どうしてこうなっちゃったんだろう?
私はただ、私らしい人生を生きていきたいだけなのに。
毎日ごきげんな人生にしたいだけなのに。
※「どうしたドクダミ!?」と思った方、ご安心ください。今回は、フィクション(インフルエンサー文学)です。
みんなから感謝されて、みんなから共感されて、みんなに優しくしてもらいたいだけなのに。
そのために、努力もしている。
コメントやDMをちゃんと読んで、ファンの求めているコンテンツを、作る努力をして、子連れおでかけが褒められれば、インスタで話題になってるおでかけスポットに、わざわざタクシー代をかけて行き(フォロワーからの紹介クーポンつかうことも多いが)、フォロワーが気になるだろうポイントを重視してショート動画を作った。
楽天のおとりよせが、贈り物をする時に助かると言われたら、ランキング上位でも、友人から教えてもらったものでも、元夫が仕事仲間から貰ったものでも、なんでも紹介した。
ネットショッピングで月30万円使っていることも、「見たい」って声が多いからきちんと公表している。
息子の顔が見たいと言われることも多いから、なかなか笑顔でこっちを向いてくれない息子を、何テイクも、永遠と撮っている。
家だって、撮影に使うかもしれないから、広いところを選んだ。
毎日インスタを見て、コメントやDMを見て、バズったものを買ってわかりやすいレポートをして、ショート動画を作って・・・って、努力して、お金を使って、頑張っているのに。
なぜ、アンチが出てくるのか、わからない。
みんなが息子が可愛すぎるって言ってくれるから、息子の写真をアップしてるのに、アンチは肌着を着せてなくてかわいそうだとか、サンダルのサイズが合ってないとかどうでもいいことを言ってくるし、みんなが離婚しても仲良し家族が羨ましいって褒めてくれるから、ネオ家族の写真を載せているのに、アンチは偽装離婚だとか言う。
それに、最近は、母親が遊んでいるのに息子を預けているんじゃないかみたいなコメントも来ている。
私の遊びと仕事のラインは曖昧なのは認めよう。
でも、後楽園付近で働く人なら、昼休みにラクーアのジェットコースターに乗ることだって出来るだろうし、タバコ休憩だって、ランチ休憩だって、カフェ休憩だってあるだろう。
私のラクーアをダメと言うなら、日本人の何人が仕事中に息抜きをせずに働き、誰からも何も言われないで保育園に預けることができるだろうか?
最近はワーケーションという言葉も流行っていて*1、秩父まで今後の仕事や人生の方向性について話しながら移動して、ランチして、温泉入って、ワインでも飲みながら作業するのだって仕事だと言える世の中なのに、なぜ私だけが責められるのだろう?
母親だから?
昔炎上したから?
女性だから?
フリーランスのインフルエンサーだから?
そうやって、弱者を攻撃してくる人達がいるのがつらい。
私がこうやってネットいじめにあっているのは10年以上前に童貞いじりをしたりよく炎上したりしていたからだという人もいるけど、それだって当時の友人や周りの人達が「毒舌なのがいい、あなたの強み」って褒めてくれたから、そうしただけなのに。
私は常に、時代とフォロワーの求めるものを提供しているだけで、つまりは私のコンテンツは、時代が求めているものなのだ。
私は、時代に合わせて、アップデートしているだけで、したがって、私自身を誹謗中傷したり批判したりするのは間違っている。
だから、私のことを悪く言う人やバカにする人は、すぐにブロックする。
インスタだって、余計なことを言ってくる人達は即ブロックする。
それなのに・・・アンチはいなくならないのだ。
正確には、「ゼロにならない」だけで確実に減っている。
でも、減った分だけ団結力が強くなった気がするし、逆に私のことを守ってくれるファンも減った気が・・・というのは気のせいだと思っておく。
どうしたら、アンチはいなくなるのだろう?
そう思いながら、いくつか作っているTwitterアカウントのうちの1つで設定している、アンチリストを見る。
なぜこんな投稿に、いいねが100もついているのか?
リプライと引用リツイートも読む、吐き気がする。
誰も私の本当の気持ちなんてわからないのに、なんでこんなひどいことを想像で言えるのだろう?
オワコン?私がどれだけオワコンにならないように努力しているか、知ってる?
私はこんなに頑張っているのに!
この人達はなんで褒めてくれないの?
どうしたら、もっとたくさんの人から感謝される人間になれるんだろう?
もう、私は、わからない。
私は、プロントでスイカジュースを飲みながら自分の名前を「あ」と「ぁ」で検索し、ストローにが嚙み跡でゆがんでいるのを指で形を整えながら、写真を撮り忘れていたことに気づいて、飲みかけのジュースを撮影用のスマホで撮った。
インスタのストーリーズに更新するのは「平和な日常」だ。
たくさんのハートがファンから届くことを祈りながら、投稿ボタンを押した。
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*1:ワーケーションという言葉が流行ったのは数年前。