こんにちは、ドクダミ淑子です。
TVドラマ『偽装不倫』が終わったようですね。
結局1回も見なかった・・・
しかし、マンガ版は買い続けています。
LINEマンガで無料なのも知りつつ、ついつい紙を買ってしまうのは、きっと私がババアだからなのでしょう。
だって、まとめて紙でガーっと読みたいんだもの!
5巻が出ていたので、買って読みました。
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5巻のあらすじは?
公式サイトによると、こんな内容です。
ジョバンヒがインスタグラムにあげた写真を頼りに、花巻市を訪れた鐘子。ようやく会えた時、彼が周囲に隠してきた病状が悪化し……。
うすぅー!
うっすいよぉ!!
しかし、5巻の内容は大体これでまかなえてしまうというところもあります。
恋は思い込みなのだ
以前、3巻の感想で「恋って結局シチュエーションが重要で、そこにストーリーがあれば恋に落ちてしまうのだ。相手なんて実は関係ない」というようなことを書きました。
そして今回思ったのは、同じようなことで、相手に好意を持つことだって、思い込みなのだ、ということです。
鐘子さんは他の女の人と違う
大人で、優しくて、落ち着いてて
ジョバンヒは主人公・鐘子のことをこういう風に褒めます。
そして、「結婚していてもいいから、今だけは僕のものになって」なんて愛の言葉をささやきます。
でも、読者である私は鐘子の心の中を見ているから、そんな人には全く見えません。
そして、鐘子本人も自分はそんな女ではない、と否定します。
私、誰のものでもないよ
私、ずっと1人なんだよ
全然モテないし、婚活だって途中で投げ出しちゃったし
仕事だってフリーターみたいなもんだし
私、何者でもないんだよ
だから、結婚しているフリをしたの
何者かになりたくて
そして、この期に及んでも「私、本当は結婚なんかしてないの!嘘なの!」と言って彼を安心させることができず、ウジウジグジグジ・・・やっているわけなのです。
落ち着いた、大人の女なんてわけではないのです。
ジタバタしながら、脳内のたんこぶ(タラレバ娘でいう、タラとレバみたいなやつ)と自問自答し続けている、大人になり切れない女なのです。
結局、人間って、表面で見えていること(外見・声・喋り方・話の内容)で内面はこういう人だろうと思い込み、その虚像を好きだとか嫌いだとか言っているんだなと、改めて思うシーンでした。
「嘘」はついちゃいけないなぁ
そんな「恋なんて思い込みだ」と再度感じたのが、5巻でしたが、改めて「嘘」って面倒だなぁと思いました。
1度嘘を吐くと、それをカバーするために嘘を吐き続けなければいけないくて、どう考えてもボロが見えているところでも、嘘を上塗りしなければいけなくなります。
やっぱり、そういう細かい設定を忘れずに覚えて置き、嘘を吐くときにその設定を思い出して嘘を作って、面倒くさいことなんですよね。
私はずっと、「彼氏いない歴=年齢」のときも、「元カレが1人いる設定」だったので、その嘘の上塗りはめちゃめちゃ面倒でした。
一応、設定がブレないように、「大学時代の同級生の○○君と付き合っていたことにしよう」「大学の同級生に対しては、バイト先の△△君と付き合っていることにしよう」と決めて、それぞれ上手いこと嘘をつけるように工夫していました。
でも、それも面倒だったな。
「彼氏いない歴=年齢です!」ってキッパリ言えていたらどんなにラクだったのだろう。
そして変な見栄を張らなければよかった。
・・・今でもそんな後悔があります。
だからこそ、鐘子の「偽装」に対してイライラしながらも、わざわざ買って読み続けている理由なのかもしれません。
ベタな韓流ドラマのような展開になり、そろそろオチが見えてきそうな流れ。
終わるのは惜しいですが、なんだかんだで楽しみです。
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