ドクダミ自由帳

モテない精神を持ち続ける既婚30代女、ドクダミ淑子の毎日

オタクはたしなむ程度です


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こんにちは、ドクダミ淑子です。

 

大学生になった時、初めて「腐女子」に会いました。

 

大学1年生のある日。

入ったばかりのサークルで、ちょっと気が合いそうだなと思ってた女の子2人組が、「今日、寄ってく?」なんてコソコソ話をしていました。

2人は高校の同級生、女子高出身で、2人とも美人。

 

「え?どっか行くの?私も行きたいー!」と言いながら寄っていく私。

ちょっとギョッとする彼女たち。

 

「よしこりん(仮)・・・なら大丈夫か」

「そうだね、じゃあ・・・」

「池袋なんだけど、ちょっとした買い物とご飯食べに行くんだ」

 

鈍感な私は、「いいね、行く行くー!」とノリノリでついていくことにしました。

 

 

乙女ロードを知る

さて、池袋。

何も知らない田舎育ちの私は、スタスタと目的地まで歩いていく彼女たちについていきます。

 

私はその時に初めて知ったのですが、秋葉原に男オタクの街が広がっているのと同様に、池袋には女オタク、腐女子の街が広がっていたのです。

今もあるのかな?「乙女ロード」。

 

まずはアニメイトに到着しました。

18禁ゲーム、有名な寺の初詣かと思うくらいひしめくフィギュアの渋滞・・・初めて見るものばかりで、驚きを隠せない私。

そんな中、彼女らはキャッキャウフフしながら、薄い本を物色していました。

 

それから、もう一軒。

先ほどのアニメイトで衝撃を受けていた私に、入口前で彼女らはこんなことを言いました。

「よしこりんには刺激が強すぎると思うから、ここで待ってて」

さっき以上の刺激が・・・どんな刺激だよ・・・

そして彼女らは、地下にあるお店に消えていきました。

 

 

オタクを語り合う

そんな乙女ロード初体験の後、ご飯を食べに行きました。

池袋東口のデニーズへ。

 

「実は私たち、オタクなんだよね」

テンションの上がった彼女達は、その勢いで告白してきました。

二人がどのくらいオタクなのかなどのエピソードと、女オタクと言ったか腐女子と言ったかは覚えていませんが、両者の違いは教えてもらいました。

 

「よしこりんは?」

2人に触発された私は、今まで話したことのない話をしました。

小学生の時から『るろうに剣心(るろ剣)』が好きで、剣心が夢に出てくるほど好きだったという話を。

ついでに当時連載していた『武装錬金』も好きだったという話も。

 

「へぇ、よしこりんも素質はあったんだね。でも・・・」

 

でも・・・?

 

「それは、オタクじゃないね」

「そうだね、たしなむ程度だね」

 

私の勇気を出した告白は、よくわからない形で打ち砕かれました。

 

 

オタクに目覚めたエピソード

「私がオタクに目覚めたのって、『NARUTO』なんだよね。サスケとサクラちゃんがいい感じて、2人の恋愛の話が見たいなって思ったんだよね。でもマンガの中ではその辺ちゃんと触れなくて・・・」

「そう思ったときに、隣の◯◯さんが、同人誌っていうのを教えてくれたんだ。そしたらサスケとサクラちゃんの話がたくさんあって。それでハマっちゃったんだよねー」

「よしこりんは、二次に手を出していないから、素質はあるけどオタクに目覚めてはいないと思う」

「やっぱり、そのへん私たち私立女子高と公立共学だと違うのかもね、女子校はオタクに汚染させられやすいから」

 

2人は上から目線ではなく、さらりとこんなことを言いました。

 

私はオタクではない・・・とはいえ、普段心の奥底に溜めていたことを言えて、スッキリしました。

 

ラルクのことが好きとも言えなかった時代も長かったし、一体私はいつも何と闘っているのでしょうかね。

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ガチオタになり切れない理由

私って、なんでガチオタになれないのだろう?と思ったりもしました。

彼女たちみたいに、好きなことに対して一直線で、その道を極めるオタクになれず、なんでも「たしなむ程度」で終わってしまうのは、ちょっと悔しい。

 

理由はわかるんですけどね。

「興味関心が幅広過ぎて、一つのことを極めるよりも、雑多に色々なものをつまみ食いしてしまう」からですね。

このブログを見ても、その散らかり具合、分かるでしょ?

もしも私が筋金入りのオタクだったらきっと、「ドクダミ○○帳」の○○には、「ラルク」「美容」「ゲーム」「マンガ」「テレビ」あたりが入っていると思うんですよね。

それが「自由帳」ですからね。

もう「自由に書かせろよ!だってタイトル自由帳なんだもーん」って、最初から言い訳しているからね。

 

でも、ある日突然、キューンとその熱が上がり、ある期間はその熱を保ち続け、そしてちょっと冷めて・・・の繰り返しをしている人生も、結構楽しいんですよね。

 

 

映画『るろうに剣心』を観に行く気マンマンです

LINEでやりとりしている、タケル*1から送られてきたんだけど、2020年の夏は映画『るろうに剣心 最終章(2話)』が公開になるんですよね。

私が初めて手を出した二次創作は、この実写版かもしれない。

 

試写会も応募しまくってるし、早く観られるといいなと楽しみで仕方がないのです。

 

 

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*1:佐藤健公式LINE