ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

不快なものを探して叩く人が不快な件

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

「温泉むすめ」が、鉤括弧付きの「フェミニスト」の方々の標的になっているということを知りました。

 

ご存じない方は、こちらをどうぞ。

togetter.com

 

最近、こういった「萌え系」っぽい絵柄が、観光地や献血や官公庁系のPRキャラに使われると、「性搾取!」「性差別!」とか言って、「フェミニスト」の方々がワラワラとわいてきて、「今すぐこの絵を取り下げろ!」みたいなことになるのが増えていますよね。

「胸の谷間が強調されている!」「股間のこのラインは何だ!?」とか、よくもまぁ、細かいところまで見ていらっしゃいますねと思うような指摘や、「巨乳の人間は広告に出すな」「パンツが見えそうで見えないぞ!」とか、もう何が言いたいのかわからなくなる主張まであって、「うんうん、ちょっと座ってホットココア飲も?」と言いたくなってしまいます。

 

いや、そんなホットココアを勧めるような穏やかな話ではないな。

私はここ最近、こうやって「私の不快なものを探してなくすために声を上げる」みたいな人達を、とても不快に思っているのです。

 

 

二次元と現実は別モノだからね?

この手の人たちは、こんな主張をするのです。

 

「女性のエロいイラストを見ると、『女性の性的な描写は見て楽しんでいいものだ』と思う。つまり、『搾取していいんだ』と思う。そういう意識が染みつくことで、現実の女性の性も搾取されることになる」と。

・・・二次元と現実の境目が曖昧すぎやしませんか?

 

小さい頃からメディアを見て育つと知らず知らずのうちに「意識」が染みついてしまうというのならば、小学校低学年から江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを読んで育ち、中学生の時に『バトルロ・ワイヤル』をイッキ読みし、今も毎週名探偵コナンをかかさずに観ている私は、きっと殺人犯の意識が染みついているでしょうし、世が世なら「殺人鬼になる可能性がある」ということで逮捕される可能性だってあります。

「バカなことを言って・・・」と思うかもしれませんが、彼女らの言っているのは、そういうことなんですよ。

 

また、彼女らはよく、「ジェンダーギャップ指数が120位の国」「世界に女性差別の国とアピールしているのが恥ずかしい」と国際的な目線で語っていますが、これにも騙されてはいけないと思っています。

なぜ、そのジェンダーギャップを「萌え系の絵柄のせい」にしているのか?

問題視することの根本が違うと思うのです。

家計でいったら、保険とか家賃とかそういう大きい金額の見直しをせずに、1円2円の節約ばかり意識しているような感じ。

「たしかに家計に関係ないわけではないけれども、もっと大幅に見直したほうがガツっと効果が出るところ、あるでしょ?」と思う。

 

私には、「自分が不快だから」という理由で、「フェミニズム」を大義名分にして、「叩きやすいところを叩いてフェミニストぶっている」ようにしか見えないのです。

 

 

「不快なものを探して叩く」の恐ろしさ

今回の「温泉むすめ」は、2016年から始まったプロジェクトのようですが、たまたまこのタイミングで初めて「フェミニスト」の目に留まってしまったようです。

今回の件はこれを書いている今はまだ終息していませんが、今後もきっとこの方々は「私が不快だと思うもの」を探して叩くことを繰り返すのでしょう。

 

これは本当に恐ろしいことで、もしかしたら、わざわざコミケに行って薄い本を買った上で「こんなひどいモノがありました。女性差別です!」とか言う人も出てくるかもしれません。

彼女らの「性搾取を助長するコンテンツを探して叩き撲滅させる」という情熱がなくならない限り、最終的にはコミケに行きつくんじゃないか?

わざわざコミケに行かなければ買えないものを買って、わざわざ見て、そして叩く。

・・・そんな未来が見えてしまいます。

 

 

不快なものを探して叩く人が不快な件

私はコミケに行ったことはありませんし、今のところ「性搾取!」と言われるような趣味はありません。

でも、他の人の趣味嗜好を「私が不快と思うから、なくすために声を上げる」という人が、とても不快です。

そうやって、個人の趣味嗜好を他の個人が制限しようとするのが、気持ち悪いし恐ろしい。

 

なぜそこで「色々な趣味の人がいるよね、多様性が大事だよね」で終わらせられないのか。

彼女らの言う「多様性」は、結局「彼女らが認めた中での多様性」で、私はそこが嫌なのです。

 

www.dokudamiyoshiko.com

 

 

私の「不快なもの探し」のゴールは

もしかしたら「そんなこと言ったって、お前だってアレとかコレとか、むしろこの話題だって『不快だな』と思いながらわざわざ調べてブログに書いているんじゃないか!」とおっしゃる方もいるのかもしれません。

・・・たしかに、その通りですね。

 

わざわざウンコを探しにいって、その臭いをかぎに行っているようなものです。

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でも、なんというか、「彼女ら」の不快なもの探しと、私の臭いもの探しには差があると思っています。

 

「彼女ら」はこんな感じ。

  1. 不快なものを探す
  2. それを敵とみなす
  3. 撲滅させるために声を上げる

 

それに対して私は、1は同じなんだけど、別に「敵」とみなすわけではなく、「私と違う考えの人」くらいの認識だし、「撲滅させる」なんて考えていないな。

しいて言うなら、どこが私と違うのか、私はそれに対してどう思うのか?を考えるための手段として使わせていただいているって感覚。

・・・まぁ、「そんなこと言っても、やっている事はほぼ一緒に見えるわ」と言われれば、「はぁそうですか」としか言えないけれども。

 

 

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