こんにちは、ドクダミ淑子です。
スープストックトーキョーの、無料で離乳食を提供するというニュースを見て、色々と思うことがありました。
離乳食を無料提供するらしい
こちらのツイートを見てもらってわかるように、スープストック全店で離乳食を提供するらしい。
📣小さなお客さまへ
— スープストックトーキョー(公式) (@SoupStockTokyo) April 18, 2023
4月25日(火)より、Soup Stock Tokyo全店で離乳食・キッズセットの提供をはじめます。
離乳食(後期)の無料提供を全店で行うことになりました。もう少し大きくなったお子さまにはキッズセットのご用意も。ぜひ家族一緒にスープの時間をお楽しみください。🥄https://t.co/il3qoV0aMQ pic.twitter.com/CyDkX89BYZ
子育て世代には嬉しい話だなぁと、まずは思いました。
離乳食後期ってなかなか難しい時期だった。
食べる時と食べない時があったり、ふざけたりして食べさせるのに苦労したり、べーっと出されたり・・・新しい食材にもチャレンジしたいけど、それをどうやって調理するか、果たして食べさせてもよいのかを調べたり、特に初めての子どもだったからかもしれないけど、結構大変だった。
初めての家族での外食は10ヶ月くらいだったと記憶しているけど、その時は市販の離乳食を持っていった。
スープストックの工夫した美味しい離乳食が食べられたら、色々と助かるだろうなと思った。
静かに一人で食べたい人、子供が嫌いな人
ただ、リプライや引用リツイートを見ていると、反対意見も結構多かった。
「1人でゆっくりできる場所だったのに」「マナーの悪い子連れがいると不快」「もう行きません」「残念です」
中には、プロフィールに「子供嫌い」「子連れ様×」みたいなことを書いてある人もいる。
たしかに、女性が1人で静かに食事ができる場所って、限られているのかもしれない。
特に、周りの様子が気になる人とかだと。
私は1人で牛丼やラーメンを食べに行くことも抵抗ないし、女性2人組のおしゃべりをつまみ代わりにしながらパスタを食べられる人間なんだけれども、そういうのも全部「無理」と思う人もいるのかもしれない。
「1人でランチなんて・・・」と思われるのが嫌とか、隣の席の話が気になって仕方がない人とか。
自分と違うカテゴリの人だって、存在する権利があるんだけど
「男性が嫌い」「子供が嫌い」「子連れが嫌い」「障がい者が嫌い」「ホームレスが嫌い」
まぁ、色々な「嫌い」があるのは仕方がないと思うんだけど、それが「だからお前が出ていけ」「消えても問題ない」になると、おかしなことになるのだろう。
誰だって、存在する権利があるし、色々な人が存在するのが「街」なのではないかと思う。
まぁ、そういう中でスープストックトーキョーが「シェルター」みたいな扱いになっていた人からすると、今回の話は侵略されたみたいな話になるのかもしれない。
繊細な友人がいまして
子連れとしては嬉しいニュース(ただしそんなに頻繁に行かないと思う、平日保育園で土日はツーオペだし)だったけれども、1人で静かに食べたい人には「悲報」になってしまうかもしれないな・・・と思った時に、出産祝いを送ってくれた私の友人のことを思い出した。
多くの友人は、出産祝いとして、子どもの服やおもちゃを贈ってくれた。
とても嬉しかったんだけれども、ある友人は、スープストックトーキョーのスープの詰め合わせを贈ってくれた。
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これが、めちゃくちゃ嬉しくて。
「赤ちゃん」ではなく、「私」のことを気遣ってくれるという気持ちが表れていたから。
そしてこのプレゼントの贈り主は、もしかしたら、今回のニュースで「もう行かない」と思っている側かもしれないなと思うようなタイプなのだ。
彼女はとても繊細で、周りへの気遣いを欠かさない。
・・・というか、「そこまで気にしていないから、気を遣わなくても大丈夫だよ」と言うほど、気を遣ってくれる。
「気にしすぎだよ」と言ったことは何度もあったと思う。
あくまでも想像だけど、そんな彼女は、きっと誰のことも気にせず、1人でゆっくり食事ができるスープストックトーキョーは好きだろうなと思う。
もしもそうだったら、彼女はひっそりとスープストックトーキョー終了宣言をしているかもしれない。
・・・なんて思って、ちょっと心が痛くなった。*1
ちなみに、スープストックトーキョーだと、定番の海老のビスクが一番好き。
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*1:彼女のことを考えると、Twitterで好き勝手に「子供嫌い」「男性嫌い」とか表明している方が健康に良いのかもしれないとも思う。気を遣い過ぎて言いたいことを言えないのは心の健康にはよろしくない。