こんにちは、ドクダミ淑子です。
ネットの世界では、日々「学歴必要/不要」の論争が繰り広げられています。
私は、自分に学歴があって救われたと思っているので、無いよりは有ったほうが良いと思っています。
才能がある人とか、お金持ちのボンボンで学歴なんてなくてもコネとスネかじりで生きていけるとかは別に無理して行かなくても良いと思うし、大学に行くと学費で家計が死ぬなら行かなくてもいいじゃんとか、もろもろ条件付きだけど。
そんな私が、学力(というか理解力)があるって、すごいことだなと思うことが、最近ありました。
色々な会社に、同じメールを送ってみた
私は仕事柄、色々な会社の人と接点を持っています。従業員数数名のベンチャー企業、地元出身の社員が地元で商売しているような老舗企業、急成長中・急拡大中の企業、後継者問題で揺れる会社、誰もが知っている大手企業、大手企業のグループ会社などなど・・・
それぞれの会社に色があり、勤める人も違います。
一言で「会社」とそこで働く「会社員」と言っても、中身は全然違います。それがなかなか面白いのです。
ある日、複数の企業に、できるだけ早く知らせなければいけないこと(商品・サービスの変更)があったので、私は一斉メールを作り、送りました。
まずは第一報で送ってから、各社に電話をかけていきます。
その反応が、会社によって全然違うのです。
優秀な人が多い会社の場合
優秀な人が多いなと思う会社の人は、こんな感じです。
「ああ、さっきのメールね。読んだよ」
「~ということで、~なんです」
「はいはい。それで質問なんだけど・・・」
メールを読んで概要を理解しているのです。
更に、質問が出てくる。
「忙しくてまだ見れていないよ」という場合でも、口頭で説明すると、すぐに理解してくれます。
頭が良い人って、理解力が高いなぁと感心します。
そして、大体そういう会社は、やることをきっちりやるから、採用もうまく行きやすい。
これは「大手企業だから、そのブランド力で採用が上手く行く」以外の要素もあると思ってしまう。
文章を読むのが苦手な人が多い会社の場合
大体3分の1くらいの会社は、メールを送っただけで読んで理解してくれるので、電話で補足することも本当は不要なことが多いです。
続いて、「きちんと説明しなければいけない会社だ」と思っているところにかけてみましょう。
「メール、来てたね」
見ていない場合も多いので、しっかり説明します。
「ふーん、で?」
「結論としては、貴社には~の面で影響がある可能性もあります」
「ってことは?」
「~しない限り、問題ないですね」
「~したときは?」
「・・・その時は電話下さい」
「ふーん、わかった」
とりあえず、「何かあったら電話してね」が伝わったので良しとしましょう。
メールを送るとキレる会社の場合
さて、最後に「メールが苦手、っていうか文章を読めない人が多い会社」にかけてみましょう。
「メール?読んだけどわかんないよ。メール1本で伝わると思ってんの?」
メールを読めないことを当たり前のように、キレ気味で返してきます。
想定内なので、「すみません」と謝りつつ、説明します。
説明しても「は?何言ってんの?わかんないんだけど」とキレてくるので・・・訪問して説明するか、そのまま流すかを悩みます。
こういう会社は、なぜか偉そうなのに大した金額を払っていないことが多いから、訪問するのもためらっちゃう。
なぜそんな人にもメールを送るのか?
送っておかないと、こうやって電話でしっかり説明したことすら、忘れられてしまう可能性があるからです。
証拠を残しておくことは大事だからね☆
理解度の高い人の多い会社は、仕事がスムーズだ
こういうやりとりを通して、お勉強ができる人・理解度が高い人がいる会社って、 仕事がスムーズに進むな、と感心するのです。
一人ひとりがちゃんと仕事しているなって感じるし、取引先とのやり取りもスムーズだから、余計な時間を取らないで済むし、ミスが少なければそれだけやり直しの時間が少ない。
一方で、「わかんない」マンが多い会社は大変です。
1から10までみっちり説明しないと伝わらないし、むしろ1回言っても伝わらないし、一人ひとりが指示されないと仕事が進まなかったり、ミスが多くてその対応にムダな時間を使うし・・・
以上、色々な会社の色々な人を見て思ったことを書いてみました。
学生の頃から、しっかり物事を理解しようと頭を働かせてきた人は、仕事をする人としても優秀だと思います。
だから、私は勉強を頑張ってきた人は、「考える」「文章や会話の中から、要点を理解する」力が付いていると思うのです。
「学校の勉強」以外でも頭は鍛えられると思うのですが、もちろん「学校の勉強」でも鍛えられる。
学生時代に一番時間を使うのは学校なんだから、学校で鍛えるのが手っ取り早い。
だから、「学校の勉強は役に立たない」って言っている人は、私は疑ってしまうな。
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