こんにちは、ドクダミ淑子です。
先日アップした、ちょっとだけPV数がいつもより多めのブログには、色々なご意見・コメントが付いています。
こちらの件ですね。
その中で、こんな感想を目にしました。
「すごくまともな事をいっている女性がいてちょっと安心する」
お褒めいただきありがたいのですが、でも言わせてください。
「女性がみんなフェミニストの意見に賛成しているわけないだろ!」
声が大きいから目立つだけ
もしも、女性全員が「少年ジャンプでフェミニズム漫画を連載すべき。枠の一つくらいそういう感じでもいいでしょ?」「職場でハイヒールを強要する世の中を署名を集めて変えたい」「悪いのは男社会だから全てを変えるべき」なんてことに賛同していると思ったら、大間違いです。
そういうことを言っている人は、「他の人が言わないことを言うから」「声がやたらと大きいから」 目立つだけです。
先日、はるかぜちゃんが、「自分の周りの男性は優しくて幸せ」という趣旨のツイートをしました。
そしたらどうなったでしょうか。
「影響力がある人がそういうことを言うと男性社会を容認していることに繋がる」
「女性差別で苦しんでいる人を、なかったことにするのか」
「男に媚びを売っているんだろう」
「私は性犯罪の被害者だが、こういう発言をすると性犯罪がなくならない」
否定的なご意見ばかりがぶら下がりました。
・・・でも、こんな人を思う女性は、一部ですよ。
少なくとも私のごく周りには、そういう人はいません。
「そうか、よかったね。これからも素敵な人たちと仲良くね♥」
この意見が大半だと思います。
では、なぜこういう答えが出てこないのか。
「誰もが思うことだから」です。
当たり前すぎて、目立たない。
女性全員がまとも(論理的)な議論ができず、よくわからないフェミニズムに傾倒されているかというと、そうではありません。
フェミニズムは「教義」がないから、広まらないと思う
そして、今回の一件で、もう一つ思うことがありました。
「フェミニズムは、ある範囲以上には広がらない」ということです。
なぜか?
「これがフェミニズムだ」というものが、ないからです。
私の件のブログには、批判的なご意見もありました。
でも、それは「これはフェミニズムではない」「間違っている」「男女が共闘するだけではフェミニズムの要件を満たさない」というご意見がありましたが、だれもその後に説明しないのです。
「では、正しいフェミニズムとは何か?」ということを。
なぜなのだろうか?
それは誰もが「これが正しいフェミニズムです」と言えるものがなく、「これは違う」しか言えないのではないでしょうか?
個別の事象には、意見を出したりすることはできるのです。
セクハラ、パワハラ、産休育休、職場でのハイヒール・・・
でも、その結果、どういう社会にしたいのか?
どういう世の中が理想なのか?は、個々が思い描いていて、それがまとまっていないのです。
「女性である『私』が生きやすい社会」というのは、それぞれ別だから。
教義がない宗教は広がるのが難しいのと同じように、理想形が定まっていない運動は広がるのが難しい。
「女性にも選挙権を」っていうのは具体的だから広がるけれども、「女性が生きやすい社会を」っていうのは、広がりにくい。
女性同士でも「あなたが生きやすいとしても、私は生きづらい」ということが沢山あるからです。
先ほどの、はるかぜちゃんの例もそうですね。
だから一枚岩にはならず、お互いを潰し合って、分裂して、一部は消滅し、また少し大きくなって、分裂して・・・を繰り返すのではないでしょうか。
あなたの周りの声をちゃんと聞いてほしい
声が大きい人は目立つけれども、全ての女性が現代の、特にTwitterで盛んな「ツイフェミ」に賛同しているわけではありません。
少なくとも、私はかなり疑問だし、否定的です。
女だけど。
ネットの世界に夢中になってしまうと、極端な人の声に惑わされてしまうかもしれません。
でも、ネット上の声が世の中の全てで、ネット上でバズっている声が正しいというわけではありません。
ネット上の極端な意見に惑わされそうになったら、あなたの周りの人に意見を聞いてみてほしいですね。
きっと、ネットの中の極端な人とは違う意見も沢山出てくるはずですから。
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