こんにちは、ドクダミ淑子です。
育児についてあれこれ試行錯誤しながら、定期的にインプットをしている今日このごろ。
最近、ちょっと悩みつつもこちらのシリーズに手を出しました。
おうちゆるモンテッソーリ!
どんな内容なの?
公式サイトによると、こんな内容です。
のべ20,000人のママを救ってきた「家庭でできるモンテッソーリ教育家」による、最強の「おうちモンテッソーリ教育」の教科書!
「お金」も「場所」も「時間」も必要ナシ!
5,000人のママを救ったおうちモンテ教育家によるコスパ最強のモンテッソーリ教育の教科書!「VUCA(ブーカ・先の見えない時代」と呼ばれるいま、「子の自立」をめざすモンテッソーリ教育は根強い人気です。しかし、「実際は意識の高いストイックな親しか続かない」というのが現実です。
- 教具を買うお金がない
- 好きなことをやらせる場所がない
- 子どもの集中を待つ時間・忍耐力がない
モンテで挫折する3大原因を解決すべく、「モンテのかけ込み寺」と呼ばれる著者が、挫折する原因となる6つの要素とその解決法「おうちモンテ」をリアルQ&A形式でわかりやすく解説します。
これでもう挫折しない!
シリーズで2冊あります
2024年秋時点では、シリーズ2冊出ています。
2冊とも読んだんだけど、1冊目はモンテッソーリ教育とはなんぞや?現代の子どもが必要になる生きる力とは、能力とは?教具とは?・・・などなどを説明した上で、じゃあその理論を「おうち」で実践するためには何をどう意識していけばいいのか?みたいな内容でした。
2冊目はその内容をさらりと復習しながら「言語」「非言語」「芸術」などなどそれぞれの分野で、遊びや会話の中にどう組み込んでいくか・・・みたいな内容。
どっちも被る部分があるので、片方だけ読むなら「モンテッソーリ教育そのものに興味がある」なら1冊目、「賢い子にさせる方法が知りたい」なら2冊目って感じかな。
ただ、後者の「賢い子に」っていうのも、何か特別なことをするというよりも、普段の親子の会話の中で内容を少し深められるものにしようとか、そういう感じ。
私はわりと、この辺に自分が普段考えているようなこととマッチしたので、スイスイ読めた。
モンテッソーリ教育への先入観
もともと、モンテッソーリ教育っていうのに少しマイナスと言うかネガティブというかの印象があった。
原因はこちらの本。
「子どもがイタズラをするのは才能を伸ばしているからだ!」みたいなのがちょっと自分の中で腑に落ちなかった。
たしかにイタズラで何かの感覚を伸ばしているかもしれないけれども、それを「才能のためだと思いましょう」みたいなのは何かが違うかなと思っていた。
あと、「全ての子どもは素晴らしい才能を持っている!」みたいなのも過剰な期待をしていないか・・・と思ったな。
あとは、保育園見学で行ったモンテッソーリ園がちょっと苦手だった。
ただ、教具を使う時間は月1回程度+子どもがやる気があればその時にもやることはある、みたいな感じで、あまりかっちりやっていなかったような気もする。
そのモンテ園が苦手だったのは、うちからも近所の公園で遊んでいる時に、帰る時間になって帰らない男の子に対して、置いていくそぶりをした上でそれでも帰らないことに対して怒鳴っていたのを何度か見かけたというのもあるかもしれない。
今思うと、なんちゃってモンテ園だったのかもしれないな。
あとは、「おうちモンテ」とか言っちゃう親が苦手っていうのもある。
私も知育ママの部類だと思うんだけど、なんか「これをやれば必ず賢くなるザマス」みたいな安直な感じや、「〇歳であれが出来た、まだこれが出来ない」とあれこれチェックリスト付けて進捗管理・・・みたいな人が苦手。
まぁ、彼女たちも色々と子どものためを考えていると思うんだけど、ちょっと気が合わないだろうなと思う。
でも、この本を読んで、理論自体は決しておかしなものではないし、子どもの成長を考えた教育法なんだろうなと思えた。
問題は、それを自分たちの都合の良いように使ってしまう人達の方なのだろう。
大切なのは、日常
私はこの部分がとても印象的でした。
幼児期における子どもの育ちの理想は、「毎日同じパラパラマンガを作っていく」ようなもの。朝起きてから夜寝るまでのパラパラマンガを作る。それを毎日くり返していくイメージです。
<中略>日々の違いが小さければ小さいほど、子どもの心は安定します。そして毎日同じだからこそ、ちょっとした違いにも気づきやすくなります。
その違いに興味を持ったり、変化を変化として受け止めることで、子どもは少しずつ自分の身のまわりの世界を知っていくのです。
ですから、「今日はこの体験会、明日はこの遊園地」というように、毎日ダイナミックな違いを自分の中に取り込んで整理していくような生活は、子どもの負担を大きくします。
大事なのは、日常。
学びは、日常の中にある。
だからこそ、忙しい毎日の中でも、子どもと向き合って、色々な話をしながら子どもの世界を広げていくお手伝いをしていきたいなぁ・・・と思ったのでした。
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