ドクダミ自由帳

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「高卒の方がしっかりしている」と言われるとモヤモヤする

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

私は人材サービス系の営業をしているのですが、仕事中にこんな言葉をたまに聞くことがあります。

 

「高卒で入社する子の方が大卒よりもしっかりしていると思う」

「ウチの会社では、高卒の方が素直でなんでも言うことを聞くから使いやすい」

 

私は、こういう風に高卒について語る人事や経営者がいると、なんだかモヤモヤするのです。

 

 

高卒で働くということ

平成も終わろうとする今、高卒後の進路はどうなっているかを調べました。

 

  • 大学・短大進学率は約55%
  • 専門学校進学率は約16%
  • 就職率は約18%
  • その他(浪人・フリーター・不明など)は約11%

 

文部科学省 平成30年度学校基本調査より

 

つまり、少なくとも7割以上は進学をしているのですね。

 

同じ調査の平成12年版を見ると、大学・短大進学率は45%でしたので、大学・短大に行く人の割合はここ20年でも増えているということがわかります。

※ただし、専門・就職はあまり変わっていないので、その他の層の割合が減った(浪人をしなくなった、フリーターにならなくなった)という方が正しいかもしれない。

 

進学率が上がったのは、学生の頭が良くなったからか?というと、それは違うと思います。

「大学くらい出ておかないと」という人が増えているのと、大学のレベルもピンキリになり、どんな人もお金さえ払えば(例外あり)大学生になれる時代になってきているのです。

 

さて、そんな時代の中、18%の高校生が、卒業後就職するという選択をしています。

この理由を考えると、私はモヤモヤするのです。

 

 

「やりたいことがあるから」「勉強したくないから」高卒で就職する人もいるだろう

高卒で就職する人は、高校3年生の時点で、やりたいことがきちんと決まっている人もいるでしょう。

また、「大学に行きたくない」「勉強したくない」という理由で就職という道を選ぶ人もいるでしょう。

 

それは今回のモヤモヤには関係ありません。

 

「大学に行かないという選択を、積極的にした」人は、自分で選択した人だからです。

 

 

「家庭の事情で」「お金の問題で」大学に行かない人もいるのでは?

私がモヤモヤするのは、高卒で就職する人の中には、「家庭の事情で」「お金の問題で」大学に行かない人が結構な割合でいるんじゃないかなと思うからです。

「大学に行きたいけれども、行けなかった」人がいるだろうから、モヤモヤするのです。

 

家庭に何らかの問題を抱えていて、高卒で就職する人は、お金の問題を気にせずに大学に進学する私のようなのん気な人間よりも、早い段階から大人になっていると思います。

しっかりしているように見えるし、実際にしっかりしているでしょう。

 

でも、それを「良いことだ」「大卒ももっとしっかりしてほしい」というのは、なんだか違うんじゃないかなと思うのです。

 

 

子ども時代はちゃんと「子ども」でいられる環境の方が良いと思う

たまに、「小学2年生の長女はしっかりしていて、下の子の面倒を見ていて、まるで小さいお母さんみたいで助かるわ」「2歳で皿洗い、6歳でオムツ交換、大家族の子どもは素晴らしい!」なんて言葉に触れることがあります。

 

でも、それって、なんか違うんじゃない?と思ってしまうのです。

 

なぜ、子どもが子どもらしくしているのではなく、早いうちから大人となることを良しとするのでしょうか?

 

子ども時代は子どもとして過ごした方がいいし、中学・高校生の時から家族を養うことなんて考えない方がいいし、親の苦労を知るのは大人になってからでいい・・・そっちの環境の方が、私は良いと思うのです。

 

 

「高卒だから使いやすい」という企業には諭していきたい

「高卒だから使いやすい」と言っている企業は私の偏った目で見て言わせていただくと、こんな会社です。

  • 家庭の事情で高卒で就職することにした若者を、「社会とは厳しいものだ」と、さらに刷り込みをしていく会社
  • 生ぬるくて子どもっぽくて学生気分が抜けない大卒を、しっかりと教育しきれない会社

 

そもそも、高卒だから・大卒だからどうのこうの・・・って決めつける人って、相手の人間性とかをちゃんと見ているかが疑問です。

 

 

高卒・留年・浪人などをアイデンティティにする人たち

高卒を採りたがる人には、もう一つのケースがあります。

「高卒で働いてきた自分を肯定したい」というケースです。

 

「自分が高卒として働いてきたから、同じく高卒の人を優遇したい、そうすることで高卒の自分を肯定したい」と思っているのです。

 

これもちょっと違うんじゃないの?と思うのです。

 

以前、「浪人した人の方が挫折した経験が豊富だから、現役合格した人よりも優れている」という主張も見かけましたが、これも同じ。

浪人したから凄いなんていうのはないし、浪人を肯定したいだけなんじゃないの?と思ってしまいます。

コンプレックスに囚われすぎなのではないでしょうか?

 

もちろん、私自身も、有名大学にストレートで入学したという自分の過去に縛られているところもあるでしょう。

しかし、そんなことは、仕事上では何の関係もないのです。

 

 

バックグラウンドよりも、仕事の内容で評価することを意識していきたい

以前私は「有名大卒で頭いいと思われたから育ててもらえた」という話も書いたことがあります。

実際、「大卒だから」というバイアスはあったと思います。

 

でも、やっぱり、バックグラウンドだけで評価する世の中はおかしいと思うのです。

 

「高卒だからどうのこうの・・・」と言う企業には、やっぱり反論し続けていこうと思う、今日この頃なのでした。

 

 

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