こんにちは、ドクダミ淑子です。
大学生になった時、初めて「腐女子」に会いました。
大学1年生のある日。
入ったばかりのサークルで、ちょっと気が合いそうだなと思ってた女の子2人組が、「今日、寄ってく?」なんてコソコソ話をしていました。
2人は高校の同級生、女子高出身で、2人とも美人。
「え?どっか行くの?私も行きたいー!」と言いながら寄っていく私。
ちょっとギョッとする彼女たち。
「よしこりん(仮)・・・なら大丈夫か」
「そうだね、じゃあ・・・」
「池袋なんだけど、ちょっとした買い物とご飯食べに行くんだ」
鈍感な私は、「いいね、行く行くー!」とノリノリでついていくことにしました。
乙女ロードを知る
さて、池袋。
何も知らない田舎育ちの私は、スタスタと目的地まで歩いていく彼女たちについていきます。
私はその時に初めて知ったのですが、秋葉原に男オタクの街が広がっているのと同様に、池袋には女オタク、腐女子の街が広がっていたのです。
今もあるのかな?「乙女ロード」。
まずはアニメイトに到着しました。
18禁ゲーム、有名な寺の初詣かと思うくらいひしめくフィギュアの渋滞・・・初めて見るものばかりで、驚きを隠せない私。
そんな中、彼女らはキャッキャウフフしながら、薄い本を物色していました。
それから、もう一軒。
先ほどのアニメイトで衝撃を受けていた私に、入口前で彼女らはこんなことを言いました。
「よしこりんには刺激が強すぎると思うから、ここで待ってて」
さっき以上の刺激が・・・どんな刺激だよ・・・
そして彼女らは、地下にあるお店に消えていきました。
オタクを語り合う
そんな乙女ロード初体験の後、ご飯を食べに行きました。
池袋東口のデニーズへ。
「実は私たち、オタクなんだよね」
テンションの上がった彼女達は、その勢いで告白してきました。
二人がどのくらいオタクなのかなどのエピソードと、女オタクと言ったか腐女子と言ったかは覚えていませんが、両者の違いは教えてもらいました。
「よしこりんは?」
2人に触発された私は、今まで話したことのない話をしました。
小学生の時から『るろうに剣心(るろ剣)』が好きで、剣心が夢に出てくるほど好きだったという話を。
ついでに当時連載していた『武装錬金』も好きだったという話も。
「へぇ、よしこりんも素質はあったんだね。でも・・・」
でも・・・?
「それは、オタクじゃないね」
「そうだね、たしなむ程度だね」
私の勇気を出した告白は、よくわからない形で打ち砕かれました。
オタクに目覚めたエピソード
「私がオタクに目覚めたのって、『NARUTO』なんだよね。サスケとサクラちゃんがいい感じて、2人の恋愛の話が見たいなって思ったんだよね。でもマンガの中ではその辺ちゃんと触れなくて・・・」
「そう思ったときに、隣の◯◯さんが、同人誌っていうのを教えてくれたんだ。そしたらサスケとサクラちゃんの話がたくさんあって。それでハマっちゃったんだよねー」
「よしこりんは、二次に手を出していないから、素質はあるけどオタクに目覚めてはいないと思う」
「やっぱり、そのへん私たち私立女子高と公立共学だと違うのかもね、女子校はオタクに汚染させられやすいから」
2人は上から目線ではなく、さらりとこんなことを言いました。
私はオタクではない・・・とはいえ、普段心の奥底に溜めていたことを言えて、スッキリしました。
ラルクのことが好きとも言えなかった時代も長かったし、一体私はいつも何と闘っているのでしょうかね。
ガチオタになり切れない理由
私って、なんでガチオタになれないのだろう?と思ったりもしました。
彼女たちみたいに、好きなことに対して一直線で、その道を極めるオタクになれず、なんでも「たしなむ程度」で終わってしまうのは、ちょっと悔しい。
理由はわかるんですけどね。
「興味関心が幅広過ぎて、一つのことを極めるよりも、雑多に色々なものをつまみ食いしてしまう」からですね。
このブログを見ても、その散らかり具合、分かるでしょ?
もしも私が筋金入りのオタクだったらきっと、「ドクダミ○○帳」の○○には、「ラルク」「美容」「ゲーム」「マンガ」「テレビ」あたりが入っていると思うんですよね。
それが「自由帳」ですからね。
もう「自由に書かせろよ!だってタイトル自由帳なんだもーん」って、最初から言い訳しているからね。
でも、ある日突然、キューンとその熱が上がり、ある期間はその熱を保ち続け、そしてちょっと冷めて・・・の繰り返しをしている人生も、結構楽しいんですよね。
映画『るろうに剣心』を観に行く気マンマンです
LINEでやりとりしている、タケル*1から送られてきたんだけど、2020年の夏は映画『るろうに剣心 最終章(2話)』が公開になるんですよね。
私が初めて手を出した二次創作は、この実写版かもしれない。
試写会も応募しまくってるし、早く観られるといいなと楽しみで仕方がないのです。
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*1:佐藤健公式LINE