こんにちは、ドクダミ淑子です。
「40歳独身だと狂う」という話が少し前からちょこちょこと目に入ってきました。
なになに?
「独身で仕事も天井が見えて云々」だって?
「親が弱ってきて本格的に孤独を意識」だって?
それで、「狂う」とは・・・?
年を取れば狂う人も出てくる
少し前に、取引先の社長と「年を取ると社員が狂ってくる」という話をしたことがある。
それはこのブログに書いたのだけれども。
私が知っていた、「狂った人」は、当時37歳だった。
そして結婚もしていた。
40代以上に関わらず、というか早い人だと30代くらいでも人は狂い出すのだと思う。
そういえば、「あの人は社員のあることないことを社外の人に話すのでドクダミさんが聞いた話は半分くらい間違った情報です」と退職後にその人の上司から言われたこともあった。
彼女は20代で結婚出産して、2人を育てながら総務の仕事をしている人だった。
色々な人のことを思い返すと、40代独身だから狂う、ではないと思う。
人は、結婚しようとしまいと、年を取るとある程度の割合で「狂う」のだ。
それが独身だと「独身だから狂った」と思われるだけの問題で。
既婚者も、狂うこともある。
でも、家族のサポートでその狂っているところをフォローされたり、あまりにも狂うと仕事を止めて家庭に専念したり療養したりするから、その実態が表からは見えづらくなる・・・ただそれだけの話だと思う。
そういえば、私の父もわりとバグっているわ。
義母も・・・
定年退職は、理にかなっている
冒頭の社長とは、結論として、「人は年を取るとランダムでバグる」「なので50代で役職は降りてもらい、60歳で定年退職するのは理にかなっている」ということに落ち着いた。
とても活気のあった社長の左腕くらいの人が60歳を目前にして、急激に気力がなくなって、ボーッとするようになってしまったらしい。
「年を取ると、気力がなくなるってこういうことなんだなと思ったよ・・・」と社長は悲しそうに笑った。
働く時間を伸ばしてボケ防止かつ労働人口減少の打ち手にしようと思っているのだろうけど、年をとって狂った人と気力のなくなった人を働かせても良いことないし、むしろ若手の精神的負担が増えたらさらに労働効率やら生産性やらが落ちそうな気がしてならない。
推しがいる人は楽しそうだぞ?
たしかに、家族がいたり子供がいたりすると、楽しみとか生き甲斐とかは半ば自動的にやってくる。
子どもの誕生日、季節のイベント、子どもの成長も楽しいし、成長に伴って家族で楽しめる遊びの幅が広がっていく。
でも、子どもがいなくても、楽しいことはたくさんあるし、趣味を楽しんでいる人はイキイキしているなぁと思う。
子ども=推しになるけど、それ以外に推しがいる人は、楽しみがあるだろうな・・・と思う。
(ただし、それと「狂う」は必ずしも同一の問題ではないと思う。37歳でおかしくなったと言われた既婚女性はガチめのオタクだった。)
年を取ればクセが出てくるよね
とにかく、問題は「独身だからヤバい」「年を取ったらヤバい」ではないのだ。
むしろ生きているとどんどん人間クセが出てくるものなのだと思う。
加齢臭みたいなもんで、年を取ればだいたい臭ってくるけど、それが強めの加齢臭なのかどうか、隠すために気を遣うかどうか・・・みたいな話なのだ。
最近、しゃべっていると「オバサンみたいだぞ?」と言われるので、「オバサンなんで、いいじゃないですか~」と返している。
私もどんどん、オバサン化が進んでいるようである。
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