ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

相談に乗るって簡単にやっちゃいけないことだと思う

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

私はどちらかというと、リアル生活では「相談を受ける」ことが多い方なのかなと思います。

 

仕事(社内)では、最年長の営業女性だから後輩女性から仕事関係の相談を多く受けるし、派閥に属さない口の堅い人と思われているからか、人間関係の重めの相談を受けることもあります。

あと、アラサー女性からは結婚しても働く/辞める的な相談も時々あるな。

どうやって仕事と家事を両立させているんですか?みたいなやつ。

 

仕事(社外)でも、社外の人ということもありますし、ベテランなので大抵のことに答えられると思われているのか、社内トラブルなどの相談を受けることも多くあります。

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友人の相談も、たまに受けますね。

こっちは、どちらかというと、「愚痴を聞く」っていう方が近いかもしれない。

 

 

自分の人生で対応できる回答しかできない

その中で思うのが、「私は、私の人生で経験したこと、思ったことという範囲でしか、相談の回答ができない」ということです。

だから、仕事とかの話なら、割と簡単に答えられる。

結婚とか家事の話だと、私の実家か、私の家か、めちゃめちゃ近い立場の友人の家庭の話くらいの範囲でなら答えられる。

逆に言うと、お金が本当にない家庭や、壮絶な環境などは、なかなかお答えできない。

そういう人は、のんきな私にはあまり相談してはこないけど。

 

これは当たり前なんだけど、なんとなく相談に乗っていると忘れてしまいがちになっている人もいるかもしれない。

なんとなく、どこかから拾った言葉で回答してしまったり、想像で答えてしまったり・・・

 

でも、そういう薄っぺらい回答は、本当に困っている人には、刺さらないのです。

 

だから、私は先日少し困りました。

壮絶な人生を歩んできた方からの言葉に、どう答えていいのかを。

正直、今も良いお返事ができたとは思っていないし、申し訳ないような気持ちになっている。

でも、変に「わかる、わかるよ~」みたいなお答えはしたくないな、とも思う。

 

 

セックスレスについて相談しているのに

そんなことを思っていた先日、私がなんだかんだで追いかけている自称インフルエンサーの方が、Zoomでのセミナーかなんかで、「セックスレス」についての相談にお答えしていたようなのです。

私もそのへんだけチラ見したのですが、セミナー参加者からの事前質問の3割を占めていたそうで・・・みなさんが聞きたがっていたようなのです。

たしかに、その二人はセックスレスを公言していますからね。

 

しかし、お答えは簡素なもので。

「良いセックスレスと悪いセックスレスがある。私たちは良いセックスレスなのです!みなさんも各家庭で話し合って」みたいな回答だったんですね。

 

これはちょっと・・・と思った。

 

そもそも、相談しているってことは、相談者は「悪いセックスレス」だと思っているから相談しているんですよね?

なのに、「良いものもあるから大丈夫!」って言うのは、ちょっとおかしい。

レス問題って何が問題かというと、大体が「片方がしたくて、もう片方がしたくない」ってことなんですよ。

したい方も「したい!」と言いづらかったり誘っても断られたり、したくない方も「したくない」と言いづらかったり断っても相手が譲らなかったり・・・そのバランスと人間関係とが絡まってくるから、悩むんじゃないか。

 

だからこそ、「経験者」がどういう葛藤を得てきて、どういう着地をしたのか・・・ここを聞きたくて相談してきているんですよね。

それを全く語らずに「私たちは良いからオッケー!みんなも良いものを目指してね☆」なんて、相談者に寄り添わないにもほどがある。

だったら、「申し訳ありませんが、私はその問題にお答えできません」の方がまだマシだと思うんですよ。

 

 

相談に乗る時には、「線引き」「覚悟」が必要

だから、簡単に相談に乗ってしまってはいけないと思うのです。

自分の経験や理解の範疇を超える時は、特に。

 

それでもお答えしなければいけない場合は、無理やり自分のフィールドに持ってくる。

野球選手なら、野球に例えたり、ビジネスマンなら、商談での駆け引きに例えたり。

そういう風にお答えする方が誠実だし、「私にはわからない」ってちゃんと言うことも誠実だと思う。

 

せっかく私を信頼して相談してくれるんだから、答えられるものについては、しっかりお答えしたい。

「相談」については、そんな風に考えています。

 

 

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