ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「育児でキャリア構築が無視される」に思うこと

こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

育児とキャリアの両立について、日々試行錯誤をしている中、こういうツイートを見ると、モヤモヤしてしまいます。

 

 

元ツイートはこちら。

弊職場の女性たちは「娘は結婚しなくていい、子供産まなくていい」って話で満場一致だ、という話を夫氏にしたら、絶句してた。
当たり前だよ。いいことないもん。

逆に聞きたい。
ワンオペ押し付けて妻のキャリア構築を無視して、なんでそうならないと思った?

 

 

人が1人増えているんですけど?

この方の言わんとすることも、わからないわけではない。

 

きっと、キャリアが中断されること、そしてそれが女性だけの問題となってくることに対して納得が行かないのだろう。

 

・・・って感じなんだけど、いやいや待てよ、人間が増えているんだぞ?家事や育児の負担なんて増えて当たり前じゃないか?と思ってしまう自分がいる。

 

 

平等に負担すれば気が済むのか?

キャリア構築がー!って言う人は、きっと男性にはそういう問題が出てこないことにも憤慨しているのだろう。

時短勤務だから負担になるし昇格は無しで、急に休む可能性があるから重要な仕事は回さないなどなど・・・「気遣い」と「排除」は紙一重だ。

 

でも、夫婦平等に「子供の発熱による欠勤」やら「時短勤務」「育休」やらをやったとしても、どちらにせよそういう「子供がいるから発生する突発的な対応」ってやつはゼロにはならない。

きっと、ゼロにはならないってことは、キャリア構築とやらも支障を来すだろう。

それも、夫婦ともどもで。

 

 

問題は「国のせい」ではない

色々考えていると、問題は「国のせい」じゃないのではないか?と思えてくる。

国が何をすれば、この人の納得いく「キャリア構築」が出来るのだろうか?

保育園に看護師が常駐して、子どもが熱を出してもお迎えに行かなくていい体制になる?

子供がいても独身の時と同じように好きなだけ働ければ満足なのだろうか?

 

・・・たぶんそれの答えはNOで、夫婦で上手いこと家事育児を分担しつつ、会社も色々と融通利いて、子育て中でもキャリアアップ出来れば満足なんじゃなかろうか?

そう考えると、結局、家族の役割分担の問題であり、勤める会社の体制の問題なのではないか?と思えてくる。

 

ここで「会社の問題は、国が取り締まってどうにかしろ!」というのは難しい。

国は育休だのなんだのと制度は作っているが、それを活用しない会社が多いという話だからだ。

 

勤める会社と、お宅ら家族の問題なのでは?と思ってしまう。

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高みを目指しすぎじゃない?

また、こういう話を見ていると、みんな高みを目指しているよなぁと思う。

家事と育児と仕事を全部両立しながら、キャリアアップして行きたい!って、どんだけ志高いんだよ?って思う。

女性がこの野望が叶わないのが問題!という話なのかもしれないけど、そもそも思い描く姿が、ハードル高すぎない?って思ってしまう。

 

そういう、やる気に溢れる方に頑張っていただかないと日本は良くならないのかもしれないけど、本気で全部の両立を成し遂げようとして、実際出来ちゃうスーパーウーマンもいる中で、キャリアアップしたくても出来ないってことは、本人にも何かが足りないのではないか?と思ってしまう。

根回しとか調整とか、色々なことのやりくりとか、そもそも働く会社の選び方とか、仕事の能力とか、あと体力とか・・・

 

自分の目指す姿と実力値が合ってなくて、それを会社だの夫だの社会のせいにしちゃってない?とか思ってしまう。

それは私が意地悪だからかもしれないけど。

 

 

ワークライフ・アンバランスを考えてみるといいかもしれない

ワークライフバランスって言葉が少し前にめちゃくちゃ言われるようになって、今はまぁ落ち着いてきているけど、なんか「バランス取れるのが当たり前」みたいなのがそもそも難しいよなって思う。

人生の中で、仕事をめちゃくちゃ頑張る時期もあれば、子育てで少しペースダウンする時期もあり、まためちゃくちゃ仕事を頑張る時期に入る(もしくは、そこそこ頑張る)って、柔軟にやっていけばいいと思うんだけど、そうするとキャリア構築がー!ってなってしまうのだろう。

少し前に「リクルートに9年いたけど昇格しなかった」みたいなのも話題になったけど、あれもなんだかなぁ・・・って思う内容だった。

 

とにかく、猫も杓子も平等にキャリアアップせねばで、身の丈に合わせた働き方を考えられないことこそ、現代のワーキングマザーが抱える課題なのかもしれない。

 

ずいぶん前に読んだ本で『ワークライフバランスアンバランスの仕事力』っていうのがあって、それを読んで考えさせられることがあった。


 

その人は、結婚せず、子育てせず、とにかく仕事だけやるぜ!って人だった。

それも1つの生き方だと思うけど、それを読んで私は「こういう人生ではなく、別の人生を生きたいな」と思った。

 

そして、「これだけ仕事に集中している人に、勝てるわけもないよな・・・」とも思ったし、「私はこういう人に仕事で勝てなくなっても、自分の人生は充実していたと思えるようにはしたい」と思った。

 

その結果が、今のように「無理せず」「そこそこで」「根詰め過ぎない」になっている気がする。

(まぁ20代はそれはそれはガムシャラに働いたのだけれども)

 

「完璧な両立は難しい」ということを前提に、できるだけ上手い感じでやれたらいいなぁ、そのために家族で、会社で話し合えることだってあるんじゃないかな・・・と私は思う。

 

 

 

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