こんにちは、ドクダミ淑子です。
私の部署に、ギリギリにならないと仕事をしない人がいます。
私もどちらかというとギリギリ人間だったんですけれども、育休から復帰してからは、とにかく前倒し前倒しとやってきているので、相性がめちゃくちゃ悪い。
それもあって、何度か衝突してきたんだけれども、お互い「自分のやり方とかポリシーがあるよね」という感じで落ち着いてきた。
なので、最近は私が「ギリギリすぎる!」とぼやいても、「へへへ、すみません」くらいのリアクションが帰って来るようになった。
・・・って以前はさ、これに対して「私だって全力で頑張っているんです!」みたいな感じで噛みつかれていたんですよね。
いや、全力なのはわかるけれどもギリギリで動くなっていうのはおかしなことなのだろうか?とか思ってたけど、もうそこは主義が違うということで落ち着くしか無いのだと思う。
それでですね、最近またギリギリ事案が発生しまして、「ギリギリすぎる!(笑)」と言ったらこう返ってきました。
「ギリギリにならないと動けないの、自分でも分かっているけど直せないんです・・・」
ギリギリにならないと動けない病
わかるよ、わかる。
私も前はそうだったもん。
前日に徹夜して仕上げるとか、ザラだったもんな・・・
でも、それって、絶対に絶対に早く仕上げた方がいいに決まっているのです。
確認したり、アドバイスもらったり、修正したり・・・ってやるためには、残り時間は多いに越したことはない。
だいたい、ギリギリでも余裕を持ってても、作業時間が発生すること自体は変わらないので、どこかでその時間を確保しなければいけないのだ。
2日前とか3日前に完成するように予定をセットしておけばいいだけなのだ。
・・・って思うんだけれども、その人の場合はきっとこうなのだろうと思う。
- デッドラインギリギリ、ケツに火がついてからの作業スピードが速いので時短になると思っている
- 「ギリギリ間に合った」が快感になっている
1については、彼女は結構「うーん、どうしようかなぁー?」と迷うタイプなので、時間に余裕があると「もう少し悩もう」って思ってしまうみたいなところがある。
デッドラインが決まっていると、その「どうしようかなぁー?」ができないので、もう直感で「よし!こっちだ!」と決めてしまえるので時短になると思っているフシがある。
しかし、その「えいや!」は、果たして大丈夫なのだろうか?と思う。
どこかの段階で、材料を集めたり自問自答しながら「答え」を見つけ出したほうがいいんじゃないかな・・・と私は思うんだけれども。
2については、この病気の厄介なところで、「ギリギリ間に合った」というのは快感になりがちなのだ。
それを活用して、元ブラック企業(現グレー)の弊社では「ギリギリ達成できた」というドラマを演出しようとする。
余裕で達成してしまうと、人はその分働かなくなるからな・・・期末最終日まで追いかけて追って追って・・・とさせるのは営業あるあるで、そこで残りの数字を絞り出すのだ。
それが「快」としてインプットされてしまうと、逆に余裕を持ったスケジュールを立てるということができなくなってしまう。
ギリギリ病の治し方
そうやって「ギリギリでやること」の方がインプットされてしまっている人を治すためには、マインドセットをし直すことが重要になってくる。
私の場合は、まず「早く帰りたい病」「面倒臭がり病」にかかってしまったので、そこから自分の仕事の進め方を修正してきたって感じなんだけれども、まずは「早く終わらせることのメリット」みたいなものをしっかり考えて、早く終わらせたことでの「快」の経験を積み重ねていくしかないんだろうな・・・と思う。
そんな私が、意識改革&行動改革の時期に読んだのは、こちら。
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公式サイトからの紹介文も載せておきます。
この本は、
「好きなことに思いっきり向き合う」
ための時間術の本です。・遅い天才より、速い凡人がトップに立つ
・3500個の不具合があっても、世界は変えられる
・2:8の法則が、あなたの仕事を変えていく
・石膏像を掘るとき、「眉毛」から始める人はいない
・最強の昼寝は、18分
・あなたの仕事は、規則を守ることではない
・待ち合わせ30分前に、スタバでコーヒーを飲め著者が40年かけて実践してきた時間術を、一冊に凝縮。
ざっくり言うと、最初の方にめっちゃ力を入れて終わらせて、残りは惰性でやってこうぜ!みたいな内容だったと思う。
これはめちゃくちゃ勉強になったし、自分の意識改革が出来た本だった。
たしかKoboアプリに入ってるから、機会あればまた読み直したい。
とにかく、「ギリギリよりも余裕を持ったほうがいい」と心から思って、それを実現するための方法について考えていくべし、なので、ギリギリマンは早くやることのメリットを感じられるようにするのが1番なのだろうと思う。
ギリギリ行動についても、「火事場の馬鹿力」みたいなのが働くメリットもあるからな・・・ワーママおよびチーム作業との相性は激悪だけど、それを続けたいのというのならば、上手く他人への迷惑を最小限にしつつ、付き合っていくしかないのかな。
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