ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「高齢者を見捨てて子供を助けろ」って違くない?


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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

今、私は子育て真っ盛りの世代なんだけれども、そういう中で「高齢者への支援が手厚くて、子育て世代には手薄い。日本は終わっている!」みたいな主張を見ると、「それもなんか違うなぁ・・・」と思ってしまいます。

 

 

「高齢者を見捨てて子供を助けろ」って違くない?

もちろん、若い世代への支援も手厚くしてほしい。

でも、予算が限りある中で、医療費もかかる高齢者世代のケアに予算をさかなければならないのも当然だ。

 

ホームレスになり徘徊する認知症の高齢者がしょっちゅう出て、警察や消防が出動させられて、家族の心労が溜まるのもまた問題だろう。高齢者の支援は、必要だからやっているのだ。

 

 

子育て世代にも支援は必要だけど

少し前に、タレントのおかもとまりさんが、「シングルマザーだと7歳の男の子と一緒に大浴場に入れなくて思い出が作れない。政府が支援してほしい」とか発言して炎上したけれども、そういう「支援」と「ワガママ」「贅沢」の線引きってなかなか難しい。

なぜ難しいかというと、その「支援されて当然」ってレベルが、人によって異なるからというのと、なんとなく子供を産むと「国の宝、将来の財産になる存在を生んでやったぜ」みたいになって「そのためには国が支援するのが当たり前」みたいになぜか急に上から目線になる人がいたりするから。

 

たしかに、お金がなかったりすると旅行にも行けなくて、「他の子が旅行に行っているのに、うちは行けない」みたいなのを「シングルマザーだからだ」と理由をつけて、「支援があれば」と言いたくなる気持ちもわかるんだけれども、そんなこと言ったら誰もかれもが富豪の生活ができるのか?できなければ支援されるべきなのか? になる。

 

生活保護も憲法も「健康で文化的な最低限度の生活」なんだからそこまでする必要はないと思うんだけれども、他の人の投稿とかを見るとなんとなく旅行とかちょっとした外食とかが「最低限の文化的生活」みたいになりがちで、それができないと「差別だ」「不公平だ」となっている気がする。

 

そしてその「子持ち様」みたいなのに、私は違和感を覚える。

 

 

皆が支援を受けるべきだけれども

高齢者と子持ち家族の違いとしては、「判断力」みたいなのがあると思う。

高齢者になればなるほど、工夫と努力でどうにかなる問題ではなくなってくるし、そもそも加齢とともに工夫や努力をする気力と体力がなくなってくる。

 

それに比べて、若い世代の場合は、工夫や努力でどうにかなる幅がある。

・・・んだけれども、そういうのをガン無視して、「とりあえず支援して」みたいな人が問題なんじゃないかな?と思う。

 

そう思うのは、私が「強者」だからなのかもしれないけれども。

 

 

求めるものが多い人たち

仕事で色々やっていると、今は土日祝休みで残業がない会社を求めている人が多い。

まぁそれは当然の流れなんだけど。

 

ただ、それにプラスして「資格や経験はないけど給料は欲しい」みたいな人が多くて、これになかなか苦戦している。

資格も経験もなくて、でも給料は欲しい・・・わかるんだけど、それも多くを求めすぎていやしないか?と思ってしまう。

 

でも、それがこの時代なのだろう。

「少子化で減りつつある若者世代の俺が転職する気があるんだから、待遇を整えそして仕事も教えろ」みたいな。

 

問題はこれも、「上から目線の求職者」と「やる気があり潜在能力も高いが求めるものもそれなり」の区別がつきにくいことだ。

そして多くの場合が、ただのワガママであることもしんどい。

 

でも、「クレクレ」と言う人の方が結果的に得をすることが多くて、控えめにしていることであまり得をすることはない気がする。

だから、「クレクレ」人間は止まらない。

彼らからすれば、「とりあえず要望は出しておけ。却下されても損はしないし、承認されれはお得」くらいの気分なのだろう。

 

 

自治体の選び方が大事だと思う

皆が皆、「支援してくれ」「ここの予算を削って」とパイを取り合う世の中になっていく中、どうしたら適切で平等な支援を受けられるのだろうか?

 

私は、「住む場所を、そこそこ都会で、そこそこ賢い人たちが住んでいて、手堅い財源があり、そこそこ若くて賢い人達が議員をしている自治体を選ぶ」が1つの策なのではないかと思う。

 

私の今住んでいるところ(マンション買っているので当面は住み続ける予定)は上記に当てはまるんだけど、子どもへの支援がわりと手厚い。

通常の支援にプラスして、生活困窮層の子育て支援もコロナだの食糧費の高騰といった理由で定期的にお金出しましょうか?とお手紙がくる*1し、保育料も比較的安く、医療費助成やインフルエンザ予防接種費用の助成など、色々な助成もあるし、大人の健康診断も毎年お手紙が来る(会社のを受けているので受けないけど)。

3つの自治体しか住んだことがないけれども、近隣であっても自治体によって支援の内容が違うなと思うことが多々ある。

だから、「子育て世代に優しくない!」は、近隣への引っ越しで解決できる可能性もあると思う。

 

 

若いうちは自ら動こうぜ

そんな感じで何が言いたいかというと、「あまり文句ばかり行ってないで、行動に移すことで変わることもあるよ」ということ。

個人個人で色々な事情もあるのはわかるけど、自分で行動することで変わってくることもたくさんある。

引っ越しにはコストもかかるけど、それだけで受けられる支援が変わってくることもあるから、転校とか転園は大変かもしれないけど、考える余地はあると思う。

 

そんな感じで、「高齢者よりも子どもへの支援を!」と言う方には、ぜひ文句を言う以外に自分のできることを考えてほしいと思う。

 

 

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*1:子育て世代全員に届いて「該当者は申請してね」ってお手紙で、うちは共働きで非課税世帯ではないので該当しません。