ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「新人をバックアップします」の意味

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

ある日、ライターさんから上がって来た求人票にこう書いてありました。

 

「未経験者もバックアップします」

 

・・・バックアップ?

「突然のバグに目を丸くする猫」だそうです



 

バックアップってアレですよね?

「バックアップ」って、何かが壊れた時にデータを損失しないようにクラウド上とかUSBとか何かしらに保存しておくことじゃないの?と思わずググってしまったけれども、検索結果もやっぱりそんな感じだった。

 

パッと見たときに私もこの意味でとらえていて、「新人がバグって飛んでも大丈夫ですよ、代わりはいるんで^^」みたいな、血も涙もないような話なのかしら?と思ってしまったのですが、きっと書いた人は「後ろから支える」みたいなニュアンスで書いたのだろう。

ちなみにそのライターさんと同じ会社の違うライターさんから上がって来たものも「バックアップ」って書いてあって、ああ、この会社はバックアップを「サポート」みたいな感じで使う人達なんだな、と思った。

 

 

謎英語よね

和製英語なんて昔っからあると思うけれども、こういう、本来の意味と違うのに日本語としてなんとなく「こんな意味かな~」みたいな感じで浸透していって、共通言語になっているものもある。

 

もう1つそういうので、「キャッチアップ」っていうのがあって、本来の意味は「遅れを取っているものに追いつく」みたいな意味になるんだけれども、「遅れを取っている」が消えて、「つかむ」みたいな意味で使う人が結構いたりする。

 

「掴んで(キャッチ)発信する(アップ)」みたいな。

 

 

これもめちゃくちゃ違和感を抱いているんだけれども、言っている本人はわりと自信満々に「情報のキャッチアップ力というアドバンテージ」みたいな感じで話すので、「遅れているの?先取りなの?どっちなの?」ってなる。

 

 

目くじら立てても仕方ないんだけれども

日本語でも英語でも、誤用っていうのはあるし、将来的にはそちらが正しくなる可能性もあるんだけれども、私はネチネチしているので、「間違ってるよなぁ」と気にしてしまう。

間違いだよなぁと思っているけど最近は指摘はしない。

「PV(ページビュー)をプレビューだと勘違いだと思っているおじさんに「意味が違うかもしれません」くらいにさらっと指摘したことがあったけど、私が間違ってるみたいな雰囲気になったりして心が折れたのもある*1

www.dokudamiyoshiko.com

 

コミュニティノートみたく、参考URLをつけて説明すべきだったのかもしれないけど、そういうのもネチネチだしなぁと変に気を揉んでいたけど、面倒臭いから指摘するのはやめる方向性でいる。

 

今回も、バックアッブのところは「指導」「育成」「教育」「サポート」のどれかかな・・・と思い、漢字だと堅い雰囲気になるしと「サポート」と赤入れをした。

 

そうなのよね、漢字だと仰々しいっていうのはある。

だからといって、「バックアップ」は許せないんだけど。

 

 

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*1:半年後くらいに直っていたので、また誰かに指摘されたか自分で気づいたのかもしれない。