こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日、ふと思ったのです。
「私がおばさんになってから、色々な人に話しかけられるようになったな」と。
もともと、女の人や外国人に道を聞かれたりすることは多かったけども、男の人から話しかけられたことは、あまりなかった。
でも、30歳を過ぎてから、居酒屋や飲食店で男の人、特におじさんから声をかけられる機会が増えた気がする。
高校の同級生で卒業してからも月1で会う女友達との楽しい時間も、昔は二人でキャーキャー騒いでいたのに、最近は途中で大体おじさんに話しかけられて、水を差された気分になる。
そしてカラオケに避難する。
結婚指輪を付けてから?
肌にハリがなくなったから?
服装が落ち着いているから?
適度にブスだから?
なぜ、おじさんは私に気軽に話しかけるようになったのだろう?
「こちら側」の世界に移ってきたと思われている?
これは、私の思い込みかもしれないけれども、どうやら30代女というのは、おじさんからすると、「こっち側の人間」という認識なのかもしれない。
おじさんと同じ、「おじさんおばさんの世界」の入り口に立った人。
その世界の中で、一番若い、新人みたいなもの。
だから、気軽に話しかけても、ノリ良く受け入れてくれるはず、みたいに思っているのかもしれない。
若い女の子だと、警戒されてしまったり、引かれてしまうかもしれないけれども、おばさんなら酸いも甘いも噛み分けているから、何も気にせず話しかけられる、みたいな。
でも、違うんだよ。
突然、勝手に声かけ解禁されても困る
私は、これまで知らない男の人に声をかけられる人生なんて歩んできていなかった。
可愛くもないし美人でもない。
昔は今より目付きが悪くて、肌も汚かった。
ナンパなんて(宗教関連以外)されたことがない。
だから、知らない人に声をかけられた時のあしらい方なんて知らない。
そうやって二十数年間生きてきたのに、ある日突然、おじさんに話しかけられるようになるのだ。
見た目がおばさんになったから、話しかけてOK?
そんなの、受け入れられるわけがないじゃないか。
恐怖でしかないんだよ。
外食をする=知らない人と一緒に食事をする?
もしかしたら、声をかけてくる人って、同じ店・一緒の空間で食事をしているというのは、仲間だと思っているのかもしれません。
居酒屋とかバーとか、そういう雰囲気のところはありますよね。
でも、私にとっては「みんなで同じ空間で食事をしているのではなく、一人の食事空間が複数ある」という雰囲気のお店を選んで、行っているのです。
隣の人と一緒にご飯を食べているという感覚は、ない。
私は毎日ほぼ自炊だし、外食する場合も夫と一緒の場合が多いので、一人で飲みに行ったり一人で食事をするのは特別な時間。
毎日外食の人からすれば、いつもの風景かもしれないけれども、私にとってはめったにない、特別な時間なんですよ。
だから、一人で食事をする時間を邪魔しないでほしいのです。
デリケートなおばさんも沢山いるんだよ
こうやって色々書いていて、私は心が狭いなとか、気にしすぎだなとかも思いました。
ちょっと声をかけたぐらいでそんなに傷つくなら、一人でご飯を食べに行かなきゃいいという意見もあるでしょう。
現に、一人でご飯を食べに行けない人なんて、たくさんいる。
でも、一人ご飯をするなら、知らないおじさんに話しかけられるリスクまで背負えっておかしくない?
外を歩くなら通り魔に刺されるリスクを背負えみたいな発言だと思うんだけど、どう考えても通り魔が悪いだろう。
おばさんだからって、誰もがお喋り好きで、どんな発言でも上手くあしらえて、気軽に話しかけても受け入れられる、構ってもらえると思わないでほしい。
そんなに知らない人と話をしたいなら、そういう趣旨のお店に行ってほしい。
チェーンの回転寿司屋も牛丼屋も、そういうコミュニケーションをする空間じゃないでしょ?
・・・というのが、私の個人的な意見。
だから、夫がいなくて家以外で食べたい日は、ひっそりと一人でご飯を食べられる場所を探すのです。
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