ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

教育熱心な幼稚園を見学して、心が揺さぶられる

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

我が子は0歳児~2歳児クラスの小規模保育事業所に通っているので、今年度で卒園になります。

そろそろ、次の園を考えなければならない時期になってきました。

 

ベースは保育園で、0歳の育休中に結構な数の見学に行ったので、そんなに保活(見学の部)頑張らんでも・・・っていう状態ではあるのですが、気になる園にはいくつか行ってみようかなと思っています。

 

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そんな中、保活第2部で初めて行った園で、私は「教育環境」ということに対して深く考えることになりました。

 

 

説明会に行ってきた

土曜日の朝、私は入園説明会に行っていました。

久しぶりの説明会で、スリッパという存在を忘れるというポンコツぶりを見せつつも(ビニール袋は鞄の中に入っていた)、オフィスカジュアルで参上した私。

 

そこで2時間超の説明会やらレッスンのデモンストレーションやらを受けました。

 

今まで、保育園の説明会しか行ってなかったから、その内容にぶったまげた私。

 

なんかね・・・すごいんですよ。

うん、とにかく、すごい。

 

何がすごいか?って全てにおいて科学的根拠を持って子どもが「伸びる」みたいな仕組みが整っているって言う感じだった。

子どもが伸びるには「知的好奇心」みたいなものが必要だと思うんだけれども、それを刺激し、楽しみながら、空間把握能力だの論理的思考力だの巧緻性(説明会の中で初めて意味を知った)だのを伸ばしていきまっせ~!みたいなものが、もうしっかり整っているって感じ。

 

大きな体育館があって、天候に左右されずに毎日身体を動かす時間があって、スポーツメカニクスに基づいた体の動かし方を学ぶとか、パズルだのなんだのや最新のプロジェクターを使ったレッスンで思考力や記憶力を鍛える・・・話を聞いていてとても楽しそうだと思った。

 

それにプラスして、ボタン(ボタンホールのあるタイプ)の付け外しや箸の使い方などの生活指導もしっかりある。

小学校受験指導も希望者には放課後に行い・・・って、そういう子が入る園だよなぁと思った。

 

そして同日に、はあちゅうさんが、もうすぐ4歳になる(なので年少さん)の息子さんについて書いている中で「子どもが暴れたり、泣いたり、食べ物をそこら中に投げるから食事中にスマホで動画を見せる」とか「手遊びとぬいぐるみで2時間半大人しくさせるのは、神業以外のなんでもない」とか書いていて、その差に目がチカチカした。

想像だけでは、わからないこと|はあちゅう

 

礼儀正しく、集団行動ができ、きちんと片づけをし、食べ物をそこら中に投げたりしない幼児達・・・食べ物をそこら中に投げ、片づけをしない3歳児とは別の世界で生きている子供達の姿がそこにあった。

 

 

そりゃ、「差」は出るわな

その、大変に礼儀正しく、目を輝かせながらパズルや英語のレッスンに取り組む幼児達の姿を見ていて、この世界の「差」みたいなものを強く感じた。

 

この園に通い、小学校受験をし、中学~高校と私立で・・・って育ったら、その辺の公立で育った人とは、持っている能力が違って当然だろう。

 

私自身は公立高校から私立大学に行って、その「差」というのを入った後にはあまり感じられず生きてきたけれども、よくよく見たら附属校育ちの子達には、私にはないものを沢山持っていたのかもしれない*1

 

頭が良くて実家が太くて顔が整っていて、なおかつ礼儀正しく性格も良い・・・そんな人たちはこういうところで育っているのだ、きっと。

 

日本は「格差」はない、と思っていたけれども、確実に格差はあるな・・・なんてことまで考えがどんどん飛躍していった。

 

心を落ち着かせるためにその日のランチは、かつやのネギねぎラー油のロースカツ丼(梅)にした。

 

 

子どもを入れたいか?

・・・で、うちの子の話。

 

私は説明会に参加して、その後ちょっと迷った。

「うちの子がこの園に入ったら、楽しいかどうか?」と。

 

たぶん、慣れればとても楽しいと思う。

勉強勉強!というわけではなく「遊んでいるうちに楽しく知的好奇心が・・・」みたいなタイプの園だったから。

ただ、慣れるまでに苦労するだろうなと思った。

 

「遊びながら」と言っているが、とはいえ、かなりかっちりしている。

うちの子はまだ箸は使えていないし、トイレトレーニングも終わっていないし、ボタンの付け外しもできない。

まぁそのくらいは、今から練習すれば出来るようになるかもしれないけれども。

 

ただ、一番引っ掛かったのは、「バイリンガル教育」だ。

これも「英語のシャワーを浴びているうちに自然とバイリンガルになります」みたいな感じで、子どもに負担を掛けるわけではなかったんだけれども、うちの子はまだ日本語もおぼつかない。

そんな中で「バイリンガル教育」というのが一番違和感を覚えた。

たしかに、英語力があるに越したことはないだろう。

でも、「自分の気持ちを伝える」「難しいことを脳みそで考える」という時の言語は1つであった方がいい、と私は考えている。

日本語がおぼつかない中で、英語のシャワーを浴び、英語で気持ちを伝えるトレーニングをしながら、日本語でもやりとりする・・・みたいなことが、うちの子にとって良いのだろうか?と思ったとき、「普段の生活は日本語がいいな」と思った。

正直、体育と知育については、かなりいいなと思ったけれども、「バイリンガル教育」だけは今は必要ないかな・・・と思った。

 

あと、大規模園ということもあり給食がなんか美味しくなさそうなお弁当だったのもある。

私は幼稚園育ちなんだけれども、とにかくご飯がまずかったのだけは覚えている。

そのせいで小学校に入った時、まずいと有名な市の給食センターの給食をめちゃくちゃ美味しいと思っていた。

 

 

保活は続く

この「良い園だけど、うちの子にはいいや」という結論に辿り着くまで、1日くらい考えた。

 

「これは私のバックグラウンドに引っ張られてはいないか」「子どもの将来のためを第一に考えているのか」などなど、「良い園だった」ということもあって、そこの入園を志願しないという結論を出そうとすると、私の中で色々な「内なる声」みたいなのが出てきた。

でも、「良い園というのと、うちの子に合うかどうかは別物で、うちの子のことは親である私が一番わかっている」と思ったら、もう「うちの子には違うな」という気持ちが揺るがなくなった。

 

ただ、これからの子どものことを考えると、保育園+習い事とか、園のカリキュラムとか、課外活動とか、「生活」と「教育」をセットで考えて行かないといけないということはひしひしと感じた。

 

・・・というわけで、保活第2部はまだしばらく続きます。

 

 

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*1:よく考えたら、私の大学で仲良かった子達は附属校の子はあまりいなくて、自己推薦とかAOとかで現役で入ってきた変わり者と、浪人して頑張ってきた田舎の子達が多かった。類は友を呼ぶのだ。