ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

育児休暇が取れない会社なんて、あってはならないんだけれども


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こんにちは、ドクダミ淑子です。

私は最近ずっと考えているのです。

 

「育児休暇が取れない」ということで悩んでいた(であろう)、あるご夫婦のことを。

 

※便宜的に「旦那さん」「奥さん」という言い方をしますが、奥さんは「奥にいるべき人」等の意味はありませんのでご了承ください。

 

 

男性の育児休暇が取れない問題

そのご夫婦の奥さんは、一般の方なのでお名前はここでは書きませんが、「キャリアコンサルタント」と名乗っていて、今までも男女平等や女性の差別、セクハラパワハラ問題や、昔ながらの日本企業の体質やら、大学のお堅い体質やら、まぁいろいろと、実名顔出し・職歴公表しながら本音で書きまくっている方です。

 

披露宴での新郎上司のスピーチをTwitterで愚痴って、話題になった方ですね。

その後も旦那さんの会社の長時間労働や接待についてなども、だいぶグチグチしていました。 

最近だと、妊娠したら減給された!と早とちりして、当時の所属企業がプレスリリースでご説明したりと、なかなか私の中ではお騒がせなイメージがある方です。

 

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この方は妊娠されて、先月出産されたばかり。

ただ、旦那さんの方が育児休暇を取れない→取れた→取れたと思ったら見せしめにあいそう・・・など、まだまだお騒がせは続いているようなのです。

 

 

法律で決まっている・・・けれども

私は奥さんの方のTwitterしか見ていないので、彼女の言い分しかわかりません。

彼女は、「法律で決まっているんだから、とって当然」という論調です。

もちろん、それはわかるし、当たり前だ。

 

でも、その会社の「社風」「雰囲気」として取れない、という状況になっているのです。

出産前にもずいぶん長い間交渉していたようでした。

そして、きちんと手続きをして、取得できた育児休暇。

でも、出産後、本来育休に入るはずだった日から、上司に呼び出される。

上司の言い分は「俺の嫁は1人で2人の子どもを育てた」「育児は女の仕事」などなど。

 

そして奥さんは、それをまたTwitterに書くのです。

 

私はこれに、すごくモヤモヤしてしまったのです。

 

「言っていることは奥さんが正しい。でも旦那さんの会社ではそれが通らない。どうすればいいのだろうか?」

 

 

そんな会社、辞めればよくない?

披露宴の時や長時間労働について愚痴っていた時にも思ったんですけど・・・

私は「そんな会社、辞めればよくない?」って思うのです。

 

恐らく、とてもとても古い体質の会社なのでしょう。

上司の言うことは絶対で、それには従うしかない。

法律よりも、上司の言うことの方が正しい。

・・・そんな会社に、なぜ旦那さんは見切りをつけないのだろうか?

 

20代の1人の社員が、会社の制度を変えるって、とても難しい。

なぜなら、残念だけど、そこまで「声」が大きくないから。

ベテランで重要なポジションの社員が「やってくれないなら、辞めます」というのとも違うし、若手が団結して「やってくれないなら、ここにいる全員が辞めます」というのよりもインパクトが少ない。

「そんなに嫌なら、辞めれば?」ってなりがち。

 

そういう風に考えると、「旦那さんは、その会社に居続けたいのでは?」という仮説が出てくる。

育休が取れないこと以上に、旦那さんにとってその会社で働き続けるメリットがあるのだろう、だから辞めないのだ。

 

それは給与なのかもしれないし、仕事内容なのかもしれないし、もしかしたら一緒に働く「人」の良さを感じているのかもしれない。

また、別の視点で仮説を立てると、「自分の実力では、この会社以上にいい会社には転職できない」と思っているのかもしれない。

もしかすると、奥さんの手前では「育休取りたい」と言っているけれども、それよりも会社に居続けることを優先しているのかもしれない。

 

どちらにせよ、旦那さんは披露宴のスピーチ炎上事件の後も、会社を辞めていないのだ。

上司だって、この事件を全く知らないことなんて、ないだろうに。

 

なんだろう、この旦那さんには、何かが足りない気がする・・・

 

 

「社内政治」の意味がわからなかった

そう、なんだか「根回し」が足りないなと思う。

やろうとしていることの(社内的な)インパクトの大きさに対して、この人の行動の計画のなさというか、無謀さというか・・・

もっと社内で協力者が作れなかったのだろうか?と思ってしまう。

「社内政治」が下手というか。

 

かくいう私も、若い頃は「社内政治」の意味がわかっていなくて、苦労したこともあったんですけどね。

 

なぜ、あの人はOKなのに、私が同じことを頼んでもOKがでないのか?

なぜ、私の頼んだことは後回しになってしまうのか?

会社の売上になる仕事なんだから、ちゃんとしてほしい。

・・・入社3年目くらいまでは、そんなことで不満をいだき、悩むこともありました。

 

でも、「思う通りにやってもらえない」理由は、頼む先との関係性が上手くできていなかったというところだったり、私の頼み方が生意気で上から目線で気に入らなかったとか、そういうところにあったんですね。

先輩から注意されて、そこから普段の関係性づくりとか、頼み方に気を遣うようになりました。

 

その結果、今は誰かに頼むことで苦労することはなくなりましたね。

産休も、その後の復帰にも(今のところ)不安はない。

 

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社内の派閥とか仲良しグループに所属しているわけではないけど、まぁよい距離で、色々な人と仕事ができるようにはなっているのではないかと思っています。

 

 

「社風も含めてその会社」なのだ

「仕事と待遇は好きだけど、社風だけは問題だと思う」。

そう思って、件のご夫婦は、なんとか制度を変え、「社風」を変えようとしているのかもしれません。

でも、私は思うのです。

 

「会社って、社風も含めてその会社なのだ」と。

そして、その「社風」ってやつはなかなか変えるのが難しい。

 

だから、件のご夫婦のハッピーな着地点が見いだせず、私のモヤモヤはなくならないのです。

 

 

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