こんにちは、ドクダミ淑子です。
Twitterを徘徊していて、こんな話を見つけてしまいました。
「お世話になっております」使うのやめません?
はぁ・・・またこういうヤツか。
自然に挨拶を使い分ける?
その人の主張としては、「初めて会うor話す相手なのに、全然お世話になっていないのに、」お世話になっておりますと言うことがおかしいというのです。
初めての相手ならはじめまして、久しぶりならご無沙汰しております、気の知れた方ならこんんにちはと自然な挨拶をしよう、と。
私はこれを読んで一番に思ったのは、「面倒臭くてやってられんわ!」でした。
年間で数百人と名刺交換をし、しかも10年くらい仕事をする立場からすればですね、「はじめまして!」なんて言って、「いやぁ・・・はじめましてじゃないんですよ」なんて言われるのはリスクでしかない。
覚えていろと言われましても、10年前に名刺交換した人を覚えていますか?
忘れることもあるだろ。
挨拶なんてところで、気まずい思いをしたり、相手にちょっとでも不快感を与えないためにも、「お世話になっております」で統一でいいなと思いました。
会社としてお世話になっているという考え方もありますね。
その通りで、こっちが正しい回答ね。
思考停止?大いに結構だ
「何も考えずに『お世話になっております』なんて言うのは思考停止だ!」というご意見もあるでしょう。
はい、その通りです、思考停止しています。
なぜかというと、その先の「本題」「商談」「折衝」、こちらの方を思考しているからです。
挨拶なんてノー思考でやり、脳の使用量を極限まで減らしているからです。
全部「お世話になっております」で統一すれば、ノー思考・ノーリスクです。
マナーは「話し合い」のテーブルに乗る手段でしかない
こういう、ちょっとしたマナーとかお作法的なものって、コミュニケーションを円滑に進める「潤滑油」みたいなものなんですよね。
「暑いですねー」「ええ、暑いですね」みたいなやりとりに「暑いなんてわかってるわ!」とか答えたり、エレベーターや出口までお見送りするのを「エレベーターの場所くらいわかるわ!」って言いたくなるのでしょう。
でも、その言葉や行動は、別の意味もありますよね。
商談を実りあるものにするためにも、お互いの要望を擦り合わせるためにも、円滑なコミュニケーションができる雰囲気を作ることが必要じゃないですか。
アイスブレイキングの会話なんて、別に何でもいいんです。
もちろん、相手の喜びそうなネタがあればそれに越したことはありませんが。
そりゃね、私だって、「稟議を上げる時は傾けて、次の人にお辞儀をしているようにする」とか謎ルールは、面倒臭いから反対ですよ。
(そうじゃなくても印鑑を斜めに押してしまうこともあるけど。)
でもそうじゃない、ちょっとした「共通認識」を育てるための所作・マナーなんかは、やっていて損はないのです。
箸の持ち方の時も同じようなことを書いた。
ちなみに「スーツ」については、実は欧米の方が厳しい。
スーツをちゃんと着られていない人は、そもそも商談のテーブルに上がれない。
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ゴタクはいいから、さっさと仕事しろ
ここからは私の偏見ですが、前置きみたいな「お世話になっております」に対して色々と考えている人は、その先のことをあまり考えていないことが多いのです。
その先とは・・・商談・折衝・話し合いの場で、どうやってうまくことを進めるかとか、着地点をどこに見出すのかとか、何をどう聞けばこちらの想定したゴールに向かうか、などなど。
考えることは、山ほどあるし、そちらの方が成果に繋がる。
マナーは抑えつつ簡素に。
提案・プレゼン内容に最大限に力を注ぐ。
・・・成果に繋がることをしっかり考えたほうが、自分の「成長」に繋がるよと、ババア的には思うのです。
つぶやきの主からはブロックされているから伝わらないけど。
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