ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

苦労を知らない子供はどんどん増えてほしい


こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

慶應義塾高校(通称:塾高)が107年ぶりに甲子園で優勝したというニュースが入ってきました。

私はなんだかとても忙しい&平日は毎日寝落ちしていたり、起きていてもジムで汗を流していたりするので、なかなかSNSをダラダラと見る時間が取れない状況*1でして・・・大変今更なんですが、優勝したというニュースの反応には「ケッ、ポッと出のお坊ちゃん達が金に物言わせて優雅に野球しているんだろ?」みたいなコメントをする人もいたようですね。

「慶應ボーイの団結力とかOBの贔屓っぷりがうざい」とか、まぁわかるっちゃわかるんですけれども・・・

 

私は「高校生が、家計や家族仲など他のいらん心配なんかせずに、何かに不自由を感じることなく、野球(と勉学)だけに専念できる」って素晴らしいことだと思うんですけれどもね。

 

世間知らずのお坊ちゃん?いいじゃないですか、若者なんて世間知らずで。

 

 

若いうちは苦労をしなくていい方が良い

以前も同じようなブログを書いたんですけれども、私は10代の若い人が、家計の心配をしたり、世界の貧困について心配したりするのは、出来るだけなくなった方が良いと思うんですよね。

 

「高卒の方がしっかりしていてちゃんと働いてくれる」って言われると、「高卒で就職する子の中には、若いうちから家計を支えることを考えている子も多いんだろうな・・・」とモヤモヤする。

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「小学生が欲しいものを我慢してお小遣いを貯めて、困っている人の為に寄付をしました!素晴らしい!」というニュースも、「子供のうちは自分の欲しい物を買いなよ・・・」と思う。

 

ひとり親、親の精神状態が不安定、貧困、家族の介護・・・そうやって若いうちから自分を犠牲にして生きていくことを当たり前のようにして、結果的には誰かにいいように使われている、そんな子どもなんて、1人でも少ない方が良いと思う。

 

そういう意味で、子供たちが、スポーツメカニクスがなんだかんだの科学的根拠に基づいた効率の良い練習をし、結果を出して成功体験を積んで、野球楽しかったねといい思い出を持ちながら進学やら就職やらしていく・・・なんてことは、たくさんあって欲しいと思っている。

 

 

ゼロサムゲームなのか?

ただ、そういう裕福なご家庭で何不自由なく育つ子がなんとなく冷ややかな目で見られるのって、「そういう子の幸せの為に、自分達が搾取されている」と思うからなのかもしれない。

 

でも、私はそれとこれとは別問題だと思っている。

家にお金がないとしたら、それはお金持ちが取っているからではなくて、その家の労働力となる人の問題なのではないだろうか。

それを「お金持ちのせいだ」と言っていることが、一つの逃げなのではないか?と思う。

 

・・・ということを、前にも書いていた。

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私はやっぱり、「皆がちょっとずつ不幸を分け合えばいい」ではなく、「皆がちょっとずつ・・・とは言わず皆でめちゃくちゃ幸福になりたい」んだよなと思う。

それは理想論なのかもしれないけれども。

 

これを書いている今、ちょうど「家計に余裕がある家庭の子が行くであろう、教育体制がめちゃくちゃ行き届いた認可外保育園」の見学に行ってきたところなんだけれども、そこでも「きっとここに通う子は高い能力を持って社会に出ていくんだろうな」なんて思った。

でも、それが悪いことだとか、「贅沢して育った坊ちゃん嬢ちゃんなんて生意気でけしからん」なんて思わない。

 

1人でも多くの子が、のびのびと、幸せに生きられる方が良いに決まっているのだから。

 

 

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*1:SNSを全く見ていないわけではないけれども、時間を決めてパッと見るみたいな使い方になっているのです。