ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「通勤客減ってないですね」って言う通勤客

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

ただいま育休中。

まだ予防接種をしていない子どもがいるので、行動範囲は徒歩10分圏内ほどの生活を続けています。

TVは仕事をしていた頃に比べて、めちゃくちゃ見るようになった。

日テレを見続けているので、ZIP!→スッキリ→バケット→ヒルナンデス!→ミヤネ屋→every. って感じですね。

散歩に行ったり昼寝をしたりするときは切るのと、ミヤネ屋は嫌いなのであまり見ないように心がけていますが。 

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そんな中で、気になるのはこちら。

 

「通勤客、あまり減ってないと思います」と言っている、通勤客。

 

え?

お前!お前が通勤しているから!通勤客が減らないんだろ~!?!?!?!?

 

 

リモートが出来る会社は、とっくにリモートにしている

そもそも、オフィス街を歩いている人を捕まえて、こんな質問をするのが不毛なんですよね。

1回目の緊急事態宣言が出たのが、2020年の4月。

そこから2回目の緊急事態宣言が出たのが、9ヶ月後の2021年の1月。

 

リモートが出来る会社は1回目の緊急事態宣言でリモートになっていたし、その時にいきなりリモート化するのが難しくても、「いざと言う時のためにリモート化が出来るように整備をしておこう」と思った企業は、9ヶ月間の間で準備が出来ているんですよ。

 

ってことは、今通勤している人は、「そういう会社に勤めていない」ってことじゃないですか。

「そういう会社」って言うのは「整備する気がない」と、「どうしても不可能」の2つです。

 

だから、今通勤している人にインタビューしてもあまり意味がないし、意見を聞いてもリモートしてない片方の意見だけになる。

 

 

自分をそっちのけで語ってしまう

もしかしたらインタビューに答えている人は、「どうしてもリモートが不可能な会社に勤めている人」なのかもしれません。

だとしても、「通勤客、減ってないですね」「良くないですよね」って、まるで他人事のように語るのは、良くないと思うのです。

「あなたもその、良くないことの一因なんですけど」って思うのに、本人にはその自覚が全くない。

 

人って、なぜか「自分だけは大丈夫」とか、「自分の業界は特殊だから」とか言って、自分だけ例外にしてしまいがちなのです。

そして、「自分は事情があるから出勤しているけど、他人には事情がなくても出勤しているんじゃないか」と勝手に思って、「減っていないのは良くない」とか語ってしまうんですよね。

 

それを見ている、引きこもり中の私には、そうは映らないんだけどね。

 

 

「通勤客が減っていない」を演出したいだけでしょ? 

こういう報道を見ていると、マスコミは「通勤客が減っていない」を演出して、一体何を視聴者に植え付けたいのだろう?と思ってしまいます。

緊急事態宣言直前も、わざわざ繁華街で酒を飲み歩く若者に、「コロナ?危機感ないっすねぇ~それより飲みたいウェーイ!」みたいなことを言わせた映像を撮って流していたのも、私は疑問でした。

 

だって、そうすることで、「ああ、みんな飲み歩いているんだ。じゃあ私も」みたいな風に思う人だって出てくるじゃないですか。

むしろ、そうさせようとしていたとしか思えない。

 

逆に、引きこもり生活をしている人もちゃんとインタビューしてほしいものだなぁと感じたものです。

 

 

働き方改革の妨げの片棒を担がないために

少しずつですが、働き方改革が進み、様々な働き方ができるようになってきている時代。

その中で、「通勤客減っていないですね」と言う通勤客の人は、本人はそう思っていないかもしれないけれども、「働き方改革はできていません」ということを演出する立場に立って、それをアピールしてしまっているのです。

 

出勤するしかない仕事、リモートワークができない会社などなど、本当に「仕方がない」こともあるかもしれません。

だからといって、街頭インタビューで「街の人の声」として映って、「これがスタンダード」みたいな風に喋らないでほしいし、マスコミもそれを流さないでほしい。

もし流すならば、同じくらいリモートワークをして「通勤?もう半年くらいしていないから、様子が分からないですね。今も通勤している人がいるんですか?Why?」くらいの人も一緒に流してほしい。

 

そんなことを思いながら、「通勤客減っていないですね」っていう通勤客や、「コロナ怖いです」と言いながらどう見ても遊んでいる女性2人組とかに、「お前!お前~!」とツッコミを入れ続けるのです。

 

 

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