こんにちは、ドクダミ淑子です。
保育園の帰り道、相変わらず寄り道をしています。
・・・といっても、最近はベビーカーで行き、公園や比較的広めの場所で解き放ち、遊んで疲れたらベビーカーに乗せて帰る、みたいにするのも増やしています。
遊び疲れて汗だくで、ほかほかになった子どもを抱っこして帰るの、こっちも汗だくでつらいんですわ・・・
王様が座ると麦茶が出てくる
さてさて、そんな元気いっぱいの我が子ですが、突然道端で座り、足をバァンと投げ出すことがあります。
「お茶ですか?」と恐る恐る聞くと、「あいっ」と、とても良いお返事・・・
「喉乾いた」とアピールが出来るようになっているといえば素晴らしいことなんだけど、あの、もっと違う場所で座ってもらってもいいですか?
ほら、ここ、道のど真ん中ですので・・・
保育園の散歩コースらしき場所を通ると、「あ、ここはお茶スポットだ!」とばかりにタタタターッと走って行って、ストンと座る。
「座るだけでお茶が出てくるなんて、王様だな」と思う。
帰省した時、義父が「お茶!」とだけ言って、嫁達がハイハイと動いていたんだけど、そこまで年取る前に直さなきゃなとは思う。
ただ、風を浴びてボーっとする
そんなお散歩の途中、保育園がある建物の屋外の非常階段を上がっている途中でストンとお茶モードに入りました。
おっと・・・まぁいいか、この階段は誰も来ないしな。
お茶の入った水筒を渡して、私も子どもの隣に座りました。
17時台になると、暑さもだいぶ和らぎ、心地良い風も吹いています。
2人で無言のまましばらく座って、夏の夕暮れを楽しみました。
子どもが何を考えていたのかは、わからないけれども、私はとにかく頭を空っぽにして、ただ風を浴びて子どもの後ろ頭越しに空を見ていました。
犬の散歩で見たあの光景が重なる
そんな時、ふと思い出したのは、かつて実家で飼っていた犬と散歩していた時の記憶。
わりと大きい犬を飼っていて、毎日、朝晩と近所の田んぼ道を散歩させていました。
・・・といっても、私が毎日していたわけじゃないんだけど。
時間がある日は、1時間くらいかけてゆっくり田んぼを歩いたり、休憩がてら持ってきたペットボトルの水を飲ませたり、息切れする犬を座らせて、呼吸を整えながら一緒にボケーっとしたりしていた、あの頃。
あの時は田んぼを眺めていて、今はビルの合間からの景色なので、見ている景色は全然違うけれども、夕焼け空の下で、何も考えず、2人で並んで座っている、この感じが、すごく重なるところがあった。
何も考えないのが一番
そんな時、思い出したのが『バチェロレッテ シーズン2』のワンシーン。
最後の2人になったデートで、バチェロレッテの尾崎美紀さんが、「今、旅が始まってから一番何も考えていない」みたいなことを言ったんですよね。
んで、相手の男性が「何も考えないのが一番だよ」みたいに返して、2人で言葉少なく、ただそばにいる・・・みたいなシーン。
そうやって、言葉がなくてもそこにいるだけで安心できる関係って、素敵だなぁ・・・と思った。
再び、大暴走
でもそんな時間は本当につかの間で、麦茶休憩が終わった子どもはスクッと立ち上がり、階段を降りたいアピールを始めました。
うちの子は登るのはは手すり有ならマスターしかけていて、降りるのはまだ。
しかも、手を繋ぐと気持ちが大きくなるのか、降り方が途端に雑になって、半分浮いているような状態になります。
階段を下ったら、ダッシュ!
おいおい、のんびりしようぜ・・・
ここから、もう少し走って、疲れて抱っこと言い出したら保育園の前に停めているベビーカーに乗せて、家に帰って夕飯の支度だな。
でも、こういうちょっとした時のほんわかした気持ちを糧にしながら、またバタバタな日常を頑張る・・・それがワーキングマザーと保育園児の日常なのだろう、と思うことにする。
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