こんにちは、ドクダミ淑子です。
最近ちょっと思っていることがあります。
SNSの中だけで見ている人のふるまいが「それってちょっとヤバいんじゃ?」と思った時の対応って難しいな、ということ。
事情があるのはわかっているのだが
それぞれに色々な事情があるのは、わかっている。
事情だけ見ると「仕方がないよね、〇〇だし」みたいな風に思う。
でもそうやって、「仕方がないよね」で済ませていい問題なのだろうか?とも最近思うようになってきた。
「子供の発達に問題があるんじゃない?」「DVじゃない?」「虐待じゃない?」「心療内科に行った方がいいんじゃない?」
・・・言ったら相手が困るのはわかっているし、傷つくのだってわかっている。
その人の生活全てを見ているわけじゃないから、1つのツイートだけで、ほんの一握りの情報だけで判断してはいけない。
してはいけないんだけど、じゃあそれで「私には関係ないや」でいていいのだろうか?なんて思う。
親の事情はあるのかもしれないけれども、それとは関係なく、つらい思いや大変な目に遭っている子供がいるかもしれなくて、そのままでいていいのだろうか?と悩むことがある。
優先すべきは子供なのではないか
はあちゅうさんが、「児童虐待で通報された!」と騒いでいる時もそれは感じていた。
親がいくら「私は虐待なんてしていない」と言っても、子供目線で見てどうなのか?なんて実態を見ないとわからない。
なのに、親目線で、親の言い分だけ聞いていてよいのだろうか?
親がなんと言おうと、身体的にもしくは精神的に傷つく子がいれば「虐待されている」だし、それは止めなければならない。
「そんな時もあるよね」「きっと時間が経てば解決するよ」などといった言葉で濁していてよいのだろうか?
育児で「無理」ってなるのはわかるけど
私だって、先日は「もう無理」と思った。
子どもが「トイレットペーパーの切り方が思っている作法と違う」という理由で30分くらい大号泣していたのだ。
何をしてもダメで、ママの提案することは全部嫌で、でもトイレには座りたくて、トイレットペーパーの(子ども的な)正しい切り方*1ができない・・・を延々と繰り返していた。
でもそこで、怒鳴るとかは大人として避けなければならないし、ましてや手を出してしまうとかは異常な状態だと思わなければいけない。
(私はちょっと怒鳴ったのでそこは反省している。)
殴る蹴るで育ってきました
私がこうやって「怒鳴るのは異常だ」なんて書くのは、私が親としてはまだ2年半しか経験がなくて、子がイヤイヤを言うようになってからだと1年くらいだから、自分が子どもだった時のことの方を考えるからかもしれない。
私の母は、殴る蹴るで育てるタイプだった。
今思えば、彼女は自分の考えを言語化する能力が低めだったので、何かを伝える時に暴力に走りがちだったのだと思う。
小さい時は、叩かれれば反省はしたけど、高校生くらいになると、母がそうやって、言葉で伝えられないから暴力を振るうということは見抜いていた。
見抜いていて、理詰めでどうにかやり込めようとすると、「また屁理屈言って!」と殴られた。
もっと大人になってから理詰めでやったら、「皆、私が悪いんだ!私が死ねばいいんだ!」と言いながら、キエェェェェーッと言い出したので、ちょっと引いた(これで「ちょっと引いた」なので、普段からそんな感じだったのだとお察しください)。
・・・ということもあるので、子どもに手を出すというのはやめようと常々思っているし、誓いの意味も込めて時々書いている。
だから、「そういう時もあるよね~」って言う気持ちもわかるんだけど、それって子供目線で見たらどうなの?と思ってしまう。
吐き出したら、次に進もうよ
「ネットが吐き出せる場所」というのもわかる。
でも、吐き出して、また元の場所に戻って、また吐き出して元の場所に戻るだけでは良くないと思う。
吐き出して、スッキリしたら、冷静になったら、少しでも前に進める方法を考えた方がいいのではないか?と思う。
同じことを繰り返して、いつの間にか前に進んでいる、みたいなのもアリなのかもしれないけれども、そうしているうちの「子どもへのダメージ」「家族へのダメージ」をどうしても考えてしまう。
「暴力をふるっている側」は、無神経だ。
先日母に「昔こういうことで殴られた」と言ったら、「そんな記憶はない」「なんでわざわざそんな昔の事言うの?」「ひどい」とさめざめ泣かれた(予想の範囲内だったので引かなかったけれども呆れた)。
きっと彼女の中では、自分がどうやって子どもと接していたかなんて忘れているのだろう。
「忘れる」「なかったことにする」というのは、その当時の苦しみを乗り越えることなく、ただ記憶から抹消したいことの表れだと思う。
それもアリなのかもしれないけれども、現在進行形で「それって子供は大丈夫?」って感じの人にはどう接すればいいのだろうか?と、やっぱり子供の目線から考えてしまう。*2
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