こんにちは、ドクダミ淑子です。
時々WEBで記事を読み漁っていると出てくる、このコピー。
「シミには冷蔵庫のアレで一発だよ」
私はアレに憤慨しています。
進研ゼミみたいな漫画
だいたいそういうWEB広告って、パッと開くとドドーンと進研ゼミみたいなマンガが出てくるんですよね。
「ハァ・・・こんなところにシミができてるぅ・・・」とか溜息ついている、お目目は少女のようにキラキラなのにほうれい線がほんのちょこっと見えて、どでかいシミがついているアンバランスな女性が1コマ目に見える。
んで、その女性の同僚だかママ友だかしらんが、同年代っぽい人がシミ1つないキラキラした顔でやってきて、「どうしたの?」「実は・・・」みたいな会話をする。
キラキラ女は、「なんだ、そんなことなら良いモノあるよ、これ!」とよくわからん化粧品だかサプリだかをバッグから取り出して薦めてきて、シミ女も半信半疑で注文してみる。
それを使ったら数ヵ月後にシミがなくなりキラキラした顔で「さあ、あなたも!」みたいに終わる。
・・・ワンパターン!
冷蔵庫のアレとは
だいたいそういう広告の「冷蔵庫のアレ」って、玉子の薄皮成分とか、レモンとかそういうものの成分集めましたみたいなオチなんだけどさ。
「冷蔵庫のアレで一発なら、冷蔵庫のアレ食っとけ!」って思うんですわ。
玉子でもレモンでも、そのまま食べればいいじゃん!
それを「お試し価格」「定期縛りなし」とか謎のワードで釣ってくるなよ!と思う。
まぁ、そういう商品でも「定期縛りなしの定期価格」のベビーハグ様には意味不明さでは敵わないけどな。
コンプレックス刺激系の商品って根強いのね
これを書きながら、「冷蔵庫のアレで一発」をGoogle検索してみたんだけど、結構昔から、この手の広告コピーって存在していたみたいですね。
それだけ、「冷蔵庫のアレで一発だよ」というコピーは、法律とか諸々の制約に引っ掛からない、グレーな意味で秀逸なコピーなのだろう。
「シミが消えるとは言っていない」とか、「なんの成分かは書いていない」とか、そういう理由で。
そして、コンプレックスを刺激する広告って、きっと効果があるのだろう。
だからこそ、注意しなければならない。
そういえば昔、ものすごいデタラメな広告を見てツッコミを入れたこともあったな。
塗るとバチバチっと音がして、脂肪が溶けていくスプレーとか。
・・・本当だったらやばくね?
疑うセンサー、やっぱり大事
結局、過去に書いた記事と結論は変わらないんだけど、何かを「疑う」とか「怪しむ」ってことは、生きていく上でとても大事なことだと思う。
よく、人を騙す側の人間が「素直な人の方が幸せになる」だとか「成長できるのはいたいち疑わずに信じて頑張れる人」だとか言ったりするけど、それは騙す人にとって、素直で騙されやすい人間が沢山いた方が商売になるからだと思うんですわ。
やっぱり、そういう悪い人がいたり、毒にもならないが薬にもならないような・・・つまり「無害」ば商品を売りつけたり、逆に毒を売ってくる人もいる世の中、とりあえず何でも信じてやってみよう!みたいなのはよろしくない。
・・・なんてことを「シミには冷蔵庫のアレで一発だよ」と医師の姉が言っている的な広告を見るたびに思うのです。
と書いて自分のブログを見たら、広告欄にこんな文言が。
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