こんにちは、ドクダミ淑子です。
インフルエンサーと名乗る人が、名刺を持たない主義とドヤっているのを見かけました。
だいたいそういう人って、自分は名刺を持たない主義ですドヤァとか、名刺は捨てますドヤァとか、著書やSNSが名刺代わりですドヤァとか、とりあえずドヤっていますよね。
私はそれを見ながら、モヤモヤしすぎてガヤガヤ、もはやドヤドヤしています。
それにしても、よくわからないのです。
なぜ、名刺という超絶便利・効率的アイテムを使わないという非効率をやっているのだろう?と。
名刺は情報の塊だ
だって、あんな小さい紙の中に、これだけの情報が入ってるんですよ!
- 名前
- 会社名
- 所属組織
- メールアドレス
- 電話番号(固定と携帯)
- FAX番号
- WebサイトのURL
- SNS
- 会社の取り扱いサービス
- 保有資格(個人/会社)
- 会社ロゴ
- 顔写真とか似顔絵とか(たまに)
1枚持ってれば安心!とりあえずここに連絡先とかすべて書いてあります!ってものじゃないですか。
それって、超絶便利アイテムじゃないですかぁぁ!!
複数人と会う時には、名刺がないとやってられない
私は、どちらかというと記憶力が良い方なんですけれどもね。
それでも、1度に3人くらいと会って初めましての商談する時は、名前がすぐに出てこないわけですよ。
顔だって、同じ会社だとなんとなく似ていたりしますし。
・・・いや、顔じゃなくて、醸し出す雰囲気は似ていることは多いな。
そんな時も、もらった名刺を座っている席順に並べれば、名前を呼び間違えることがないじゃないですか。
相手の名前を忘れて・・・「うーんと、そこのアナタ!」みたいなこと言わなくて済むじゃないですか?
名刺は、「今の私だけのもの」じゃない
そしてね、名刺っていうものは「今、ここで私の困りごとを解決するアイテム」だけではないんですよ。
1つは、未来の自分に対して残しておけるもの。
会社員も長くいれば出世する人もいるわけで、以前名刺交換した人が社長に!みたいなこともあります。
自分がある問題に困っている時に、「そういえば、以前あんな業界の人とやりとりしていたわ」と探して、相談することもできます。
過去に名刺交換していたということは、結構「今」に繋がったりします。
私はそういう経験、仕事の中で沢山ある。
そしてもう1つは、「組織の財産」にすることができるということ。
名刺クラウドのCMでもやっていたでしょ?
別の社員とのつながりを明らかにすることで、ビジネスが円滑になる、みたいなやつ。
そうやって、自分ひとりの人脈にとどめておかないことが、ビジネスの効率化に繋がるのです。
SNSが名刺代わりって、相手に負担かけているよね
あとはね、「SNSが名刺代わりだから、見てくれれば私の人柄も連絡先もわかるから」っていう言いぐさも、私は好きではない。
だって、相手に「調べろ、そして読め」って言っているってことですよね?
・・・面倒くさいんですけど。
そしてあなたは、私のSNSを調べるんですか?
・・・調べないでしょ。
何、そのアンバランス。
名刺いらない派の正体
そう、だから、「名刺なんていらないよ」と言ってドヤドヤしている人って、私にはこういう人に見えてしまう。
- 個人の記憶力で完結させられるくらいの人としか交流しない
- 過去の仕事を蓄積させ、今に繋げる気がない
- 組織で動く働き方をしない
- 目の前にいる相手の名前を覚えなくてもいいと思っている
- 自分の方が相手に手間暇をかけていい立場だと思っている
サラリーマンを10年以上やっている私には、そういう人は「ビジネスする気あるんかいオラ!?」って思っちゃう。
ビジネスってどっちが上でどっちが下っていうのでやるもんじゃないと思うんですよ。
私はお金を払う、あなたはそのお金に見合った動きをする、って対等でしょ?
「○○してあげる」って関係じゃないのよ。
そりゃね、私だって、とにかく名刺を集めるべき!名刺の枚数がビジネスマンのレベルだ!なんていう気は、さらさらありません。
名刺コレクターは迷惑だし、あまり意味がない。
でも、名刺がムダでいらないかって言ったら、全然そんなことはない。
っていうか、イマドキの名刺って、結構工夫していて、カッコイイものが沢山あるんだけどな。
アプリ入れればデジタル化できるし、アドレス帳との連携も簡単だし・・・
だから、「名刺なんて無駄無駄無駄あああ」ってドヤっている人の言うことなんて気にせずに、私は名刺文化を大切にしていこうと思います。
って、よく考えたら私は「ドクダミ淑子」名義の名刺なんて持ってないんですけどね。
ブログとSNSが名刺代わり・・・って私のことじゃないか。
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