こんにちは、ドクダミ淑子です。
私が半年前からせっせと通っている暗闇バイクエクササイズの話を。
私の行っているジムは、女性専用なので会員は全員女性なのですが、インストラクターは女性だけじゃないんですね。
男性もいます、知っている範囲だと2人くらい。
その中でインストラクターとしてやっている男性は、1人だけです。
仮にこの男性インストラクターを、レオ君(仮)としましょう。
先日、久しぶりにこのレオ君のレッスンを受けたのですが、その際に思ったんですね。
「もしかして・・・レオ君、ちょっと調子乗ってないか?」と。
若くて真面目な男の子、レオ君
女性インストラクター・女性会員の中で唯一の男性インストラクターなので、レオ君の存在はちょっと目立っています。
とはいえ、不定期でインストラクターに来る人もいるんですけどね。
ゴリマッチョ系のいかにも筋肉LOVEな人たち。
その中でも、レオ君はちょっと芯が細いタイプ。
半年前くらいに初めてレッスンを受けたころは、ちょっとオドオドしていて、真面目そうで、面白いことは言えなそうで・・・という感じでした。
まぁ若いもんなー、ゴリマッチョおじさんは面白いこと言ったり、「GO! GO! GO! GO!ゴゴゴゴゴー!!!」くらい言わないと盛り上がらないけど、レオ君だったら「みなさん、頑張りましょう!」って言えば許されるもんなー、若いっていいなー・・・なんて思っていたんですよ。
そこから、女性インストラクターのレッスンを受けることが多くなってきて、レオ君のレッスンを受ける機会が減ってきました。
そんな中、先日久しぶりにレオ君のレッスンに行くことになったのです。
レオ君の変化の兆し
さて、そんなレオ君のレッスンを久しぶりに受けることになりました。
会場に入り、ズラッと並んだエクササイズ用バイクの中で、私はいつものように最前列を確保します。
最前列にするのは、他人の動きが気になっちゃうからなんですよね。
他の人が見えると気が散るので。
最前列の中でも、端から埋まっていくのですが、私はその日真ん中をチョイスしました。
「レッスゥン、スタァートでぇす」
ちょっと溜めながら言うのはこのジムのインストラクターのクセなのでしょう。
ゆっくり、宣言をしてから、ドンドンズンズンとアップテンポな音楽が流れます。
「ワン・ツー、ワン・ツー」
私は痩せに来ているのだ、運動しに来ているのだ。
今動かしている筋肉はどこか、意識しながら運動することで効果的に動かすんだ。
そうだ私!頑張れ! ワンツーワンツー!
・・・そんな私に水を差すような声が耳に入ってきました。
「んあっ!!・・・ハァ、ハァ・・・」
ん?
ああん?
レオ君が調子に乗っているのではないか説
インストラクターがそんなに息切れするところではないので、わざと出していると思うんですよね。
なんであえいでるの?
『ダンベル何キロ持てる?』の女子たちのあえぎ声の逆バージョン?
そういうの、いらないんだけど。
私は純粋に、鍛えに来ているだけなんだけど。
でも、私はうすうす気づいていたのです。
スマホで予約状況を見ながらレッスン予約をするのですが、レオ君のレッスンが満員になるペースが他のインストラクターよりも早いことに。
「キャンセル待ち20人」とか表示されていることに。
レオ君が、ひそかにマダムたちの人気インストラクターになっていることに。
もしかして、サービスで「あッ・・・」とか言ってる?
息切れしたフリして、ババア共を喜ばせている?
ひょっとして、1番前のレオ君が良く見える場所に陣取っている私のことも、ファンだと思っている?
調子、乗ってる?
いや、それは・・・違う・・・はず。
そう思っていたらですね、1曲終わった時に、レオ君がやりやがったのです。
バチーン☆と。
ウインクを。
女からの需要があるからやっているのか説
もしかしたら、片目に汗がたれてきたから瞑っただけかもしれないですよ。
私の見間違いかもしれない。
でも、目が合った気がしてしまう私もいました。
ひょっとして、このウインクでババア共をトリコにしている?
何? ここにいるみんな、レオ君に会いに来ているってこと?
そして私も・・・?
いや違う、違うってばー!!!
オバサン向けアイドルって、楽しいのだろうか?
この資本主義社会では、需要と供給ってものがあり、それで成り立っているのです。
ということは、レオ君は需要があるから、ハアハア言っているわけで。
ここの会員の人・・・マダム(おばさん)達は、レオ君の顔+声を求めているのでしょう。
ああ、なんだか怖くなる。
そんなレオ君は、以前よりも輝いて見えました。
ねえ、レオ君に聞きたいんだけど。
マダム(おばさん)の人気って、集めて楽しいの?
それとも、どっかの手越みたく「ファンはみんな子猫ちゃん♥」みたいな感じなの?
・・・わからん。
だって、私おじさんにモテても全然嬉しくないんだもの。
自分もおばさんだけどさ、そこは置いておいて、棚にぶん投げて。
反応してしまう自分が恥ずかしい説
ということで必死にワタワタしていたら、30分のレッスンはあっという間に終わってしまいました。
おそるべし、レオ君。
でも、そうやって私も含めてオバサンたちの心を鷲づかみにして、退会しないように頑張っているんだなと思ったら、レオ君の成長を感じた自分もいました。
いや、もっとエクササイズに集中させてほしいのですが。
やっぱり、女性インストラクターにしよう。
そうしよう。
こちらもどうぞ