こんにちは、ドクダミ淑子です。
3月31日の金曜日の夕方、私はいつものようにまだ業務をしている人達に向かって「お先に失礼します!」と元気よく言ってから退勤し、帰りの電車に乗りました。
保育園の前にいきインターホンを押すと、いつものように「おかえりなさ~い」と明るい声が聞こえました。
すぐに、2人の先生が出てきました。
担任じゃないし、子どもが出てくるのには早いし・・・と思ったらその2人の先生が、「実は私達、今日で退職なんです」と言い出したじゃないですか。
別れというのは、突然やってくる。
保育士さんは大変な仕事だよな
「そうなんだ・・・」と悲しい気持ちになったけれども、「1年間お世話になりました」「ありがとうございました」としか言えない。
1人を公園に連れて行って遊ばせたり道を歩かせるだけでこんなに苦労しているのに、それを3人も4人も1度に見るということは、半端なく神経を使うことだろう。
そして、体力も使う。
保育士さんって大変な仕事だなぁと思うから、なかなか「辞めないで」とは言えない。
入園式の時に「担任です」と言っていた2人の先生はもう既に両方ともいないし、なんなら園長先生も4月からで3人目だ。
私はこの保育園はとても好きだけれども、やっぱり中では色々とあるのかもしれない。
「保育士さんの給料を上げて」という声を聞くし、もちろん給料は上げてほしいけれども、そういう問題ではなく、勤務時間を6時間くらいにするのが良いのではないか?と思う。
朝と夕方同じ先生がいなくても仕方ない、というかそういうものだ、と親も子供も割り切るべきだと思う。
1年経ったんだな
保育園の帰り、子どもはいつものように私を公園に連れて来た。
ここ数日は雨や曇りの日が多かったんだけれども、3月31日の公園は、ギリギリ桜が残っていて、ちょうど夕暮れの水色とピンク色が混ざった空で、とてもキレイだった。
そうか、保育園生活がスタートして、今日でちょうど1年が経ったんだな・・・と、すべり台に上る子どもを見守りながら、思った。
去年の4月1日は金曜日で、1時間の慣らし保育で吐くくらい号泣した(というか、実際に吐いた)。
そこから1年経って、最近ではママへの「行ってきます」の挨拶もなしに、スッと保育園に入っていくまでに成長した(寂しい)。
きっとこれから、慣れない保育園に泣く新入園児に、我が子は先輩風を吹かせて、「保育園は楽しいぞ?」と教えてあげるのだろう。
子どもはきっと、1年前の大号泣なんて覚えていない。
それだけ、子どもにとって1年というのは、長い。
(そりゃ長いだろう、2歳3ヶ月児にとっての1年というのは人生のほぼ半分なのだから)
1年前と言えば、すべり台も上れるようになったものの、座って滑ることが出来なくて、結局一緒に上っていたな。
今は階段のところにスタンバって、念のため後ろに手を添えるだけだし、上り終わったら座って自分でスススーっと滑るようになった。
なぜかボブスレー並みに前傾姿勢になっていたりして、それも可愛い。
ブランコも、自分で乗れるようになった。
保育園帰りの、桜の花びらが舞い散る公園で、急に「ああ、1年経ったんだな」という実感や思い出がじわじわと出てきて、ピンクの雲が消えるような時間になるまで、ついつい長居してしまった。*1
今週のお題「お花見」
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*1:そしてその後も果てしない散歩が続き、晩ご飯は納豆ご飯とサラダと冷凍のフライ等で済ませた。私は冷凍ギョーザとキムチを食べた。