ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

歴史は繰り返し、一定数の若者はその「夢」にたどり着く


こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

ある日、どこで聞いたか忘れましたが、若い男性が女性に対してこんなことを語っているのを盗み聞きしました。

 

「自分達の店を作りたいんだ」

 

ほほう、なるほど。

 

 

大人が聞くと止めたくなるが

その彼の話を聞いていて、私は全身がかゆくなりながら、思わず「やめなさい」と言いたくなりましたが、ぐっと堪えました。

 

彼が語っていたのは、「仲間と集えるような店を作りたい」「皆で金を出しあって、DIYなんかもしながらハコを作る」「仕事帰りに仲間の誰かがいて、ほっとくつろげるような空間にしたい」「儲からなくてもいい」「何かあった時にこれが自分の居場所だと思えるような場所にしたいし、皆にもそう思って欲しい」などなど。

その話だけだったら、シェアハウスでもいいし、誰かの家をたまり場にしてもいい。

でもそこで「ミセ」となるんだなぁ・・・

 

大人である私は、まずお金を出し合う時点で揉め、誰が店長になるかで揉め、コンセプトで揉め、置くインテリアで揉め、儲からないことで揉め・・・とありとあらゆる段階でのトラブルばかり想像してしまうのですが、キラキラした目で「ミセ」を語る彼には、そういう邪な考えは全く無いようでした。

 

 

歴史は繰り返す

我々大人から見れば、「どう考えても茨の道」みたいな話でも、きっと若者からすれば希望に満ちた、夢や野望になるのでしょう。

そうやって、夢や希望だけ持って、「自分だけの城」とか「みんなの居場所」みたいなのを作って、一握りは成功して残りの大半は失敗して借金を背負うのでしょう。

 

でも、それもある意味仕方がないのかもしれません。

私は歴史や失敗例を見ているけれども、実際に店をやっているかというと、そうではないのですから、そんな大人のアドバイスなんて参考にならないでしょう。

実際に、やってみなければわからないことが多いですしね。

 

そう考えると、いつの時代であっても「店をやりたい」という若者は出てくるのでしょう。

 

 

計画は大事よ?

ただ、私はやっぱり思うのです。

 

店をやるなら、たとえ趣味でやるにしても、ちゃんと利益を出せるように計画を立ててみた方がいいんじゃないか、と。

 

1日に(またはひと月に)どのくらい売上があれば、黒字になるのか。

その売上を本当に毎月「仲間達」から取れるのか?

無理なら「外部の人間」から取ってこないと赤字になるけど、それは可能なのか?

外部から取ってくるための宣伝広告費は?それは誰が管理するの?

 

夢ばっかり見てないで、もう少し「現実」を見なさいよ・・・と考えてしまう。

んで、色々と計算した結果、「店」という形にしなくても、それはいいじゃないか?と思う。

友達で集いたいだけなら、誰かの家かアパート借りるだけで済むんだし。

 

あの、キラキラした目で語っていた若い男の子は、本当に店を作るのだろうか?

せめて、開業資金としばらくの運転資金をポンと出してくれる、太い実家があることを心から願っています。

 

 

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