こんにちは、ドクダミ淑子です。
最近思うのです。
「SNSでビジネスを」って、そもそもどうなの?と。
SNSは、なんのためにやるのだろうか
「ドクダミちゃん、俺、最近Twitter始めたんだよ」
以前、「Yahoo!おじさん」と書いたことのある先輩が、私に嬉々として語りだしました。
「へー、そうなんですね。Twitter、面白いですか?」
私はTwitterの知識はあまりないような聞き方をしました。
「面白いよ。色々な話題のニュースも見られるし、面白い動画も上がっているし、趣味で繋がれるのも楽しいねぇ!」
たしか、彼の趣味はラジコンとかドローンとか、そういうやつだったはずです。
「普段はそこまでマニアックな話できないでしょ?でも、SNSだと遠慮せずにそういう話ができるのがいいよねぇ!」
私は、その言葉で、「・・・そうか!」と普段のモヤモヤが1本の糸でつながりました。
「謎はすべて解けた!ジッチャンの名にかけて」「真実はいつも1つ!」と、金田一少年(最近は中年)とコナン君が一気にやってきたんですね。
大抵の人は、SNSは遊びでやっている
そう、私も忘れかけていたんですけど、多くの人って、SNSは遊びでやっているんですよ。
「何か面白いことないかな?」
「趣味の話を思いっきりしたい!」
「普段は言えない私の気持ち、ここで吐き出したい」
「見てみて、今日の私のゴハン!美味しそうでしょ?」
「○○君、かっこいい、尊い…」
「今日は楽しみにしているドラマがあるから、実況しよう」
「ねえ、今日ちょっとムカつくことがあったんだけどー!」
「この話、めっちゃ感動した!」
「うちの子、天才じゃない?」
「・・・面白いこと、ひらめいた」
・・・そういう、個人の何気ない一言が、なんとなく繋がっていくのがSNSでしょ。
ただ、「同じような属性の人で集まれる」という、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)ならではの特性を生かして、そういう主流な使い方とは違うことを考える人も出てくるんですよね。
「属性に応じてターゲティングして商品の広告を」とか(これは公式のサービスとしてもある)、「社会に一言モノ申して、それを大きなムーブメントにして、社会を変えよう」とか、「自分という人間を知ってもらい、商売につなげていこう」とか・・・
まぁ、別に「SNSの使い方」なんて自由ですから、どんな使い方をしてもいいんですよ。
いいんですけど、その使い方にどっぷりハマっている人って、なぜか「SNS=ビジネスツール」ということだけにとらわれてしまっているんですよね。
大半の人は、そんな風に考えていないのにも関わらず。
自分達の考え方が「傍流」ということに、気づかず。
改めてTwitterを見直してみる
そんなことを考えながら、自分のTwitterを見回してみると、こんな風景が見えました。
バズっているのは、面白いツイート
数万の「いいね!」やリツイートがされているツイートって、やっぱり単純に「面白い」ものが多い。
くだらないけど、プッと笑ってしまうもの。
ほっこりするもの。
この人、面白いなぁ、と思う一言。
面白いことを言えるっていうのはある種の才能で、そのスキルが発揮されるのが、Twitterっていう場なんだなと思う。
嬉しい・楽しい・かわいい・美味しい
両親とディナーにいって美味しいものを食べて親孝行したとか、ペットがかわいいとか、こういう一言を言われて嬉しかったとか、そういうハッピーなツイートもありました。
やっぱりこれも、いいね!が沢山ついているし、見ず知らずの人であっても、リツイートされたら「いいね!」したくなる。
まぁ同じくらい、政治的な発言や社会問題にも「いいね!」はついているけれども。
趣味の話・推しの話
これが私だと、ネットでブイブイ言わせている人「界隈」の話がメインになるんだけど、そうじゃない趣味も沢山あるよね。
ちなみにスプラトゥーン2については、好きなプロゲーマーは大体フォローしているし、ラルク関連・HYDEさん関連は、めっちゃくちゃリツイートするし、kenちゃんのフォロワーさんとのほのぼのする会話も、めちゃくちゃ見ている。
改めて、「Twitterでビジネスを」について
だからさ、Twitterでビジネスをって言っている人は、自分たちのスタンスは「大半のユーザーとは違う」ということを踏まえたほうが良いと思うんですよね。
多くの人は、そこまで将来の自分のスキルアップなどを考えて、Twitterなんてしてないから!
別に「意識高い発言が趣味」の人を集めて楽しんでもいいけど、それがビジネスでどうのこうので、戦略的にTwitterをして云々とか言い出した時点で多くの人からすれば、「はぁ?何言ってんの?」なのよ。
そして、自分のSNS意識が高くなりすぎちゃうのか、Twitterで意識低い発言をしている人とか、「ただの近況報告」として使っている人をなぜかディスり始めたりするでしょ? そういうアンタこそ、「はぁ?何言ってんの?」なのよ。
だから、本当にビジネスをって考えるんだったら、そういう自分のスタンスは「主流ではない」ということを理解した上で、上手くやったほうが良いと思うんですよね。
それを、「ビジネスアカウント」とか言いながら、「SNSで集客をするためには~」とか語りだすのは、もうアウト、めちゃくちゃアウト。
同じような少数派しか、ついてこないのよ。
そしてそういう「SNSでビジネスを云々したくて、勉強したいです」って人は、しばらくすると消えていくのよ。
だって、SNSで商売なんて、そう簡単にできないんだもの。
そういうことを考えているのって、少数派の世界だから。
最後にもう一度言いましょう。
「SNSでビジネスを」と考えている人は、そもそもがズレているのです。
それを踏まえた上で、どうSNSを使うのか?
そこからが、あなたの勝負どころなんじゃないですかね?
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