こんにちは、ドクダミ淑子です。
はあちゅうさんが、土曜日noteを更新していましたね。
読んでいて、「この人はずっと昔から、誰かに言われた嫌な言葉を原動力にして、見返してやりたい!という気持ちで生きているんだなぁ」という感想は出てきたのですが、それ以外は特になかったので今回は特に触れません。
それよりも、今回気になったのは、こちらの記事。
仕事と育児の両立「なりきり研修」 あいおいニッセイ同和損保(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース
あいおいニッセイ同和損害保険は、仕事と育児の両立を疑似体験する「なりきり研修」を始めた。
研修は、子どもをもたない社員を対象に行われ、2週間、育児中の社員になりきり、発熱による保育園からの急な呼び出しなどを疑似体験する。
「両立している本人だけではなくて、その周りの協力だとか理解があってこそのもの。両立している人ではない(周りの)社員の人たちにも、両立について理解を深めていただきたい」
ワーキングマザーで1ヶ月に1回(最近は2~3ヶ月に1回)くらい、子どもの発熱やら病気やらで休んでいる身の私は、これを読んで「ハァ?」と思いました。
なんで、負担がかかっている方が「理解」を求めなアカンねん?
私の苦しみを理解しろ?
特にチームワークでやっている職場だったり、シフトがあってそこに何人いなければいけないって職場だと、誰かが休むと、他の誰かにしわ寄せが行きますよね。
これは間違いない。
嫌な顔をするかしないかは別問題で、「え?休みなの?」「現場はどうするんじゃい?」と思うのは当たり前で。
それをグッと飲み込んで、フォローしてくれているわけじゃないですか。
それだけで感謝なのに、「私の大変さを理解しろ?」とは・・・?
はあちゅうですか?
(今回は触れないと言っているのに触れる)
「仕事」と「プライベート」は混ぜるな
ワークライフバランスなんて言いますけれども、それは個人個人の問題で、社員同士で「仕事」と「プライベート」は、基本的に混ぜる問題ではないんですよね。
仕事の中で、独身も既婚も子持ちも子無しも同じように仕事をしていけばいいわけで、仕事の中で家族がいるのもいないのも関係ないんですわ、本来。
子持ちの苦しさなんて理解なんてしてもらわなくても、抜けてしまった分の仕事をフォローしてもらえるだけで十分だし、むしろフォローしてもらえなくても、それは、いかなる理由であろうと仕事に穴をあける子持ち側の問題と、そういう仕事を頻繁に休む人がいるのに対策をしない会社側の問題なんですわ。
負担を掛けられている方に理解を求めて、「子持ちは大変なんだから、独身の貴様はきちんとフォローせい」なんて言われたら、独身時代の私は暴動を起こすぞ?
じゃあ、子持ちはどうすればいいのか?
もしも、「職場の人に急な休みを理解してもらえなかったら、どうするんですか?」という質問が来たら、私なら2つの答えを出します。
まずは、自分が子持ちで突発的に休むというハンデを抱えていることに対して、自分自身の力で色々なハンデを補う働き方。
私自身はこちらタイプで、最年長の妖怪ババア営業で、急に休もうと文句は言わせないくらい、平常時にはわりとちゃんと働いている。
「ドクダミは急に休むこともあるけれども、まぁ成績良いし、仕方ないか」と思われるようには心がけているし、それが出来なくなったら辞めるつもりでいる。
独身だからって私の仕事をフォローすべきとか理解しろとか全然思わないし、むしろそういう風に甘えて若い子に負担を強いらせたくはない。
ただこれは、チームワークでやる仕事ではなく、私が単独で動き、在宅勤務も可能で、リスケ等も単独でクライアントと調整できる仕事だからっていうのもあるかもしれない。
そしてもう1つは、急な休みに対応できる職場や雇用形態・業務内容を選ぶこと。
「この人が出社してやらないと行けない」っていう仕事と、子持ちとの相性ってめちゃくちゃ悪いんですよ。
あえてその仕事で頑張り続けることで、自分にも周りにも負担をかけている人を時々見かけるけれども、それで周りからの不満が溜まり、不満を解消するために「理解しろ」なんて研修されたら、たまったもんじゃないんですわ。
自分の実力で周りに文句を言わせない!というストロングスタイルは難しいって人は、勤務時間を短くしたり、そもそもの仕事内容や雇用形態を変えたりして、「周りに負担をかけるのは当たり前、だってワタクシ子持ちだもの。理解しない周りが悪い!理解しろ!」という姿勢を改めた方がいいと思うんですよね。
世の中には色々な仕事があって、中には「その日来たメンツで仕事を組み立てるから、急な休みでもあまり問題ない」ってものもあるから、「その日いなければいけない」がしんどい職場なら、自分が移った方が良いと思うのです。
自分の尻は自分で拭きなさいよ
共働きが当たり前になっている中で、子供の病気などの突発的な休みにどう対応するか?というのは問題としてこれからもどんどん出てくると思うけれども、私は自分の尻を他人に拭かせるなよ、と思う。
「お互い様」「大変ですね」と言ってくれるのはとても嬉しいし有難いけれども、それに甘えて、その人の大事な時間を奪うことに無神経にはなりたくない。
「頼れる家族が近くにいない」「お金を稼ぎたい」「キャリアを捨てたくない」などなど、色々な事情はあると思うけれども、それと仕事相手に負担をかけるのはまた別問題だと思うんですよね。
どうしてもワガママを言いたいなら、そのワガママが許される環境に自分の身を置くようにすればいいと思うのです。
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