ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「育児は女の仕事」も、「男は育児を知らない」も、根は同じ問題だと思うんだけど

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

「育児とは育自」とはよく言ったものだなぁと思う、今日この頃。

自分の狭いキャパを、自分でやるんだったら少しずつ広げるところを、突然子どもがドカンと入ってきてギュギュッとこじ開けて来ますからね。

それを断ることはできず、こっちが順応するのみ・・・そうしているうちに、子供も親も成長しているのが、育児。

・・・なのだが、我々大人はそう簡単に順応出来ず、あれやこれやと試行錯誤しながら、時には爆発しながら、ちょっと上手く行くようになったかな?と思ったらまた子どもから進化のメロディが鳴り始め・・・の繰り返し。

 

そんなことを何度もやって、私はいつの間にか夜中の何時に起こされても平気になりましたし、お風呂上がりに裸族で子どもを追いかけることにも羞恥心を感じなくなりました。

いやいや、服は着たいとは思っていますよ。

でも、自分の服を着る時間よりも、顔の乾燥を防ぐためにオールインワンゲルを塗る時間を優先したいし、子どもの保湿もなるべく早くしたいんですよね・・・ってそれは、育児関係ないか。

 

まぁ、そんな話はどうでもいいんですけど。

 

そんな育児の最中、パパアカウントとママアカウントの仁義なき戦いを見て、なぜこうもパパとママが対立するのだろう?とモヤモヤしてしまうのです。

 

 

男性も育児をしやすい環境づくりを提案して燃える?

たしかに、的外れのことばかり言うパパアカウントってたくさんあって、私もそれを見ると「はぁん?1回ちゃんと自分の子供と妻を見てから言ってみろよ!」と思うこともあるんですよね。

 

この話とかも、ツッコミたくなってしまった。

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でも、「男性の育児参加を進めるためにこうしたほうがいいんじゃない?」というのが燃えるのは、意味がわからなかった。

 

この話のことですけど。

note.com

 

「心が折れる父親がいると思う」というワードで、「心が折れたからボクチン育児しな~い!」と育児放棄を匂わせているとか、「ほれほれ、ここを改善したら育児してやるよ」みたいな謎の上から目線だとか・・・まぁそういう読み方をすることもできるんだろうなと思うんだけど。

 

だからと言って「そんなんで心折れてどうする!?育児はそんなに甘くない!」っていうのは、まさにブラック企業の「社会はそんなに甘くない!」と同じなんですよね。

 

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男性でも女性でも、できるだけ心が折れないことに越したことはないし、ブラック企業での経験なんてない方がいい。

自分がブラック企業で働いたことがあっても、他の人にも同じ経験をすべき!と言うのはちょっと違うんじゃないかな。

 

 

責められる気がしてしまうママ達

的外れの自称イクメンアカウントにはイラっとしてしまうのは確かなんだけど、男性が育児を語るとそれがどんな内容であっても怒り狂うママ達も、ちょっと落ち着けよと思う自分もいる。

 

彼女らの発言を見ていると、「え?ってことは私がちゃんと育児していないっていう意味?」「私は頑張っているのに、まだ頑張れと言うのか?」と、まるで自分が責められているのに対して防御するために攻撃しているように思えることもある。

あと、「うちの旦那は何もしないんだが?」っていう、身近な例を思い出してムカついている人も多い気がする。

なんか、自分の夫がやらないこと=全ての夫がやっていないに違いない!みたいに思い込んではいないかね?って思ってしまう。

 

でも、「じゃあ男性が育児を語らなければ万事解決なのか?」というと、それはまた違う。

というか、「男性が育児を語ってはいけない」っていうのは、「育児を女性だけのものとして閉じ込めておく」となるわけで・・・

 

・・・女性だけが育児をするものだとみなされて苦しい状態を、女性みずから作り上げていない?と思ってしまう。

 

 

「育児は女の仕事」も、「男は育児を知らない」も、根は同じ問題だと思うんだけど

そう、「男が育児を語るな!」っていうのも、「育児は女の仕事」というのも、同じ話なんですよ。

どっちも、「男は〇〇、女は△△」って決めつけているという意味で。

 

よく逆のたとえとして出されるけど、「女が総合職として働きづらい」「職場に女性用トイレが欲しい」「男性前提の呼称を変えよう」とか言うのを、「そんな甘いことを言ってないで、仕事のためなら男性社会の中を生き抜けよ!」って言われたらどうなのか・・・普通に嫌じゃない?って思う。

 

 

まず解決すべきは自分の周りの問題

SNSで見かける「フェミニスト」の嫌いなところって、こういうところなのだ。

「お前はダメ、でも私はオッケー」「平等では済まさん、お前たちは今よりもつらい目に遭え」みたいな。

 

もしも、そう思うほど苦しくてつらい目に遭っているなら、問題は「社会」にあるのではなくて、自分のすぐ近くにいる人達にあるのではないか?と思う。

家族との関係、職場との関係、その他もろもろ・・・

 

なぜかそういう人って、自分の身の周りをどうにかすることなく、飛躍して突然「日本の社会を変える!」ってしがちだけど、そうじゃないのではないか?と思う。

 

・・・と書くと、件のヨッピー氏の話も、「ママが~」言ってくる人に直接言えよとなるけど。

 

やっぱり、育児は大変なんですよ。

シングルマザーとかファザーとか、理由あってワンオペとか色々あるけど、人手が多いことには越したことがない。

どうしても、母親メインになりがち(うちもそう)な育児だけど、父親が参加しやすいようにすることは大切だし、「こうしたら心のハードルが下がって参加しやすくなる」っていうのはどんどん取り入れていくべきだよなぁ、と私は思う。

 

 

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