こんにちは、ドクダミ淑子です。
仕事で「お手すきの際に」って使うことがあります。
自分が使うこともあるし、相手に言われることもあります。
でも、ひねくれ者の私は思うのです。
「お手すきの際なんて、ないのですが」と。
へりくだりってやつだとわかってはいる
もちろん、これは日本人の古き良き慣習である「謙譲」「へりくだり」ってやつだということはわかっています。
「私なんぞの頼み事は、忙しい時にはやらなくていいのですよ、お時間のある時にやってくださいませ」みたいな。
でもね、「お時間のある時」なんてないんですよ。
こちとら、時短・効率化・その他もろもろを極めようと一生懸命やってるんですわ。
その上で、後輩からの頼まれ事はなるべく優先順位を上げて、早めに返すようにしているんですけど・・・あれ、すぐ返事したら「そうか、ドクダミさんはお手すきだったのか」と思われてる?
・・・まあ、いいけど。
つまり、そういうことなのよね
そんな感じで、多少のモヤモヤを抱えながら、「お手すきの際に」に対してできるだけ早く答えていたのですが、そんな私のモヤモヤを一発で解決する事件が起こりました。
前にも少し書いていた、頭がマシュマロガール。
彼女が、ある日私のところに来て、書類を渡しながらこういったのです。
「すっごく暇な時に見てください」と。
即、応えたよね。
「ねえよ」と。
私が頭の中でモヤモヤしている、「日本人の古き良き・・・」だのを一発で吹き飛ばすその言い方!
そうなんです、私がモヤモヤしていたのは「お手すきの際」って「すっごく暇な時」という意味じゃん!ってこと。
頭がマシュマロガールは、その辺よくわかってんなーと感心した。
単に、「お手すきの・・・」って日本語が出てこなかったからかもしれんけど。
「お手すきの」に代わる言葉はないのだが
じゃあ、なんと言えばいいのか?っていうと、「お手すき」に代わる良い言葉がないのも確かで。
「お手すき」も「ご都合の良い時」も、どっちも相手のことを思いやっている風で、結局「暇な時に」なんだけど、それ以外の言い方はないもんなぁ・・・
そういえば、私は新人の時に大したことがない内容に【重要】って書いて上司に叱られたことがあるな。
「お前にとって重要でも、俺にとっては大して重要ではない。送る相手のことを考えろ」と。
それに比べると「お手すきの際に・・・」って言っている人は、よっぽど、ちゃんとしている人だなぁ、と思う。
それでも、「お手すきの際に」を何度も言われると、「本当はないんだけどな、お手すきなんて」と言いたくなるけれども。
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