こんにちは、ドクダミ淑子です。
はあちゅうさんのnoteを読みました。
ざっくり言うと、「どこに行っても暴れる息子(3歳8ヶ月)がいない旅行が死ぬほど楽しみでそれを生き甲斐にしてた、行ったらやっぱり最高だった!」という、浮かれに浮かれた内容で、育児に奮闘する人たちから「共感!」「私も全然一人の時間がなくて…」みたいなコメントがたくさん届いて全ママが号泣の絶賛の嵐な勢いらしいのですが・・・おいおい、彼女の1ヶ月見てみ?どこが自分の時間がないのかね?って、ファンの私は興ざめしてました。
参考:フォロワーさんから提供いただいた画像をまとめたブログ。
これで「自分の時間がない!」って言っているなら、そもそも子供を育てる時間をゼロにしなければならんレベルなんだけど・・・と思う。
子育てに時間がかからないわけがないじゃないか
はあちゅうさんのnoteからも引用しておきましょう。
こういう時間を渇望していた。 私は子育てをしている日本人女性としては、 自由にやってるほうだと思うけど、 それでも私にとっては日常の合間の息抜きは全然足りず、 心はもうずっと前に干からびていた。
結局スーパーに行けば、 息子が遊びそうなおもちゃや似合いそうな服を見てるし「 次は子連れで...」なんて、 頭の中に次回用のリストがいつの間にか出来ているけど、 息子と自分を切り分ける時間がしっかり取れたことで、 心が晴れ晴れしている。私には、 自分と過ごす時間が圧倒的に足りなかった。
なんか、こういう言葉を見ていると、「子育てに時間かかるなんて当たり前じゃん」と思ってしまう私がいる。
はあちゅうさんはシングルマザーだから、もしかしたら元旦那さんと分担するつもりだったのかもしれないけど、とはいえ離婚した今も実母が同居で、家事全般はお母様がやっていて、お母様が息子さんの寝かしつけまで出来ちゃうんだよ?
教習所に通っている時は送り迎えもおばあちゃんだったっぽいし・・・ってなると、一般的なシングルマザーってか一般的なママの中でも自由な時間ありまくりじゃないか、と思う。
だからこそ、「自分と過ごす時間が圧倒的に足りない」ってどういうことだってばよ!?と私の中のうずまきナルトが騒ぎだすのだ。
自分の人生にケリをつける説
私は以前、こんなツイートをしていた。
30代で母になる人は、それまでにある程度自分の人生に「蹴りをつける」をした方がいいと思う。思いっきり遊んで自分のために贅沢して、キャリアも(その時点の)自分の天井を見ておく…みたいな。
— ドクダミ淑子 (@dokudamiyoshiko) May 24, 2023
これは人それぞれだけど、アラフォーで幼児育てつつ「私の無限の可能性」とか言うのはしんどいだろ…
私は35歳で第一子を産んだけど、それまでの人生で働きまくったり、本を貪るように読んだり、国内外色々なところへ行ったり、まぁあんなことやこんなことをやってきて。
夫と結婚してからも2人の生活を楽しくやってきた。
それで、「もうこのへんで遊びも仕事もとりあえずやり尽くしたわ」と思って子どもを作った。*1
だから、今の簡単には旅行も行けない、飲みにもスノボもふらりとは行けない生活*2であっても、特に不満はない。
むしろ、子連れスポットに家族で行くのが新鮮でとても楽しい。
これも、自分の、というか自分だけの人生にある程度ケリをつけて、「家族と歩む人生」にシフトチェンジしたからだと思う。
時間がないのだけが原因ではない
・・・というのが私の持論なんだけど、はあちゅうさんは多分私とはタイプが違うのだろう。
いつでも、どこでも、自分が主役としてちやほやされたいし、自分のことだけ感じていたいし、何歳までも恋愛していたいタイプなのだろう。
自分の人生には区切りもなければ限界もない。
常に可能性は無限大であり、時間さえあれば何でも出来ると思っているのだろう。
だから、自分が伸び悩んでいるのは、時間がないせいだと思っているし、逆に時間さえあれば自分はもっともっと伸びるだろうと思っている。
まぁ、はあちゅうさんは自分が落ち目になってきたタイミングと、妊娠~子育てのタイミングがちょうどかぶってしまったから、尚更「子供のせいで仕事が落ち目になってしまった」と感じるのかもしれないけど。
じゃあ、子どもと完全に別居したら?と思うけど、それもブログのネタがなくなるから無理なのだろう。
なんか、想像ばかりだけど、私の想像が本当なら息子さんはかわいそうだなと思ってしまう。
自分のためだけに生きる人生もあって良いと思うけれども
最近、「子供を産まなきゃよかった」「子供を産まないでよかった」みたいな長文(はてな匿名ダイアリーが多い)を読むことがある。
私なんかは「子どもいて幸せ!楽しい!ハッピー!」みたいな感じなんだけれども、もちろんそうじゃない人もいるだろう。
それはそれでいいと思う。
そういう系の文章を見ていると、「自分だけで世界が完結している人だなぁ」と思った。
自分だけで世界が完結している人からすると、子どもの存在って「自分の世界をぶち壊しにくる人」だし、「自分のやりたいことを阻害する人」なんだろうな・・・
はあちゅうさんはnote(有料コーナー)で「公園なんて行きたくない、飽きた」という発言をしていたこともあったけれども、大人の自分の世界には公園はいらないもんな。
自分の世界が完結していて、そのまま生きていくというのもありだと思う。
特に、繊細過ぎる人は子育てに向かない。
でも、そういう自分が子育てに向いているかどうかみたいな問題は、「産む前」に考えていただきたいなと思う。
産んでしまってから「やっぱり自分は子育てに向かなかった」ってなっても、子供は育て続けなければいけないんだから。
産んでしまったからには、責任を持って育てるし、間違っても「自分はいない方がよかったんじゃないか」と子供に思わせるようなことはしないで欲しいと思う。
はあちゅうさんは、これからも「自分と向き合う時間、最高すぎる!」みたいなことを書くのだろうけれども、その「最高」を盛り上げるための前段として「息子のいる生活がしんどい」をあまり書かないようにしていただきたいな・・・と思うのです。
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