こんにちは、ドクダミ淑子です。
ふと、頭にこんなワードが浮かびました。
「私は今しかいらない」
何かの歌だったかな?
そう思って「私は今しかいらない 歌詞」と検索しても出てこない。
出てきたのは、こんな結果。
- 「今は彼女いらない」という男を落とす方法
- 私はいらない存在?
いや、違う!両方とも、そうじゃない!
あと、「今は彼女いらない」っていう男は、本当に好きな女の子が表れたら光の速さで前言撤回するから!
あんたが圏外なだけだから!
そんな思いでスクロールしていたら、出てきました。
「私は今しか知らない 貴方の今に閃きたい」
・・・「いらない」じゃなくて「知らない」ですね。
東京事変の『閃光少女』でした。
なぜこんな言葉が出てきたのだろう?と思って考えてみると、きっとこちらについて考えていたからだと思うんですよね。
「鬼滅の刃ブーム」
「今がジャンプの黄金期」
「夫がハイキューが好きではない」
今回は、そんな「今」の話を。
鬼滅ブームで考える
世の中、鬼滅の刃ブームが巻き起こっているようです。
ジャンプ歴・マンガ歴の長い私からすると、なんでそこまでブームになっているのだろうか?と疑問にもなるのです。
っていうか、時代モノなら、「るろ剣」の方が面白くない?みたいな。
・・・というのは、単にるろ剣が好きなだけなんだけど。
でもさ、他にもジャンプのマンガで、闘っているのはあるし、回想シーンとか、ワンピースでも良くやっているじゃん。
敵の人間味がどうのこうのとか、わりとあるじゃん。
なんでこんなに、「空前のブーム!」みたいになっているの?
でも、少年少女や普段マンガをあまり読まない層には、大大大ヒットなわけですよね。
「こんな面白いマンガ、初めて!」みたいな。
・・・そうか、彼らにとっては「初めて」のマンガ。
原体験だから、さらに面白いと感じるのかもしれない。
今がジャンプの黄金期?
どこか、たぶんTwitterだったと思うけれども、少し前に「今のジャンプ、黄金期だよな!」と言っている少年たちを見て、おじさんがビックリしたみたいな話を目にしました。
『ワンピース』『鬼滅の刃』『Dr.STONE』『ブラッククローバー』らへんがあるジャンプは黄金期だ!みたいな話に、「イヤイヤイヤイヤ、昔の○○とか○○とかやっていたころのジャンプの方が黄金期だろ・・・」って思っちゃうおじさんの話。
でも、「少年にとっては、今のジャンプしか読んでないから、彼らにとっては『今』なんだって気づくんですよね。
既視感を持ってしまうこと
そう考えると、夫が『ハイキュー』を好きではない理由って、初めてのスポーツマンガじゃないからってところが大きいのかなと思う。
『キャプテン翼』『スラムダンク』『ホイッスル!』『テニスの王子様』『アイシールド21』『黒子のバスケ』・・・スポーツマンガってたくさんあるから、「どこかで、なんとなく、読んだことがある」って思っちゃっているのかもしれないな。
なんかちょっと、もったいない気もする。
今を楽しめる方がいいよな
確かに、20年もマンガを読み続けてきたら、昔の作品とかぶったり、「あの時のアレの方が面白い」とか比べちゃったりすることもあるかもしれない。
でも、そういう「昔の方が良かった」とか、「似たようなマンガを読んだことあるから、つまらない」って言っちゃうと、面白くないと思うのです。
「昔は昔、今は今」くらいの感覚で、今のジャンプのリアルタイムの連載を楽しむのが、正しいマンガ読みの心がけなのではないか・・・と、一連のあれこれを考えて思うのでした。
というわけで、やっぱり間違えていたけれども「私は今しかいらない」くらいの、まっさらな気持ちで作品には接していきたいと思いました。
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