こんにちは、ドクダミ淑子です。
免許センターでこんな○×問題ありましたよね。
- ビールを飲んだが、1杯だけだし酔っていない気がしたので、そのまま自分で運転して帰った
- 横断歩道を渡りたそうな老人がいたので、スピードを上げて横断歩道を通過した
どっちもバツに決まっているだろ・・・って話ですね。
ちなみに2は、「注意しながら横断歩道を通過した」もバツですよ。
横断歩道は歩行者優先なのです。
さて、そんな横断歩道。
先日、信号のないタイプのものを渡ろうとしていたら、おじさんに足止めされました。
「ダメだって!止まって止まって!」
そして、今度は腕をブンブン振りながら車を全力で通し始めました。
車は横断歩道と人を見て、止まっているのですが、それを「いいから、早く行って、早く!」と全力で動かそうとします。
車はちょっと遠慮しながら横断歩道を横切りました。
この風景を見て、思ったんですよね。
「あ、これが横断歩道のルールを変えようとしている瞬間だ」と。
「良かれ」と思ってやったことなのに
冒頭で書いたように、横断歩道は、歩行者優先で、車が止まるものです。
でも、止まらない車もいるし、事故にあってはいけないからと、ショッピングセンターなんかは、誘導の人を立てたりします。
大抵おじいさんで、たまにお姉さんもおばさんもいます。
すると、どうなるか?
「誘導の人がいて止めるなら、車は止まらなければいけない」
「誘導の人がいないなら、車は止まる必要なし」
・・・こんな風に勘違いする人も出てくるのです。
だから、誘導の人を立てないところでは、どうなるか?
車は止まらないし、横断歩道を渡ろうとする人も、車は止まらない前提で行動します。
もしかしたらですが、「誘導の人を立てる」というのが、横断歩道では止まらないということに繋がっているのかもしれません。
電車も同じ問題なのではないか?
以前私は、電車が降りる人が先でしょ?という話を書きました。
駐車場の話を考えている時に、電車の話も思い浮かんだのです。
関東・とくに都市部では、朝夕の通勤ラッシュ時に誘導スタッフがいます。
その人たちが「整列乗車にご協力下さい」「降りる人を優先させてください」「声を掛け合って降りてください」とか、色々言っているんですね。
それはそれで助かっている。
でも、その人たちがいない時間帯はどうなるか?というと、さっきの話と同じです。
「アナウンスされないから、しなくていい」という理由で、降りる人を先に降ろさない人も出てくるのではないか。
良かれと思ってすることが、逆効果になっている
元々は、横断歩道にいる人も、駅のホームの人も「良かれ」と思って生まれた仕事です。
事故がないように、安全に列車が運行できるように・・・でも、そのせいで麻痺してしまっている部分もあるのです。
その「その仕事の人がいない瞬間」をどうやって埋めるのか?
それは私たちの「法律知識」「マナー」「効率を考える」ということ。
でも、その3点が鈍っているのです。
正しい知識と判断力を養おう
では、どうすればいいか?
「横断歩道では止まる」は法律で決まっていること、「電車は降りる人が先」は皆が気持ちよくかつ効率的に進めるためのマナーなので、次元は全く別ですね。
法律で決まっていることは、法律を遵守すべきです。
横断歩道や駐車場に立っているおじさんは、サブ的存在です。
だいたい、「なんでこんな誘導するの!?」って人多いでしょ?(偏見)
100%信頼するのは危険なのよ、あの人たち(偏見)。
そして、マナー。
こちらは法律はないので「みんなが知っている」を作ることが大切ですが、それも難しい。
でも、「マナー」から間違っているものにはちゃんと「違う」「こうしたほうが良い」と言ったほうがいいと思うのです。
もしも私が注意した内容が違うことだったら、Twitterで議論になるかもしれない。
でも、そうやってマナーを作って、作り替えていくということで、ムダな事故やストレスが減るのではないかと思うのです。
こちらもどうぞ