こんにちは、ドクダミ淑子です。
(冬ソナのテーマ曲で)
タラララ~ タラララ~ラ~ タラララ~ タラララ~ララ~
タラララ~ララ~ タラララ~ララ~ タラララ~ラ~
こちらのマンガを読みながら、ずっと「冬ソナのテーマ」が流れていました。
『偽装不倫』
現在2巻まで出ています。
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冬ソナと言えば、私は大学1年生でバイトを始めた時に、60代のおばちゃんから20本のビデオをドンと渡され、付き合いで全部観たことがあります。
人生の中で5本の指に入るムダ時間 is 冬ソナ全話・約20時間。
その話は置いておいて。
どんな内容なの?
『偽装不倫』は、日韓同時連載というWEBマンガだそうです。
作者も、韓流ドラマを意識していたということが、あとがきで書かれています。
公式サイトの1巻の紹介はこちら。
「嘘でもつかないと、もう恋なんてできない」
独身、実家暮らしの鐘子(しょうこ)は30歳。
3年がんばっても成果の出ない婚活に疲れ、癒しを求めて韓国へひとり旅――のはずが、行きの飛行機でイケメンと「禁断」の出会い!?不毛な婚活により女としての自信をなくし、「私は絶望的にモテない」と自覚する鐘子は、突然目の前に現れた若く親切な韓国人男子を前に、自分を偽ってしまう……。
一人旅で独身女がイケメン韓国人に出会い、「結婚している」と嘘を吐いたまま、「ボクと不倫しませんか?」を受け入れてしまう・・・という話です。
なぜ、彼氏や夫がいないのに、いるように装ってしまうのだろう?
そもそもね、普通に「独身です」って言えば、言ってしまえば、普通の恋愛になるんですよ。
なぜイケメンが何の変哲もない女にいきなり熱烈アタックをかけるかは置いておいて。
でも、鐘子はそれをしなかった。
バカバカ―!なぜだー!?と思うのですが、ふと自分の記憶を探ると、似たようなことをした経験があったんですよね。
「一人旅です」と言えなかった
私は大学生の時から、一人旅をするようになりました。
と言っても、お金がたくさんあるわけではないので、青春18きっぷ(1日あたり約2000円でどこまででも行ける)+素泊まりの宿みたいな組み合わせでした。
ある時の宿泊先は、谷川岳にある旅館でした。
家族経営であろう、こじんまりとした宿に、素泊まり3000円とかで泊まりました。
素泊まりだし、夕方くらいに到着して、お風呂入って、そのまま寝よう・・・そのくらいのノリでした。
しかし、思いがけないことが起こったのです。
「失礼します。夜食のうどんをどうぞ」
ご主人らしき男性が、突然うどんを持って入ってきました。
なぜ?なぜ突然うどん?
夜食にしてはサイズでかくないか、これ。
疑問符ばかりが出てくる私におかまいなしで、おじさんはうどんをちゃぶ台に置き、そして私が食べている間、話しかけてきました。
「お味はどうですか?」「お、おいしいです」
「なぜこちらに泊まったのですか?登山なんかをなさるんですか?」
「いえ・・・」
「じゃあ、誰かに会いに行くのかな?」
おじさんの顔は次第に「怪訝」という文字が浮かび上がってきました。
・・・あれ?
もしかして、「私、一人旅です」って言ったら、自殺志願者みたいに見られるのではないか?と思ったのです。
それだったら、嘘をついてこの場を逃れて、とりあえずやり過ごして しまった方が楽だなと思いました。
「実は・・・新潟の方に彼が住んでいて、会いに行く途中なんです。」
なんとなく照れた感じで言いました。
「そうなんですね」
おじさんは、なんとなく安心しているように見えました。
「新潟のどの辺ですか?」
そこから必死に嘘を重ねます。
「新潟市の方です。でもまだ行ったことがなくて詳しくは知らなくて。会う約束しているのは明日の夜なんですけれども、ちょっと途中で観光をしようかなと思って・・・」
「そうですか・・・」
なぜ東京から新潟の彼に会いに行く途中で、谷川岳の山奥の宿にたどり着くんだ!?
ツッコミどころ満載の「遠距離恋愛中の恋に会いに行く女」が出来上がりました。
偽装し続ける理由はきっと、自分が傷つくのが怖いから
鐘子の偽装も、おそらく初めはこんな感じだったのでしょう。
恋人や夫がいると言った方が、相手が安心感を持つ、なんとなく「身元がしっかりしている感」を演出できる。
偽装してしまう人の気持ちは、よくわかります。
しかしなぜ、鐘子は偽装し続けてしまうのか?
彼女の偽装は、「傷つくのが怖い」に変わってきているなぁと、1巻の終盤を読んでいて思いました。
どんどん引き寄せられるぞ、これ。
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