こんにちは、ドクダミ淑子です。
時々ネットで見かける、男性の育児参加や家事分担問題について、最近の我が家の状況を踏まえながら少し考えてみようと思います。
「イクメンぶるな」という批判
ネットを徘徊していると、時々「イクメンぶるな」という言葉が流れてきます。
「男性(パパ)がちょっと育児や家事をやったからと言って褒められるのはずるい、女性(ママ)はそんなの毎日やっている!」とか、「パパの皿洗いは、皿を洗うだけ!排水溝の掃除まで終わらせてシンクを拭くまでが皿洗い!」などなど。
ちょっとばかり育児参加したからといって、イクメンぶるのは許さない!ママと同じくらいのことをしてから言え!みたいな感じ。
まぁ、わかるんですよ。
わかる。
自分が汗だくになりながら1から10までやっていることがあるのに、最後の9くらいから着手して「オレ、10をやった」とか言っちゃう人にイラっとしたくなる気持ち。
子どもと遊んでいるだけで、「育児参加しています」とか言っちゃうの?とか思う気持ち。
でも、それを言って「育児の全て」を語り出したり「1から10までやれ」ってなると、なんだか逆効果になりそうな気がするんですよね。
我が家にとって良いバランス
ここで、我が家を見てみましょう。
私の夫の育児の現状は、そういう「最初から最後まで完璧にやってこそ育児!」みたいな人からすると、袋叩きに合うような内容です。
例えば、離乳食の時。
私が調理したり解凍した離乳食を盛り付けてお盆の上に載せ、お茶の入ったコップやスプーン、エプロン、ガーゼなどの使う道具までセットし、それをハイと渡します。
夫はその全てが載ったお盆を受け取って、子どもをバンボに座らせ、エプロンをつけて食べさせるのです。
「準備はママがやってて、パパは食べさせているだけじゃないか!」と怒り出す方もいるかもしれません。
でも、当の本人(ママである私)は、別に何とも思っていないのです。
むしろ、「休みの日は食べさせてくれて助かるわぁ」と思いながら、お茶とお菓子をつまみ、本やマンガを読んでいます。
今はONE PIECEイッキ読み期間だから、特に助かるわぁ!
そして、食べさせ終わったらそのお盆をまたハイっと渡され、私は食器の片付け、夫は手洗い(またはシャワー)と歯磨きをします。
お風呂もだいたい同じ感じで、夫がお風呂に入れて、出てきてからのスキンケアや着替えは私。
脱いだ洋服やオムツの後処理も、私がやっています。
だからといって、「後片付けまで全部やってこそ、お風呂に入れていると言えるのだ!」なんて思わないんだよな。
厳密に「負担」をカウントするとママの方が重いけど、パパは休みの日に出来ることをやってるし、上手く役割分担出来ていると思う。
我が家のいいバランスが保てているからいい状態なのだろう、きっと。
任せることの重要さを感じる
家にいて夫の子守りを見ているとついつい、「私はこうやっている」「このやり方の方がいい」とか言ってしまうので、私はわりと早い時期から思い切って外出するようにしていました。
買い物に行ったり、カフェで休憩したり・・・
そうすると、気づくと夫は自分なりに考えて動くようになっていました。
新米ママは特に精神がピリピリしがちだし、それはホルモンの関係である程度仕方がないことなんだけれども、早いうちから「任せる」「託す」って結構大事だなと思いました。
そもそも夫が「ちゃんとしている」から、任せられるのかもしれないけれども。
子供の爪切りとヘアカットは夫の担当になっていて、自分の前髪すら切ったことがない夫が子どもの髪型について真剣に考えているのを見るのはなかなか感慨深いものです。
アシンメトリーカットだけどな!
「2人の子なのに」って気持ち
イラッとする「イクメンぶる夫」って、たとえばオムツ交換でオシッコはやるくせにウンチは嫌がるとか、「子どもを見ていて」と言ったのにスマホゲームに夢中で全然見ていないとか、私の夫よりもはるかにレベルの低い人の話なのかもしれません。
私の夫がそんな人だったらどうしていただろうか・・・?
それでも私は、今とやることは変わらない気がします。
ウンチNGなら、その分オシッコは全部やってねとか、「子どもを見ていて」じゃなくて「子どもと○○で遊んで」に言い換えるとかで、ある程度お膳立てした上でやらせる、みたいな感じにすると思う。
この手の話でモヤモヤするのは、「2人の子なのに」ってところなんですよね。
2人の子どものはずなのに、世話をするのはママばかり、パパは他のことしてばかりみたいな。
あとは、ママがお膳立てしてパパが言われた通りやるのは「やった」とは言えないとか。
でも、ある程度は2人が出来た方がいいけれども、完全に半々、50:50にするっていうのは難しいことだと思う。
だから、どこかで線引きをして、お互いの良いバランスみたいなのが出来ていれば、もうお膳立てでも何でも良いんじゃないか?
大いにイクメンぶって下さいな
最初の「イクメンぶるな」の話については、 私は大いにイクメンぶっていただいて構わないと思っています。
それで、子育てに対するやる気が上がるなら、楽しめるようになるなら、頑張っている(当社比)自分が誇らしく思えるなら、どんどんイクメンぶってほしい。
そしたら私は、どんどん新たなお題を渡していくからさ。
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