ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

足りない想像力を埋めるために

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

私はあまり「結婚していないとわからない」「産んでいないからわからない」「女性じゃないとわからない」と言いたくないなと思っています。

違う立場の人でも相手のことを思いやるっていうのが大切だと思っているから。

 

でもそんな私でも、「子どもがいると初めてわかるなぁ」ということもあります。

 

たとえば、これ。


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この、手すり2本あるのってなんでだろう?と思っていたんですけど、これの下の段を使う者が身近にいました。

 

そう、うちの子です。

 

 

階段の上り下りをマスターしつつある

うちの子はわりとなんでも自分でやりたがるタイプで、最近は「我が一番なり」と主張し、階段を自分が上りきるまで親が上ろうとすると「ダメ」とか言うようになってきました。

上りはほぼマスターしているから大丈夫っちゃ大丈夫なんですけど、それでも心配だから、出来るだけ手すりにつかまってもらいます。

 

その時、身長100センチの子だと、大人の高さの手すりはつかみにくいんですよね。

そこで、手すりの出番。

先ほどの写真の下側の手すりが、ちょうどいい。

つかまってゆっくり慎重に上り下りしている様子を見ていると、「ああ、こんなところにも小さき者への配慮があったんだな」と感謝の気持ちがわいてくる。

そうやって、背の低い人もつかめるようにと2本つけてあるのって、私の住むエリアはお金をかけてバリアフリー社会を実現させているのだなと実感する。

 

 

飲み薬に書かれた名前

あとね、大人だけの世界だったら必要なかったもの。

飲み薬の一袋ずつに印字された、子どもの名前。

 

子どもが複数いたり、多くの薬を飲まなければならなかったり、ゴタゴタしていて紛れてしまったりしても大丈夫なようになのか、ある薬局に行くと、小袋の1つずつに名前がプリントされているんですよね。

しかも、平仮名で。

 

こういう小さい「配慮」に気づくたびに、私もまだまだ自分と違う人達に対する想像力が足りないなぁと思う。

 

 

足りない想像力を埋めるために

想像力が足りてないなぁと思った時に、Twitter(現X)でこんな言葉が流れてきました。

 

私は、「俺、俺と違うタイプの人と接点取らずに生きてきたし、今後も生きていきたいからー!」っていう、思いやりシャットアウト的な言葉として読みました。

そして、それってめちゃくちゃ浅い人間の台詞だなぁと思った。

 

自分の足りない想像力を「俺様、恵まれているから~」とそのままにしていると、どんどんと浅い大人になっていくのだろう。

そして、「恵まれていない人のことも思いやってあげないとね☆」と無邪気な顔で見下してしまう。

そういう、無菌室で大切に育てられた子が勘違いした大人になっていくのは、何かが違うなと思う。

 

足りない想像力を埋めるためには、色々な人と接することが必要だと思う。

たとえ分かり合えなくても、接して、その人の思考回路に少しでも触れること。

その中で、その人にあって、自分に足りないものも見えてくるし、リスペクトの気持ちが芽生えることもある。

 

(まぁ、「絶対にこの人とは分かり合えん!」ってこともあるけど)

 

自分が「足りていない」から、人と会うことで学ばせていただく。

・・・という気持ちがなく、自分は完璧だから違うタイプの人とは交流する必要がない!会わずに一生生きていく!みたいな人は、いつか裸の王様になって、庶民に痛い指摘をされそうだな、なんて思っている。

 

 

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