こんにちは、ドクダミ淑子です。
ある日、ライターさんから上がって来た求人票にこう書いてありました。
「未経験者もバックアップします」
・・・バックアップ?
バックアップってアレですよね?
「バックアップ」って、何かが壊れた時にデータを損失しないようにクラウド上とかUSBとか何かしらに保存しておくことじゃないの?と思わずググってしまったけれども、検索結果もやっぱりそんな感じだった。
パッと見たときに私もこの意味でとらえていて、「新人がバグって飛んでも大丈夫ですよ、代わりはいるんで^^」みたいな、血も涙もないような話なのかしら?と思ってしまったのですが、きっと書いた人は「後ろから支える」みたいなニュアンスで書いたのだろう。
ちなみにそのライターさんと同じ会社の違うライターさんから上がって来たものも「バックアップ」って書いてあって、ああ、この会社はバックアップを「サポート」みたいな感じで使う人達なんだな、と思った。
謎英語よね
和製英語なんて昔っからあると思うけれども、こういう、本来の意味と違うのに日本語としてなんとなく「こんな意味かな~」みたいな感じで浸透していって、共通言語になっているものもある。
もう1つそういうので、「キャッチアップ」っていうのがあって、本来の意味は「遅れを取っているものに追いつく」みたいな意味になるんだけれども、「遅れを取っている」が消えて、「つかむ」みたいな意味で使う人が結構いたりする。
「掴んで(キャッチ)発信する(アップ)」みたいな。
「キャッチアップ」を「キャッチしてアップする」の意味で使う人、私の認識するキャッチアップと違うなーと見るたび思う。誤用だけどこっちが一般的になりつつあるのかな?
— ドクダミ淑子 (@dokudamiyoshiko) April 30, 2022
あと、「10歳年下なのに」って、年下=自分よりも劣ってるって思わない方がいいぞ。SNS歴18年をドヤりたいのかもしれんけど。 pic.twitter.com/89LH7tKg1x
これもめちゃくちゃ違和感を抱いているんだけれども、言っている本人はわりと自信満々に「情報のキャッチアップ力というアドバンテージ」みたいな感じで話すので、「遅れているの?先取りなの?どっちなの?」ってなる。
目くじら立てても仕方ないんだけれども
日本語でも英語でも、誤用っていうのはあるし、将来的にはそちらが正しくなる可能性もあるんだけれども、私はネチネチしているので、「間違ってるよなぁ」と気にしてしまう。
間違いだよなぁと思っているけど最近は指摘はしない。
「PV(ページビュー)をプレビューだと勘違いだと思っているおじさんに「意味が違うかもしれません」くらいにさらっと指摘したことがあったけど、私が間違ってるみたいな雰囲気になったりして心が折れたのもある*1。
コミュニティノートみたく、参考URLをつけて説明すべきだったのかもしれないけど、そういうのもネチネチだしなぁと変に気を揉んでいたけど、面倒臭いから指摘するのはやめる方向性でいる。
今回も、バックアッブのところは「指導」「育成」「教育」「サポート」のどれかかな・・・と思い、漢字だと堅い雰囲気になるしと「サポート」と赤入れをした。
そうなのよね、漢字だと仰々しいっていうのはある。
だからといって、「バックアップ」は許せないんだけど。
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*1:半年後くらいに直っていたので、また誰かに指摘されたか自分で気づいたのかもしれない。