こんにちは、ドクダミ淑子です。
Twitterの海を泳いでいると、たまにこんな言葉が流れてきます。
「本だって情報商材だ!」
今回は、そんなお話を。
情報商材ってなんだ?
そもそも、情報商材ってどういうものを指すのでしょうか?
Google先生に聞いてみましょう。
情報商材(じょうほうしょうざい)とは、主にインターネットなどを介して売買される情報のこと。「情報」の内容自体が商品となるものである。
<中略>
情報商材は、それ自体に金銭的な価値を設定し、売買されるものであるが、特に「ある目的を達成するための方法」を指すことが多い。
<中略>
情報商材が予め中身が見られない商品であることを悪用した悪徳商法と考えられるような物も存在するため、利用者には慎重な判断と十分な注意が求められる。
(2020年11月末時点のWikipediaより引用)
辞書的な意味では「情報」+「商材」っていうことなんですね。
たしかに・・・その意味だったら、本も情報商材に入るって言うのは正しいかもしれませんね。
がっかりクオリティが多くない?
ただ、そんな主張をする「界隈」の書いた情報商材を見てみると、やっぱり疑問に思ってしまうのです。
「本と同じクオリティって・・・よく言えるな」って。
たとえば、その昔に、界隈で絶賛されていた有料noteを書いた感想がこちらにあります。
「買ったら中身が白紙だった」というわけではないので、詐欺ではないと思いますが、気になったのはそのクオリティと価格の兼ね合い、そして販売方法でした。
- クオリティ…具体的な数字などが少なく、読者が再現できる可能性が低い
- 価格…私が買ったのは1980円だったけれども、最終的に3万円近くになった
- 販売方法…「すごいです!」というサクラ(の可能性が高いけれども、そうじゃなかったら脳みそヤバそうな大人)がヨイショし、本人は限定部数→値上げを煽る
私個人の感想としては、「500円なら価格に見合った内容だな」って感じだったので、ちょっと上記のアンバランスさには驚きました。
書店に流通する「本」は、出版前に多くの人の目を通している
「本だって、情報商材の一種だ」というご意見は間違っていないとしても、やっぱりそのクオリティには、差がある。
というか、本(書籍)以上に情報商材のクオリティって、その商材にとよって差があると思います。
それは、なぜか?
書店に流通している本は、ある程度の「人の目」を通過してきているからです。
「その内容は、ターゲットになる読者がいるのか?」
「その内容は、根拠があるのか?」
「売れる内容なのか?利益が見込めるのか?」
「コンプライアンス的に問題はないか?」
・・・そんなジャッジをした上で、出版することが決まったものです。
まぁそれでも、「トンデモ本」とか「ハズレの内容」とかもあるんですけど、やっぱり個人が独りよがりで書いた内容よりも、質は担保されていることが多いと思うんですよね。
本だって情報商材と言う人は、本を読まない人
そして、「本だって情報商材だ」と言う人が、じゃあ実際に本を読んでいるのか?というと、私は大いに疑問です。
まず、使っている日本語がおかしい。
普段から良質な日本語に触れてきている人なら、きっとそこは間違えないだろうという誤字・脱字があったり、そもそも文章が成立していない人も多い印象です。
そして、思考が浅い。
「努力は人を裏切らない」とか、「人生一度きり」とか、「止まない雨はない」みたいなことをドヤ顔で言っちゃう人、多くないですかね?
そしてその例とか根拠が・・・浅い。
そんな薄っぺらな言葉を見れば見るほど、思うのです。
「本当に本を読んでいるのか?」と。
情報商材を買う前に、本を読もう
本を読めば偉いってわけじゃないけど、でもやっぱり、薄っぺらで「本だって情報商材なんだから、俺の情報商材もOK」みたいなことを言う人間の書いた3万円の情報商材を買う前に、書店に出回っている本を読んでみるべきだと思うのです。
これは、例のnoteを読んだ時にも書いたことですが、約1年経った今でも、そう思う。
あ、ちなみに私もひっそりと情報商材を売っています。
5~6年前に書いたものですが、お値段250円。
ターゲットはかなり狭く、今は大して宣伝していませんが、月に数冊ずつ、ぼちぼちと売れています。
クオリティとお値段があってるかどうかは・・・読者の皆様のご判断にお任せします。
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