタイルが異なる人を受け入れる土壌があるのかもしれない。
さらに「特殊部隊=かっこいい」みたいになっているから、軍隊の子達もそこで実績上げてそっちに行きたいみたいになるのも良いのかもしれない。
アシスタントの方が早く帰る
私も早く帰るんだけど、私のアシスタントはパートさんで私よりも早く帰る。
なので、「ドクダミに頼まれた仕事が終わらないからアイツが帰った後に残業しなきゃいけなくなった」がない。
若手が多くババアに優しい
平均年齢が30歳くらいなので、ババアには皆優しい。
若者はネットでぼやかれている以上に気遣いが出来る良い子が多い。
Excel使えないのは確かにそうだけど・・・
家庭を持つことがわりと当たり前
これは別のクライアントの例だけど、「ウチにはワークライフバランスはありません。家庭の事情で会社を休む人は採用しません。その代わりめっちゃ稼げます!平均年収1000万円です!*1」みたいなところがあった。
そういうところだと「子どもが急に熱を出した」ってなって休むのはきついと思うけど、私の働く会社だと、わりと家族を持っている人は多い。
クライアントがホワイト企業が多い
これも大事なんだけど、クライアントもホワイト企業だったり、家族を大切にする方だとやりやすい。
いくら社内がやりやすくても、午後電話かかってきて「今日中にお願いします(当たり前ですよね?的な圧を込めて)」って言ってくる人がたくさんいたら、やっぱり無理ってなる。
っていうか、イメージが古いのよ!
まぁそんな感じで、「会社によるし、時代は変わってきているんだから、そういうワーママの古臭いイメージはなくしなさいよ!やったこともないくせに・・・」と思ってしまう。
まぁ、これはワーママと非ワーママに壁を作る発言なのでよろしくないんだけれども、はあちゅうさんの場合、「朝早く起きて子どもを預けて働く私」とか発言したりしたりもしている、自称ワンオペシングルワーキングマザー・実際は夜中に映画を見るほぼ子無し独身女性*2だから、余計に「お前が言うな」って思っちゃう。
世の中の移り変わりをちゃんと察しながら、「遅れている方」ではなく、「進んでいる方」に目を向けて、誰もが働きやすい世の中に全体的に進んでいくと良いなぁ・・・と働く人たち、転職する人達を多く見る仕事をしているから、なおのこと思う。
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