こんにちは、ドクダミ淑子です。
今日は、仕事の話を。
ある木曜の朝、後輩に話しかけました。
「月曜日に同行したA社の見積書、今週中に出すって言ってたよね?あれどうなった?」
「まだです」
「なんで?」
「明日やろうと思っています」
「なぜ即日出せなかったか、理由覚えている?」
「○○と△△のところを確認しなきゃいけないからです」
「そうだよね。んで・・・」
「確認していません!」
かぶせ気味でテキパキと返事をしていく後輩。
なぜ・・・なぜなのだ・・・!?
一度落ち着こう、私よ。
「忘れていたわけではない」と主張するけど・・・
優しく言おう、優しく・・・
「なんで確認していないのかな~?」
「明日やろうと思っていました」
「そうか・・・でも、確認って、ここはBさん、こっちはCさんに聞かなきゃいけないんだよね。もしも明日どっちかがお休みだったら、どうするのかな?」
「その通りですね」
こんなやりとりを一通りやって、後輩はやっと本音を言ってきました。
「やろう、やろうと思っているのですが、かかってくる電話やメールやクレームに対応していたら、それでパツパツになって、今日になっちゃいました」
「っていうか、忘れてたよね?」
「・・・はい」
はぁ・・・
まぁ、こうなることがわかっていたから、私も声をかけたんだけどね。
ついついやってしまう、後回し
この後輩は、とにかく面倒なこと・嫌なこと・苦手なことなんかを、全力で後回しにするクセがあります。
ハンマー投げのように、ブン投げます。
そして、ブン投げたことを忘れて、落下地点を忘れて(と言うか見ずに)、次の競技に向かってしまうのです。
後回しにしたい気持ちも、わかる、わかるんだよ。
でも、後回しって言うのは、何も生み出さないんだよ・・・
そして、後回しにすればするほど、「まだですか?」って聞かれたりして焦ったり、間違っているときに修正できなかったり、ギリギリに出すことで「仕事が遅い人」と言われたり、事故が起こったら遅れてしまったり・・・とにかく、いいことなんて1つもないんだよ。
これで何回目だろうとがっくりしながら、私は言います。
「まずは、何を準備するのかリストアップしてみようか」
まず手を付けることが大切だと思う
とにかく後回しさんには、まずはちょっとでも手を付けることをオススメします。
一番簡単な「手を付ける」は、やることリストを作ることです。
さっきの見積書なら、こんな感じ。
- 確認①をBさんに聞く
- 確認②をCさんに聞く
- 見積書作る
- 見直す
- ダブルチェック
- メール作る・送る
「見積書」という仕事を、細分化するのです。
ここまで書けば、月曜時点で2まではやっておいて、回答が来たら3~6をやればいいと、仕事のスケジュール感も見えてくるでしょう。
後回しにする人には、この言葉を贈りたい
何事も後回ししてしまう後輩は、いつも「頼られたり、頼まれたりするとプレッシャーを感じる」と言っています。
プレッシャーに押しつぶされそうになり、そこから目を背けて、結果後回しにしてしまうのです。
「営業なのに、依頼されるのが嫌なの?」と聞くと、「いえ、売上が入るのは嬉しいんですけれども、パンフレットに書いていないことを調べたりするのが、嫌なんです」と言うんですよね。
うむむ・・・
もう、私と後輩は、考え方も何もかも違うので、自分のやり方を押し付けることに限界があると思っています。
でも、大事なところは、ちゃんと抑えて、円滑に仕事を進めてほしい。
だから、後輩には、最後にこの言葉を贈りました。
「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」
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