ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

「手抜き」と言われたら、怒るよりも、開き直りたい

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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

「冷凍餃子が手抜き」というニュースが話題になっているようですね。

しかもそれをTV番組が取り上げて、街灯インタビューで「唐揚げは揚げるだけだから手抜き」と言っている男性のことでさらに炎上しているとか・・・

 

私は、唐揚げも餃子も大好物ですので、その2つがバカにされるのは許せません。

 

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でも、ちょっと思うのです。

「手抜き」と言われたからと言って、なんでこんなに炎上するのだろうか?と。

 

 

手抜きと言われればその通りですとしか

たしかに私も、ポテトサラダの時は、憤慨しましたよ。

「ポテトサラダぐらい?ポテサラなめんな!」とね。

唐揚げは、揚げるという動作が面倒くさいから、手抜きって言われると、「ハァ?お前が揚げろ」って言いたくなるります。

 

でも、冷凍餃子の件は、あんまりそうも思わなかった。

「手抜き?まぁそうだよね、焼くだけだし。でも今日は忙しかったし、すぐご飯食べたかったし、っていうか冷凍餃子美味しいから、いいじゃん」

「手抜きで結構!文句言うなら食べるな!っていうか、あなたがやって!」

って言えばよくない?

 

そうめん茹でるのも、フライパンでゆでると、吹きこぼれないから、放置でできるしなぁ・・・

そうめんを手抜きと言う人がいても、「まぁそうですね、簡単だし」としか思えないんだよな。

 

それが、なんで、こんなに燃えるのか・・・

 

 

「忙しい中、頑張っているのに…」という気持ち

きっと、みんな忙しい中で頑張っているから、その頑張りを「手抜き」と言われると悲しくなって、怒りがわいてくるのだろう。

家事の負担は、なんだかんだ言って女性の方が大きくなるし。

 

実際、共働きの方が増えている私たち世代は、専業主婦が多かった私たちの親世代よりも、はるかに忙しい生活をしていると思う。

私の母親も、夫の母親も専業主婦(子供が大きくなったらパート)だったからな。

家事と育児と仕事でパンパンになりながら頑張っていると、その中の料理が「手抜き」と言われるだけで、怒りがわいてくるのかもしれない。

 

男の人は、専業主婦だった自分の母親みたいな料理が当たり前なんだと思っているのかもしれない。

自分の妻の1日のサイクルと、自分の母のそれがはるかに違うことなんて考えないままに。

 

 

感謝の言葉が欲しいのだ

じゃあ、どうすればいいのか?

きっと忙しい人は、ねぎらってほしいのだろう。

「いつも忙しい中、家事や育児を頑張ってくれてありがとう」と。

それに対して、「手抜き」は、きっと侮辱的な言葉なのだろう、「頑張っていない」って言っているように聞こえるから。

 

でも、なんでこんなに感謝の気持ちとか感謝の言葉を求めるのだろうか?

 

これもきっと、私たちの親世代を見ているからだろう。

「女なんだから、やって当たり前」という態度の父、それに耐える母・・・私たち世代は、そういう風景を見ている人が多いのだろう。

だから、自分はそんな母と同じ道をたどりたくないのだろう、きっと。

 

 

褒める教育世代には、「やって当たり前」は通用しない

最近、仕事で「私は、褒めて伸びるタイプです」って自己申告する新人が多いなって思います。

「だから、私のことはあまり叱らず褒めてください」っていうことを暗にアピールしてくるんですね。

まぁそれで、ちゃんと仕事してくれるなら・・・と思って褒めるんだけど、ちょっとだけこれも疑問に思うことがあるのです。

「褒めてくれたら仕事するけど、褒めないと、何もしません」みたいな、仕事のモチベーションが褒めとプラスになり、何も言わないとゼロみたいな子もいるから。

 

 

「褒めてくれないと、仕事する気が起こりません」ってなると、常にこちらが褒め続けて、仕事をしてもらわないといけないんですよね。

そういう後輩を見ていると、褒めてねぎらう立場も大変だなと思うし、ちょっとくらい自分で自発的に仕事をしてほしい・・・と思ってしまう。

 

でも、彼ら・彼女らには「やって当たり前」はないのだ。

「仕事をやってくれて、すごいね」と言い続けないといけない。

 

そして、冷凍餃子を「手抜き」と言われて怒る人たちにも、私には同じようなものを感じてしまうのです。

 

 

「手抜き」は開き直ろうよ

私は、手抜きって別にそんなに悪い言葉じゃないと思うんですよね。

少ない労力で、それなりの成果が得られるってことでしょ?

費用対効果とか、時間対効果が良いってことでしょ?

・・・だから、堂々と「はい、手抜きです」って言えばいいじゃんと思ってしまう。

 

忙しい世の中で、できるだけ楽して美味しいもの食べられたら、最高じゃないか。

そこに引け目を感じる必要なんて、全然ない。

 

そうやって、「いかに頑張らずに効果を出すか」にシフトしていかないと、忙しい世の中、潰れてしまう人が増える気がする。

だから、「いかに家事が大変か」をアピールするニュースはほどほどにして、「いかに手を抜いて楽して生活していくか」についてをみんなで考えていける世の中になったほうが良いと、私は思うのです。

 

 

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